2014/06/02 ゴブリンの祝祭 - Card of the Day -今日の1枚-

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ゴブリンの祝祭/Goblin Festival

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私事ですが、もうすぐ記念日なのです。それはそれは大事な日がやってくるのです。我がことながら祝わずにはいられないのです。そんなわけで今週は「お祭りウィーク」。問答無用なのです。祭りじゃ!


ゴブリン達のお祭りハ、イラストを見るからに暑苦しい。無駄に高い密集度、それも雄度の高いシヴ山系ゴブリンズである。この山に住むゴブリンは、鉱夫であり機械技師である。「パワーストーン」と呼ばれる、魔力を秘めた石の製造施設にてお仕事をしている彼ら。おそらくこの祝祭は、そんな労働者を労う宴会なのだろう。

フレーバーテキストでは何の祭りだったっけと、なんともゴブリンらしい愛すべきセリフが書かれている。どいつもこいつもビール風の飲料を手にしている。働いた後は次元も部族も問わず、酒が美味い。


カードとしては、2マナという軽量コストにて設置でき、2マナで任にのターゲットに1点与えることが出来る。お祭りというカード名とは少し乖離した効果の様に思えるが、おそらくはお祭り気分なゴブリン達がどんちゃん騒ぎをしてそれに巻き込まれたものはダメージを受ける、という寸法なのだろう。

この能力だけならば、はっきり言って強すぎる。2ターン目に設置して、あとは毎ターンカウンターでも構えながら「エンドに1点」と言っていれば勝ててしまうカードだ。

勿論、そうならないように、ダメージを与えた後にコイン投げが行われる。これにコントローラーが負けてしまうと、対戦相手にコントロールを譲渡することになってしまうのだ。「こっちの方がつまみが多いや」といったところか。これまたゴブリンらしくて素晴らしい。これのせいで、基本的には「使えない」カードとなっている。


《クラークの親指》と併せるのは定番中の定番だが、実は使おうと思えば使える1枚なのだ。これの後に登場した《ゴブリンの砲台》はダメージを与えた後に生け贄に捧げるというデメリットがあったが、これを解決する前にマナを注げば注いだ分だけ砲身が焼けつき砕けようともダメージを与えることが可能で、統率者戦の無限マナの使い道としては定番なのだ。これと同様の運用を、この祝祭も可能だ。赤マナが入っていて無限マナコンボが狙えるデッキで、是非検討して欲しい。マツリジャー!

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