【BMO Vol.6】BIGMAGIC Sunday Modern Round 1 覚前輝也(大阪)対 中尾 翔馬(京都)

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text by 林 翔也

92人で始まったBIGMAGIC Sunday Modern。

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栄えある1戦目は「青白エルドラージ」を選択した覚前(写真左)と、「Goblins!」を選択した中尾(写真右)のゲームをお送りする。

GAME1

中尾が《山》、覚前が《ウギンの目》と速そうなデッキ同士のセットランドだが1ターン目の動きはお互いに無し。しかし、中尾は《信号の邪魔者》を生贄に捧げての《カルドーサの再誕》と一気に3体のトークンを戦場へ。覚前は《空中生成エルドラージ》で迎え撃つ。

中尾の全軍アタックは《空中生成エルドラージ》のブロックによって1体のトークンが減らされてしまったが、また《信号の邪魔者》が《カルドーサの再誕》されてトークンが補充されクロックを絶やさない。しかし、度重なる《カルドーサの再誕》により手札の減った中尾。覚前のトークンを生贄にしての《難題の予見者》に《アタルカの命令》と《ゴブリンの奇襲隊》を見られ、その内《アタルカの命令》が追放されてしまうと、ライフ17の覚前を倒すには物足りない打点になる。《エルドラージのミミック》がさらにブロッカーとして登場。

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相手の場が薄い間に攻撃を通したい中尾、先程公開した《ゴブリンの奇襲隊》をキッカーでプレイし、2体のクリーチャーが討ち取られるも8点のダメージ。さらに《変位エルドラージ》が覚前の、《信号の邪魔者》《メムナイト》が中尾の場に追加される。横に並べられなければ押し切れそうな場になってきたが、覚前は《溢れかえる岸辺》《神聖なる泉》アンタップインで3点のライフを失いながら《希望を溺れさせるもの》をプレイ。完全に中尾の攻撃はシャットアウトされ、さらに《難題の予見者》《現実を砕くもの》と出されて場は完全に覚前のもの。あと6点のライフを削る火力を引くことは出来なかった。

覚前 1-0 中尾

「トークンはいっぱい出せたのですが、相手の方にもいっぱいでてきましたね」と中尾。エルドラージは無色のエルドラージ達による点での強さと、青いエルドラージ達による面での展開力の両方を持っている。これを打ち破る策を中尾が持っているかが焦点となる。

 
GAME2

中尾は今度は打って変わって《ゴブリンの先達》《信号の邪魔者》と迅速な攻め。《ゴブリンの先達》による効果で《エルドラージのミミック》が公開され、それを《エルドラージの寺院》から1ターン目に出す覚前だがそこには《稲妻》。

再び《エルドラージのミミック》を繰り出す覚前だが、《メムナイト》から《無謀な奇襲隊》! アタックの後に《ゴブリンの先達》は《流刑への道》により追放されてしまったが、覚前は《エルドラージのミミック》を《ゴブリンの奇襲隊》に差し向けライフは11へ。覚前はクリーチャーを展開できず、ターンを返すのみ。

中尾の《アタルカの命令》をプレイしてのアタックはまたも《流刑への道》によりダメージが減らされてしまうが、確実に覚前の残り時間は減っていく。何は無くともブロッカーが必要な覚前は《果てしなきもの》を稲妻で焼かれないようにフルタップしての4/4でプレイするが、そこにターンエンド時に《稲妻》。そして《ゴブリンの先達》、《ゴブリンの手投げ弾》。ライフは0へ。

覚前 1-1 中尾

 
GAME3

覚前は序盤に展開できず、土地も多い手札をマリガン。
2ターン目に《果てしなきもの》を2/2で着地と落ち着いたスタートの覚前に対し、中尾は1ターン目《信号の邪魔者》、続くターンに《ゴブリンの先達》《軍勢の忠節者》でブロッカーとしての《果てしなきもの》を無力化する。

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《空中生成エルドラージ》を追加する覚前だが、そのトークンはブロックに使えず《空中生成エルドラージ》自身のタフネスも1と《軍勢の忠節者》の前には心もとない。《ゴブリンの先達》が加えられての再びのフルアタックに《信号の邪魔者》は《空中生成エルドラージ》、《軍勢の忠節者》には《果てしなきもの》は立ちふさがるが、そこに《アタルカの命令》が突き刺さる。この時点でライフは2。場と中尾の手札にある火力の両方を解決する手立ては残されていなかった。

覚前 1-2 中尾

モダンはマジック界のe-sportsだと言われる事がある。エルドラージデッキの登場、そしてプロツアーでの大暴れとともにその認識は一部のプロプレイヤーから広がり、今ではモダンを嗜む一般のプレイヤー達にも浸透している。
e-sports本来の意味からすればモダンのみがそう呼ばれるのは不思議だが、e-sportsには相手にとってどうしようもない理不尽とも言えるゲーム展開をした時、感じる爽快感と共に「e-sports!」と叫ぶ風習があるらしい。おそらくそこから取ったものではないだろうか。
確かにエルドラージデッキが相手に与える理不尽感は高レベルであり、使用者の爽快感も半端なものではない。
しかし、このゲームでは普段e-sportsと叫ぶ側のエルドラージが逆にe-sportsと叫ばれた。もしかすると、この大会ではエルドラージは鳴りを潜めるかもしれない。そう予感させてくれるゲームとなった。

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