2014/06/24 精神固めの宝珠 - Card of the Day -今日の1枚-

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精神固めの宝珠/Mindlock Orb

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「プレイヤーはライブラリーから探せない」。うーん、ズシッとくる一文である。シンプルにしてディープな、行動制限系カードのお手本のような1枚である。このカードが場に出ている限り、所謂「サーチ系」のカードは「紙屑」と化す。では、そんな紙屑候補生たちを見ていきましょう。

・各種フェッチランド:「オンスロート」「ゼンディカー」にて登場。生け贄に捧げ1点のライフを支払うことで、対応した基本土地タイプを持つ土地をライブラリーから場に出す。レガシーやモダンでは最重要カードの1つ。あ、「ミラージュ」「アラーラの断片」にもありましたね。

・《適者生存》《獣相のシャーマン》《出産の殻》《自然の秩序》《召喚の調べ》etc.:ライブラリーからクリーチャーを引っ張ってくる、緑のお家芸。デッキに1枚だけ仕込んだ、ある特定の局面で有効なクリーチャーをサーチしたり、普通には唱えることが難しいクリーチャーを叩きつけたり。緑をやる理由の1つ。

・《石鍛冶の神秘家》:装備品をサーチして手札に。一見、限られたものしか持ってこられない様にも見えるが《饗宴と飢餓の剣》などの各種「剣」シリーズ、禁断のオーバーテクノロジー《梅澤の十手》、装備品にして優秀なクリーチャーである《殴打頭蓋》と、勝利するに十分な「兵器」をサーチできる驚異のカード。

・《吸血の教示者》《伝国の玉璽》《Demonic Tutor》etc.:「チューター」と呼ばれる、各種サーチカードの中でも、特に強力なのは黒のそれ。基本的になんでも持ってくる、使い勝手の良さがウリ。

・《根絶》《ロボトミー》etc.:ライブラリーを探すカードというのは、何も自分のものだけを探すのではない。対戦相手のライブラリーから、ある特定のカードを引っこ抜く妨害系カードにもしっかりと「同じ名前を持つカードを探し」などの一文が刻まれているのだ。

・その他、《けちな贈り物》《ゴブリンの女看守》《ドラゴンの嵐》《原始のタイタン》など特定のデッキでキーカードとなるもの沢山

これらに対する回答となる、《精神固めの宝珠》。「4マナは重いよな~」と仰るそこのあなた!これが3マナだったら先手2ターン目マナクリーチャーから貼れるんやで!それこそ「マジック最終回」。このカードは「4マナ」という絶妙なバランスでデザインされたこと自体に、価値があるのだ。

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