2014/02/18 ヘルドーザー - Card of the Day -今日の1枚-

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ヘルドーザー/Helldozer

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名前が良いカードは良いカード。僕の中で勝手に作っている法則である。この法則によると、《ヘルドーザー》は「最高」の1枚らしい。Hell(地獄)とBulldozer(ブルドーザー)の合成語である。ヘルドーザー、うーん響きが素晴らしいね。これが「地獄ドーザー」とかになっていなくてホッとする反面、それはそれで見てみたかったとも思う。

イラストがすごいカードはすごいカード。これまたマイルールで申し訳ないが、そういうことなのである。この法則において、《ヘルドーザー》は「超絶」の1枚であると評価されている。すごいよこのイラストは。酸やら毒液やらをまき散らす鉄球が両手。それで解体工事をしている巨大ゾンビ。その顔。何処か悲しくもあるその表情、巨人が意志なき死体となっても蘇生術で肉体を維持され、強制的に労働をさせられている…そんなストーリーが垣間見える、もの悲しげな表情。いいよヘルドーザー。素晴らしい。

実際にカードとしては、6マナ6/5という恵まれた体格の持ち主。人を殺めるのに十分なスペックは持っている。注目すべきは、その起動型能力。黒マナ3つとタップで土地を1枚叩き割る。ブルドーザーとしての仕事を体現したこの能力、瓦礫の山にしたものが基本土地でなかった場合、ヘルドーザーさんの謎のスイッチが入り「もう一回!」とアンタップするのだ。

このまま土地をもう1枚壊してマナを縛りにいっても良いし、相手のマナが伸びないようにしながらパワー6で殴りかかるも良し。所謂「脳みそ筋肉」に見えて、なかなかどうして手数の多い1枚である。いや、なんにせよやってることは脳筋か。


コイツほど、場に出して気持ちがいいクリーチャーもそうそういない(あくまで僕個人の意見だが)。リアニメイトやマナブーストなどを用いて高速召喚されたヘルドーザーさんは、相手にとって悪夢そのものである。エクステンデッドの「黒コントロール」やレガシーの「Train Wreck」にて活躍。これらのデッキを作ったヤツらは、メタルが好きに違いない。


若い連中で構成された爆音ヘヴィロックバンドが、後先あまり考えずにつけたバンド名っぽい。合金風のロゴがこのジャケットには映えるだろう。このカードは「Killdozer事件」という実際に起きたテロ行為が元ネタであるとも噂されている。その辺も、メタルっぽいのだ。

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