2013/12/06 破砕団の兄弟 - Card of the Day -今日の1枚-

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破砕団の兄弟/Shattergang Brothers

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ジャンドカラー、「アラーラ再誕」の登場により、一気に強い色の組み合わせへとのし上がった3色だ。

今でもモダンやレガシーでは有力な候補となっているカラーリングである。この色の良いところはアドバンテージを確実に得ながら安定した打撃力で攻めていけるという部分だろう。

青がなくても、アドバンテージは稼げるのだ。クリチャー・土地・アーティファクト・エンチャント・PWと全てのパーマネントを破壊し、インスタントおよびソーサリーも手札破壊してしまえば対処できるのだ(トップから降ってきたものは知らない)。

今日の1枚であるこのゴブリンの兄弟は、そんなジャンドの器用さと、もう一方で同じぐらい不器用な部分とを同時に体現した素晴らしいクリーチャーだ。

彼らに何らかの物資を託して依頼をすれば、彼らはそれと同等のものを対戦相手から奪ってくれる。

決して狙ったものが潰せる訳ではないというのが、なんとも依頼人泣かせな部分はあるが…

ハマれば、こちらのエコーや想起でどのみち死んでしまうクリーチャーと、相手の巨大な単騎生物を道連れにして今日もご飯がうまいと言えるだろう。

統率者戦での暴れっぷりは、まさにテロリストである。

1:複数交換を数回行えるというのは、例えそれがゲームをひっくり返せるようなものでなくても「気持ちが良い」ものである。

あくまで自分はテロリストであり、正義のヒーローや悪の黒幕などではない。ただ、自分の我儘で暴れるだけだ。

何かの目的があって暴れるわけではなく、暴れること自体が目的のどうしようもないやつになるのだ。

そう、最早ゲームに勝つことすら目的にしてはいけない。

時には誰かに「あいつのエンチャントをどかしてくれ」と頼まれることもあるだろう。

その時は、ラヴニカでギルドに属さず仕事人として生きる兄弟の様に答えてやろう―――「そいつぁ高くつくぜ」

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