2014/01/28 スリヴァー軍団 - Card of the Day -今日の1枚-

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スリヴァー軍団/Sliver Legion

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デカァァァァァいッ説明不要!!で終わる訳にもいかないので、早速紹介して行きたい。

スリヴァー達は現在第4世代まで誕生している、息の長い部族サイクルだ。その第3世代における伝説のスリヴァー枠がこの《スリヴァー軍団》である。

全ての始まりである偉大なる母親《スリヴァーの女王》、遺伝子操作の産物かはたまたミラーリの魔力が生んだ怪物か《スリヴァーの首領》、この前例にならって、このカードも5色5マナ7/7というスペックである。これからの伝説のスリヴァー達にもこの伝統は倣って欲しいものである。


スリヴァーといえば、ご存知の通り個々が持つ個性を群れで共有してより強い存在となる部族であり、群れることが彼らの強みである。我々の世界で言うところの「群体」と呼ばれる生態を持つ生物群のアッパーヴァージョンと言って良いだろう。


そんなスリヴァー達の伝説的な存在は、女王・首領共に共有能力は持っていないのがポイントである。

彼女らは、他のスリヴァーには共有できない(する必要がないと言った方がいいか)爆発的な繁殖・群れの統制といった能力を有しているからだ。

そんな先代の伝統をこのスリヴァーも引き継いでいるのかと思いきや、彼らはしっかりと共有能力を持っている。これはどういうことだろうか、伝統の放棄になるのだろうか?


背景ストーリーとカード名から考察すると、このカードの立ち位置が明確になる。《スリヴァー軍団》という名称から、単一の存在を指しているわけではないのは一目瞭然だ。

この「軍団」というのは、「次元の混乱」のストーリーにおいて、スカイシュラウドの森林地帯を襲撃し、そこを守護するフレイアリーズと戦った夥しい数のスリヴァーの群れのことだろう。

最終的にはフレイアリーズがその命を落とすほどの脅威の存在となった軍団は、それらすべてをひっくるめて1つの伝説的な怪物であるという解釈から、このようなカードになったのではないだろうか。


軍団員が増えれば増えるほど強くなる、これほどまでにスリヴァーを体現したカードはないだろう。これが場に出ているということはほぼゲームオーバーの証なのだ。

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