2014/05/14 ダスクマントルのギルド魔道士 - Card of the Day -今日の1枚-

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ダスクマントルのギルド魔道士/Duskmantle Guildmage

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ギルド魔道士サイクルは以前にも紹介した(《ラクドスのギルド魔道士》の回参照)通り、ラヴニカの10個のギルドを代表するサイクルであり、ハイブリッドの2マナ2/2、2色それぞれの同点数のマナコストの起動型能力を持っており、リミテッドでは勿論のこと構築シーンでも活躍したカードを含む良サイクルである。

「ラヴニカへの回帰」で、マジックは再びこのギルドの都に還ってきた。生まれ変わったラヴニカにも、このギルド魔道士の系譜は受け継がれていた。それが「地名ギルド魔道士」サイクルだ。その名の通りに、それぞれのギルドのゆかりの地をその名に冠するギルド魔道士である。ちなみに、名前は今僕がつけました。

先代がハイブリッドであり、その気になれば単色での仕様も可能だったに比べると…地名世代は正真正銘の多色・マルチカラーである。そのため、かならずギルドの2色を含んだデッキでなければ運用が出来ない。さらにその能力も、単色からマルチカラーの軽コストと重コストとに変更がなされ、その使い勝手は大きく変化したのだった。基本的には、旧世代の面々の方が強力であり、構築での活躍も見込めたものだった。

さて、そんな地名ギルド魔道士の中から、「コンボ・ウィーク」が紹介するのはディミーアを代表する《ダスクマントルのギルド魔道士》だ。これの二つ目、重い方の能力は無視して欲しい。コンボ目線で重要なのは、1つ目の軽コスト能力。「このターン、カードが1枚いずれかの領域から対戦相手1人の墓地に置かれるたび、そのプレイヤーは1点のライフを失う。」これ、なんともコンボ使いの好みそうな能力であり、それでいて2マナで設置できるパーマネントが3マナで起動できる能力と現実的でもある。

純粋に、これを起動したターンに20枚以上のカードを相手の墓地に送り込めればそれで勝利となる。また、能力は起動すればするほど相手が失うライフが増えていく。2回起動してからの《不可視の一瞥》で20点火力だ。

最強の相方は《精神クランク》。このカードは、《血の長の昇天》と併せた「ブラッドクランク」というデッキがスタンダードでも作られたため知られている方である。この《血の長の昇天》と《精神クランク》が揃った時の挙動を、《ダスクマントルのギルド魔道士》でも再現することが出来るのだ。コンボ始動にマナは必要になったが、「ブラッドクランク」のように《血の長の昇天》を稼ぐ必要がなかったり、本家では2枚が揃った上で対戦相手のライフを何かしらの手段で奪わせる必要があったが、このカードならば自身がクリーチャーであるため、アタックすればクランクが誘発する。

相手がノーガードならばパンパンと2枚並べて勝利である。マナコストも同じであるため、「変成」カードでサーチもしやすい。さあ、「ブラッド・ダスク・クランク」を作ってみよう。

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