2014/04/18 オルゾフのギルド魔道士 - Card of the Day -今日の1枚-

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オルゾフのギルド魔道士/Orzhov Guildmage

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「ニクスへの旅」のプレビューもいよいよ大詰め。今のところ個人的に最大のヒットは、白黒の小神であるエイスリオス様。ああいうエンチャントが大好物で大好物で。白黒という色の組み合わせも好きで、この所謂「オルゾフカラー」のビートダウンやミッドレンジなんかはもう最高。

パワーが高い訳ではないのに着実な打撃力があって気が付けばダメージレースを逆転していつの間にか相手を詰んでいる、そんな白黒の戦術は実に「マジックをやっている」感じがして馴染むのである。


《オルゾフのギルド魔道士》は、そんな白黒の楽しみを僕に改めて教えてくれた1枚だ。これぞ白黒の体現者である。2マナ2/2という序盤から殴っていける最低限のサイズをしっかりと持ち、更に2つの能力を持つハイブリッド・サイクル、ギルド魔道士。彼らの中でも、《オルゾフのギルド魔道士》は一見地味に見える1枚である。

他の連中に比べれば、これが行えるのは全てのプレイヤーのライフ1点を+あるいは-させるだけである。たったそれだけのことなのだが、それだけのことが僕には十分に見えた。

3マナでライフ1点回復はさすがに微々たるもののように思えるが、例えばこれが2点だったり2マナだったりしたらどうだろう。僕はそれこそ「壊れ」の誕生だと思う。何故なら、対になる黒の能力にもその数値が反映されるからだ。2マナで1点・3マナで2点相手のライフを削ることが出来る2マナのクリーチャーが弱い訳がない、危ない強さである。という訳で自重に自重した結果がこの能力。

僕は良調整だと思っているし、これでも十分に戦っていけると確信している。効率が悪いとは言え、マナさえあれば相手のライフを削り自らの命を長引かせることが出来ることには違いない。何度もライフが「あと1点」足りなくて負けたことがある。それに対するアンサー、と言い切るには弱いが、「足り得る」1枚であることには違いない。

手数は多いに越したことがない。《闇の腹心》でライフがピンチでもなんとかなる。ライフが少ない相手に《黒焦げ》を撃つことを躊躇させる。2マナクリーチャーにしては十分な仕事である。さて、モダンのデッキを組むとしよう。

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