2014/02/20 最高の時 - Card of the Day -今日の1枚-

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最高の時/Finest Hour

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メタルと言っても、ヘヴィメタルだけではなく様々なジャンルが存在する。僕は、あまり細かいことは考えずにザックリとメタルという捉え方をするようになったが、昔は「○○は××メタル」みたいなジャンル分けに妙にこだわったものだ。

そのジャンルの中に、シンフォニックメタルというものがある。従来のメタルサウンドに、オーケストラや合唱を取り入れた、シンフォニー(交響曲)であるかのような、それでいてメタルな音楽のことである。その音はこれでもかと言うほど「ファンタジー」。そもそもそういう世界観を描くことをコンセプトにしたバンドが用いる表現方法である。


この《最高の時》のイラストは、そんなシンフォニックメタルのジャケットであってもなにも違和感はない。むしろ、このカードからそういったサウンドが聴こえてくるレベルの1枚だ。


クリーチャーが単独で攻撃することを良しとする断片「バント」を体現した1枚である。

賛美と、単独攻撃時に誘発して追加の戦闘フェイズをもたらす、ザ・バントなエンチャント。これがある状態でパワー3のクリーチャーで攻撃した場合、まず4/4となり4点のダメージを与える。そして2回目の攻撃で再び賛美が誘発し、パワーは5に。パワー3のクリーチャーが9点のダメージを与えるという、とんでもないダメージ倍化装置なのだ。

さらには、周りに他の賛美クリーチャーなどがいれば、そのターンの内に決着をつけることなど容易い。賛美を中心としたデッキは、単独で攻撃したクリーチャーを除去された場合、著しくスピードダウンしてしまうという弱点がある。しかしこのカードがあれば、例え最初の勇者が道半ばで倒れてしまっても、その剣を引き継いだ次なる勇者が必ずや成し遂げてくれるだろう。


これを複数枚貼れば、その枚数分だけ追加の戦闘フェイズを得ることが出来る。だが注意してほしいのは、追加のフェイズを得たタイミングでクリーチャーをアンタップするということ。そのため、どれだけ最高の時が訪れようとも、同一のクリーチャーで3回以上の攻撃は出来ないのだ。

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