2015/03/26 Rocket Launcher - Card of the Day -今日の1枚-

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Rocket Launcher

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やっぱり、生きていくのにロマンは必須だなと思う次第で。ロマンとは感情的・理想的に物事をとらえること、また夢や冒険に強い憧れを持つこと。感情をぶっ放してこその命。生きているのが現実の世界でも、生き方に非現実を求めるのは間違いじゃない。大事なのはそれを実現させる現実的な努力だったりするが、忘れておこう。皆もロマンコンボやロマンデッキで金曜の夜に繰り出したこと、一度はあるでしょう。

ロマンの塊的傑物と言えば「ロケラン」。ロケット・ランチャーだろう。高威力・ロケット(ミサイル)・デカくて無骨なその外見・重くて使いにくいが当たれば勝ち…様々なゲームでその姿を見て、心惹かれ、扱いの難しさに泣いたゲーマーも少なくはないだろう。勿論、僕らが大好きなマジックにも…勿論!?いや、意外かな。このファンタジーの世界にもロケランは登場する。その名もシンプルに、《Rocket Launcher》。

見た目も火を吹くロケラン以外の何物でもないこのアーティファクト、かついでいるのはコマンドー風にバンダナを巻いたゴブリン。このイラストが、中学生だった僕の心をとらえて離さなかった。ファンタジーの世界に、突如ロケラン!このインパクトは何物にも勝るよ。さて、そんなロケランの使い道は、勿論ダメージを与えること。2マナ支払えば、好きな標的に1点のダメージを飛ばすことが出来る。一発で特大ダメージ、な「ロケラン」の印象からは少し離れるが…マナを注げば注ぐほど、大ダメージを与えられるというのは良いことだ。

ただし、条件が2つある。上記の能力だけでは、無色のダメージソースとして有能過ぎる。カウンターを構えてエンド前に本体にドンドンドンとか、いくらなんでも。そのため、まず1つの条件は使用制限。このロケラン、一度トリガーを引いてしまえば、ターン終了時に破壊されるという能力が誘発してしまう。何発火を吹こうが、壊れるものは壊れる。なので、なるべく複数回起動できるターンにぶっ放したいものだ。このデメリットは、破壊不能を与えてやることで軽減出来てしまう。

もう1つの条件は、これが結構厄介で。この能力を起動できるのは、このアーティファクトをターンの開始時からコントロールしていた場合のみ、能力を起動できるというもの。クリーチャーにおける召喚酔いとタップ能力の関係と似たようなものだ。設置して、撃ちこむには次の自身のターンまで待たなければならない。無限マナコンボのフィニッシャーにしようと思ったら、事前に準備しておく必要がある。そして、こんなキナ臭い物体を眼前に差し出された対戦相手は、これに対して全力で対処してくることだろう。このあたりが、実にロマンの塊。リメイクである《ゴブリンの大砲》の下位互換であるが、見た目ってのが大事なこともあるのだよ。

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