ルアゴイフ/Lhurgoyf

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Card of the Day -今日の1枚- 2013/11/19

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「しまった!逃げろ、ハンス!ルアゴイフだ!」の言葉であまりにも有名なカード。

 

後に数々の派生形が誕生した墓地参照クリーチャーの元祖である。

 

このクリーチャーは、全ての墓地にあるクリーチャーの枚数に等しいパワー(とそれ+1のタフネス)を持つ。

 

まずクリーチャーが死んでいることが条件になるカードであり、一度も戦闘や除去・ハンデスが発生していないゲームなら4マナで0/1という悲しすぎる能力となるが、幾たびかの相討ち・除去の打ち合いの末に降臨した場合10/11のような4マナでは到底考えられないサイズとなることも。

 

そのため、ビートダウンの息切れを防ぐ目的でよく投入されていた。4マナというコストも、ウィニーデッキの最終盤などには持って来いだ。

 

《嵐の束縛》という、色も能力も最高に噛み合っている相方が同じ「アイスエイジ」で登場していたのも追い風だ。クリーチャーを捨ててブロッカーを焼いて、ダメージは加速していく。

 

今見るとトランプルがあっても良いよなという意見も聞くが、もしこれに貫通力までついてくると考えるとそれだけで恐ろしい。

 

さて、冒頭で述べた「ハンス」への一言。後に「時のらせん」で登場した《サッフィー・エリクスドッター》の最後の言葉であり、マジックファンにはお馴染みである。

 

このサッフィーお姉ちゃん、「第5版」にて初邦訳の際、弟のハンスと同様に男と勘違いされてしまい、そのため男っぽいセリフ回しになっていた。

 

この誤訳は、ただでさえインパクトのあるセリフに裏話を付与し、結果として忘れられない愛されるセリフとなった。

 

しかしいつまでも誤訳のままではいけないという思いもあったのだろうか、「統率者」にて再録された際「ああ! ハンス、逃げて! ルアゴイフよ!」という訳に改められた。

 

これでスッキリ、という訳だが...個人的には「しまった!~」の方が好きかなと。

 

緊急時ならこういう口調になっても違和感はないしね。


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