2014/05/22 要塞の計略 - Card of the Day -今日の1枚-

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要塞の計略/Stronghold Gambit

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赤に「ギャンブル」の役割が与えられたのは、適役と言う他ない。

白…天使や聖職者がギャンブルして良いのか

青…相手の思考読む連中がやるそれは、最早ギャンブルにあらず

黒…第2候補。ただ命を賭けて何かをとりにいくスタイルは、ライトなものではない。公営化は一生無理。1000%違法行為

緑…ちまちましたことはせずにぶんどろうとして来る、話の通じない…っていうかそもそも動物

ときての、赤:ゴブリン。はい、納得。何も考えていない・向こう見ず・ゲーム大好き・運ゲー当たれば勝ち、ヤフィー!


納得のチョイスなのだ。というわけで、古からコインに関するカードなどたっぷりお持ちの赤。「ネメシス」にて手に入れたギャンブル枠は、《要塞の計略》だった。舞台は次元ラース。イラストに描かれているのはこの次元のゴブリンであるモグと彼らが警護(?)する要塞。実は同じシチュエーションのギャンブル系カードが既に登場していた。「エクソダス」の《ファイティング・チャンス》である。こちらはコインを投げるタイプのギャンブルであったが、《要塞の計略》はポーカー的なギャンブルを行うカードである。

手札を1枚公開し、よりマナコストが低いクリーチャーを公開した方がそれを直接場に出すことが出来る。《実物提示教育》と同様、重くて致死性の高いクリーチャーを出せればカードを1枚使ってショートカットを行うことには大いに意味がある。しかし、このカードは重いものであればあるほど、場に出る確率は減少していくのだ。

とりあえず0マナの《メムナイト》なんかは確実に場に出すことが出来るが、一体何をしているのかわからないので除外。やはり出すならば7マナの《大修道士、エリシュ・ノーン》や8マナの《グリセルブランド》レベルのものであることが最低の条件となる。これより軽いクリーチャーカードをどうこう言うよりも、これより重いカードを相手が選んでくる可能性はまずないので忘れて欲しい。そう、基本的に無理なんである。何も考えずにブッ放して、たまたま相手がクリーチャー1枚も持ってなかったとかいう真性のギャンブラープレイングを求めているカードなのだろうか。いやー、その度胸が僕にはないです。

ないならないなりで、手札破壊と組ませれば良いのではないだろうか。全部叩き落とせればよいが、そうでなくとも《思考囲い》などでクリーチャーを握っていないタイミングがわかればOK。逆を言うと手札を覗いてクリーチャーびっしりの時はどうすれば良いのだろうか…やっぱり男は賭けに出た方が良いのかもしれない。

僕は友人にこのカードをやたらと勧めたことがある。完全にその場のノリで、反論する友人を論破する遊びをしたかっただけである。結局「ノンクリーチャーのコンボには1マナ軽いショーテル」という口説き文句に乗せられて友人はそれをサイドに積んだ。実際にトーナメントに出て、友人は「ANT」相手に2ターン目に力強くこれを叩きつける!《Force of Will 》も《目くらまし》もある完璧なハンドだ。…はたして相手が公開したのは、《ザンテイッドの大群》。友情2キル。正直、すまんかった。

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