2014/02/25 鳩散らし - Card of the Day -今日の1枚-

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鳩散らし/Dovescape

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《都市国家の神、エファラ》は、各種ミッドレンジ系のデッキでの採用が多く「小神」サイクルでも最も活躍している1枚である。そんなエファラとの相性が良いかどうかはさておき、本日紹介するのはビッグ・エンチャントの《鳩散らし》だ。

まず、デカい。トリプルシンボルの7マナエンチャントなんて、稀に見る巨大物体である。このビッグ・エンチャント、重いのには勿論それに見合う効果がある訳で。このカードは簡易的なロック状態を作り上げることが出来るのだ。クリーチャー以外の呪文をシャットアウトし、全て1/1の鳩に替えてしまう。この効果範囲は広く、全てのプレイヤー(勿論これのコントローラー自身も含む)が争いの火種になるような呪文を投下しようとすると、たちまち平和の象徴へと変換されてしまうことになる。ここから先はクリーチャーでケリをつけようという趣の1枚である。


クリーチャーがほとんど入っていないコントロール、コンボなんかはこれを出されると全く別のデッキとして戦うことを強いられる。《神の怒り》なんかを積極的に撃って鳩を全力で展開してくるコントロールなど、見ていて滑稽なものだろう。その逆に、クリーチャーメインのデッキには何もしない1枚となってしまう。有効である相手は限られる、基本的には扱いにくい1枚である。


この扱いにくい呪文が輝いたのは、《不朽の理想》という相方がいたからこそ。《不朽の理想》でまずはこれをサーチしてきて、対戦相手の行動を阻害する。その次のターンに誘発する「歴伝」は、コピーであるためこのカードをすり抜けることが可能。そのまま《独房監禁》をサーチすれば、相手の場には鳩が群がり続けるだけで痛くも痒くもないわフハハハハである。


打ち消されない呪文や、エンチャントに触れるクリーチャー達には無力である。為す術もなく踏み潰されるのもまた平和なのか…。ちなみ自分の打ち消されない呪文との相性は抜群。《すべてを護るもの、母聖樹》であらゆる呪文が鳩のオマケ付なオーバースペック呪文となる。

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