カーノファージ/Carnophage

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/11/20

カーノファージ/Carnophage

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1マナ2/2は素晴らしい。

 

2マナ2/2、所謂「熊」がマジックの基本として定められているため、それより1マナ安く同戦闘力のクリーチャーを運用できるとあれば、これは格安というほかない。

 

だが、無条件で安さの恩恵のみを受け取れるほど世の中は甘くないというのは、多くの読者の方がご存知の事かと思う。

 

当コーナーでも幾つか「オイシイだけじゃない」カードを紹介してきた。今回もそんな1枚を紹介したい。

 

《カーノファージ》は、自らのライフを犠牲にアグレッシブに攻めるという「スーサイド」戦略の代表格とも言える1枚だ。

 

このカードで殴るためには、アップキープに1点のライフを払う必要がある。

 

ちょっと身体の1部の余分な肉をこのゾンビに食べさせてあげるのだ。

 

もしそうしなかったら、このゾンビはひもじくなって寝てしまうのだ。

 

ただし血肉を少しでも提供して活性化させてやれば、対戦相手にはその倍の危害を加えてくれるのだ。

 

10点のライフを支払って、相手のライフを20点削るというのは、決して高い買い物ではない。

 

何点ライフを支払おうが、先に相手のライフを0にして、勝てば良かろうなのだ。

 

また、もし自分のライフも1点を争うような危険な状態になれば、肉を供することを拒否して寝かせてしまっても構わないのはこの手のカードにしては融通が利いて素晴らしい。

 

この黒い《サバンナ・ライオン》、当時の黒ウィニーユーザーには待望の1枚だった。これで《肉占い》との1マナ2/2ゾンビのコンビ(ゾンビネーションとでも言おうか。いや忘れてくれ)が誕生、8枚体制となり高い確率で1ターン目にクロックを展開することが可能となった。

 

このコンビには、ゾンビトークンが場を離れても《肉占い》のダメージを受けずに済むなどの些細だがありがたいシナジーが存在する。

 

このカードはクロックとしては勿論、コンボパーツとしての役目も果たしていた。

 

1マナ2/2でコンボ?となるが、1ターン目に《カーノファージ》、2ターン目に《暗黒の儀式》《暗黒の儀式》(あるいは《裏切り者の都》)から《憎悪》と繋いで18点支払い2ターンキルを行うデッキ「ヘイトレッド」が存在し、カーノファージはそれのスタンダード・エクステンデッド両方のデッキで1ターン目の最高のアクションとして輝いていたのだ。

 

このカード名を直訳すればcarnとphageで切って「肉を喰うもの」といったところだろうか。

 

いやこれだと《肉喰らうもの》と思いっきり被るな。「肉喰らい」いっそ「肉喰い」ぐらいがいいだろうか。


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