2014/01/22 狩り立てられたウンパス - Card of the Day -今日の1枚-

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狩り立てられたウンパス/Hunted Wumpus

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フードウィークと言いつつ、いきなり食べ物ちゃうやん!と思われるかもしれないが、フレイバーテキストには一頭仕留めると12人の人間を1か月養えると書かれており、これが食用のために狩り立てられていることがわかる。

おそらく、干し肉や塩漬け、ハムなんかにして保存するのであろう。ウンパスの見た目・特にその脚部から判断すると彼らは草食動物なのではないだろうか。

少なくとも肉を主食にしている動物ではなさそうなので、その肉は美味しいんじゃないかなと。かなり野性味は強そうなので、ヨモギや胡椒といった臭い消しは必須になることかと思われる。フライパンぐらいの大きさのガーリックステーキなんかにしても美味そうである。特に顔の周りの黄色い毛の部分が。まあこんな話はこれぐらいで。

このウンパス、デメリットはあるがマナレシオが非常に高い大型サイズのクリーチャーである。

これが場に出ると、対戦相手はクリーチャー限定の《実物提示教育》の恩恵を受けることが出来る。これがこのカードの焦点であり、例えば《引き裂かれし永劫、エムラクール》なんかが溢れ返っている環境では使うだけ損ではあるが、ノンクリーチャーに近いデッキや小粒ばかりの「スライ」を相手にする際は、4マナに見合わぬサイズで存分に役に立ってくれることだろう。メタゲームをしっかりと見抜く力が問われる1枚である。

これの一番の活躍は旧エクステンデッドでのvs「ネクロドネイト」時のコントロール。向こうは《ファイレクシアの抹消者》というアグレッシブサイドボードで攻めてくる。これに対抗するべく、じゃあこっちはそれよりデカいやつ出してやるよというプランである。これが立っているだけで抹消者は何体並んだところでピクリとも動けないだろう。

このカードデザインを開発はいたく気に入ったのだろう、後に「狩り立てられた」サイクルとしてリブートされることとなった。それらは相手にトークンが出るというデメリットであるため、ウンパスのようにメタを読むとかはないのだけれど。

そもそも「ウンパス」とはこのカードが作られたことで誕生した種族である。古きテレビゲーム「Hunt the Wumpus」が元になっている。このゲームで狩られていたウンパスという獣、おそらく開発中のニックネームだったものがそのまま製品に採用されたんじゃないだろうか。

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