電結の荒廃者/Arcbound Ravager

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/10/05

電結の荒廃者/Arcbound Ravager

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+1/+1カウンターの話で、避けて通れない存在と言えば《電結の荒廃者》だ。

 

これほど邪悪なクリーチャーもなかなかいない。

 

能力はシンプルなもので、アーティファクトを食えば食うほどデカくなる。

 

もし、自身が除去されるようなことになれば、その蓄えたパーツを他のアーティファクトクリーチャーに託す「接合」能力も持っているため、結構遠慮なしにバクバク食べさせて大きくすることが可能だ。

 

複数引いてしまった《霊気の薬瓶》やアーティファクト土地なんかうってつけの存在だ。

 

さらに、登場した「ダークスティール」の頃にはまだ「ダメージスタック」というルールが存在したため、相手のクリーチャーと相討ち確定のアーティファクトクリーチャーをダメージだけスタックに乗っけてパクリと食べてしまうことも出来た。

 

これだけ支配力の高いクリーチャーが無色で2マナなのだから恐れ入ったぜ。

 

何よりも、この時代はこのラヴィッジャー(英名Ravager)君と「併せて使って勝ちなさい」と書かれているカードが多すぎた。

 

《大霊堂の信奉者》は、このラヴィッジャー君がご飯を食べている横で対戦相手に怨念を飛ばして瞬く間にライフを削ってしまう。

 

この魔界のコンビネーションは、2005年3月20日に揃ってスタンダードで禁止カードとなった。

 

そのコンビがライフを削るのと同時に、膨大なアドバンテージをもたらしたカードが、かの悪名高き《頭蓋骨絞め》である。

 

言うまでもないだろう。1マナで凧やカエルが2ドローと1点ダメージとラヴィッジャー君のカウンターになる。

 

引いてきた構築物にさらにもたせて食べて...当時のスタンダードはもはや別ゲーと化していたのだった。

 

この極悪サポーターはコンビより半年早く2004年6月20日に禁止カードとなった。

 

では、最後にこのラヴィッジャー君の全盛期である「電結親和」のリストを見てお別れとしましょう。

 

3《ダークスティールの城塞》
3《空僻地》
4《大焼炉》
4《囁きの大霊堂》
4《教議会の座席》
4《大霊堂の信奉者》
4《電結の働き手》
4《電結の荒廃者》
4《金属ガエル》
4《マイアの処罰者》
4《溶接の壺/Welding》
3《黄鉄の呪文爆弾》
4《彩色の宝球》
4《頭蓋骨絞め》
4《物読み/Thoughtcast》
3《爆片破/Shrapnel Blast》

 

悪魔のデッキや!


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