2014/07/09 次元の被覆 - Card of the Day -今日の1枚-

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次元の被覆/Planar Overlay

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マジックのウリの1つが「多元宇宙」という世界設定。これをベースに用いたことで、マジックのカードデザインやイラスト、その物語は単一の世界観に縛られることなく、次々に生み出される多種多様な「次元」と共にその幅を常に広げ続けている。

マジックの20年を超す歴史と共に多元宇宙も様々な世界・命・ドラマを生み出し成長していった。僕らの住む宇宙も現在進行形で広がり続けていると言われていて、確認のしようがないその壮大な話をずっと「なんのこっちゃ」と思っていたのだが…

案外、この多元宇宙のように巨大な存在が、宇宙を創造し続けているのかもしれないなんて考えれば、ロマンがあっていいじゃないか思い始めた今日この頃。


しかし様々な次元が多元宇宙が登場するにあたって、ずっと疑問に思っていたことがある。これらの次元には星空や太陽や月がある。ということは、天体なのか?次元=惑星?でもそういうことカード見ても書いてないしわからんわ!

…そんなある中学生の疑問に答えてくれたのが、「プレーンシフト」で登場した《次元の被覆》である。


このイラストは当時の僕には衝撃的だった。それまでマジックのファンタジー世界とは無縁だと思っていた、惑星と宇宙空間の様子が描かれているのだから。「おったまげる」とはこういう時に使うのだろう。

これにてドミナリアは惑星の形をしている次元なのだということが分かった。プレイヤーに世界観を伝えるという非常に重要な役目を与えられた、それだけでこのカードはマジックの歴史において「重要」な1枚となったわけだ。


カードとしては、「なんとも言えない」にも程がある。各プレイヤーは自分がコントロールする土地の中から平地・島・沼・山・森の各タイプを持つ土地1つずつ選ぶ。それらを、そのオーナーの手札にバウンスするという、「疑似土地破壊」呪文である。

今風の言い方をすれば「マナ・ディナイアル」、相手のマナの伸びを防ぎ展開を遅れさせる呪文になるのだが…使い勝手は悪い。大前提として、相手が基本土地タイプを持つ土地を複数枚コントロールしていないと効果が薄い。土地1枚しか戻せないケースなど、分量をしくじった時のそうめんつゆの如き薄さである。相手がドメイン系のデッキならば、一方的な《ハルマゲドン》として叩きつけることが出来る。出来るが…


見かけでなく中身で勝負!という言葉は素晴らしい。しかし世の中には、見かけだけでお腹いっぱいになれるものがあっても良いじゃない。

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