月の大魔術師/Magus of the Moon

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/07/20

月の大魔術師/Magus of the Moon

月の大魔術師/Magus of the Moon

月の大魔術師/Magus of the Moon

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7月20日と言えば何の日かご存知だろうか。

 

1969年、アポロ11号が月面着陸に成功、人類が初めて月に降り立った記念すべき日なのだ。

 

アームストロング船長が地球に送った「この一歩は小さいが、人類にとっては大きな飛躍である」というメッセージはあまりにも有名である。


 

さて、マジックでも月に関係のあるカードは多数あるが、今回は「人」が月に降り立ったということでこの1枚をチョイスした。

 

特殊地形を縛りながら、クロックとして相手のライフを削りに行けるアグレッシブなカードだ。

 

3マナ2/2は立派な戦力とは言いにくいが、しかし最低限の打撃力は備えているのも事実であり、特殊地形が封じられてもたついている所に《梅澤の十手》など各種装備品を担いで攻め込むことができるのはエンチャントである本家《血染めの月》にはない利点だ。

 

実際、この点を高く評価して採用しているデッキが「オール・イン・レッド」や「ドラゴンストンピィ」といった初速に全てをかけているデッキ達だ。


 

話は変わるが、このクリーチャーの持つ能力は時として面白い状況を作り上げることがある。

 

全てのクリーチャーが全ての能力を失うという驚異の効果を持つ《謙虚》。

 

これと《月の大魔術師》が場に揃うと...

 

カードのテキストだけ読むと、月の大魔術師が全ての能力を失って1/1となり、特殊地形はそのままという盤面が思い描かれることと思う。

 

しかし現実はそうではない。

 

《月の大魔術師》の能力は、オブジェクトの特性に関する継続的効果というルールの中の第4種というものに分類される。

 

同じく《謙虚》のそれは第6種と第7b種。

 

これらの効果は数字が若い順に適応されるというルールであり、まず特殊地形が山になる。

 

次いで全てのクリーチャーが全ての能力を失い、そして1/1となるのだ。
このクリーチャーは所謂バニラになっても場に影響を及ぼし続ける、まさに大魔術師と言うべき存在なのだ。


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