復讐の亜神/Demigod of Revenge

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/10/31

復讐の亜神/Demigod of Revenge

復讐の亜神/Demigod of Revenge

復讐の亜神/Demigod of Revenge

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人間以上神未満、といったところか。「亜神」という言葉、神に似て神にあらざる者。

 

うーん、俗に言う「中二」心が擽られる響きではないか。ともかく、この神の如き存在のサイクルが「シャドウムーア」「イーブンタイド」で登場した。

 

その中でも最もインパクトがあり、強力だった《復讐の亜神》。そのままこのサイクルの代表となり、亜神サイクルと呼ばれるようになった。

 

この《復讐の亜神》、5マナ5/4飛行速攻という素のスペックは《雷口のヘルカイト》に比肩するものだ。

 

これが現代のクリーチャーインフレの少し前に既に登場していたのだ、そのカードパワーの高さたるや。

 

ズバ抜けた打点は、当時の赤単系デッキの隆盛を約束した。

 

5マナ5点火力のようなものだし、《神の怒り》で流され、息切れをしてもこれを1枚トップすれば戦線はあっという間に復元できる、というかゲームに勝つ。

 

クウィンタプル・シンボルという強烈なマナ拘束も、赤単ならば何も気にならない。

 

《変わり谷》が採用しづらくなるが、元より《月の大魔術師》の方を優先しているため気にはならない。

 

タフネス4であること、黒いことも数々の除去に対して耐性を持たせている。

 

赤のマナ加速から一気に叩きつけて勝負を決めに行く「デミゴッド・ストンピィ」なるデッキもエクステンデッドで誕生した。

 

一方、黒であることを生かした構築は、主に当時のレガシーで見ることが出来た。

 

《生き埋め》《直観》などで墓地に貯めた後《暗黒の儀式》から叩きつけてブーーーンと突っ込んで勝利。単純明快にして破壊力・爽快感は満点だ。

 

《再活性》などで釣り上げても能力は誘発しないことに注意してほしい。

 

能力と言えば、当時よく見た光景が「亜神プレイ」「うーん、打消し!」「じゃあ能力解決して、亜神戻しますね」「Oh...」というものだった。

 

こういったミスは、誰でも経験するものだ。恥ずかしがってはいけない。2回同じことをしなければ良いのだ。そうやって、皆強くなっていくんだ。

 

亜神様は、イラストをご覧になればお分かりの通りその御手を失っておられる。

 

これを《亜神の拳》で本来の所有者にお返しをすると、7/6飛行速攻先制攻撃委縮。神すらも屠りさる本来のお姿だ。


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