アーティのおせっかい/Ertai's Meddling

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Card of the Day -今日の1枚- 2014/01/18

アーティのおせっかい/Ertai's Meddling

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最初にこのカードを見た時は「おせっかいって」と笑ってしまった。

 

「Meddling」は後に「翻弄する」「翻弄」と訳されている。
このカードも現代風に訳するならば「アーティの翻弄」となるのだろう。

 

しかし、ここが「おせっかい」となっていることで逆に忘れられることのない1枚となっている。

 

「アーティの翻弄」では「どのカードやっけ?」と記憶の底に埋もれてしまっていたことだろう。このおせっかいがもたらすのは、呪文の遅延である。

 

本来その場で解決されるはずのものを一端脇にどけて、遅延カウンターが全てどけられるまで封じておくことができるのだ。

 

これは実質的にシングルシンボルの扱いやすい打消し呪文として運用することになるだろう。

 

特に1ターンでも稼げればOKというデッキが使うことになる訳だが、それがどういった盤面なのか考えてみよう。

 

クロックパーミッションなどで相手のライフを削りきるのに十分な盤面が完成している状態で、相手が叩きつけてきた全体除去を打ち消せば、やっていることは《対抗呪文》であり《Time Walk》なのだ。

 

対コンボにおいても、お膳立て・土台作りをした上で何かをすることでコンボを達成させるデッキを相手にした場合にはその効果は劇的なものとなるだろう。

 

《ライオンの瞳のダイアモンド》を砕いてからの《冥府の教示者》をズラされると普通に打ち消されるよりも凹みそうだ。

 

まあそれだけなら、他の打消しでもいいじゃないかという話になるのだが...というか、後に未来予知では挙動がほとんど同じでありながら2マナで使用した時の効果がより大きい《遅延》が作られたのでそっちを使えと言う話になるのであるが、

 

それでもこのおせっかいは実はそれらのカードに出来ない芸当が可能という時点で大いに勝っているのである。

 

それは、このカードのどこにも「打ち消す」と書かれていないから出来ること。

 

《遅延》を構えている時に叩きつけられたのが《至高の評決》《抹消》あるいは《魂の洞窟》経由の《原始のタイタン》であったなら...

 

それら「打ち消されない」呪文をおせっかいであれば対処できるのである。

 

この助言をおせっかいとは思わずに、是非一度検討して欲しいと思うのである。


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