万の眠り/Gigadrowse

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Card of the Day -今日の1枚- 2015/03/17

万の眠り/Gigadrowse

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眠い。どんだけ眠いんだこの季節は。我が家のカメなんかは目を覚ましてゴソゴソ動き出したのに比例して、こっちは眠たくてしょうがない。不思議だ。変温動物と恒温動物のすれ違いを感じながら、必死に布団から這い出る朝を迎えている。昼食後がまた眠い。これを書いている今がまさにそれで、贅沢を言えばあと1時間お昼寝休みをいただきたい。スペイン見習ってこ!

 

マジックでも眠り眠らされる呪文やクリーチャーは数多く存在する。それらを集めて眠りウィークでもやろうと思ったが、眠いのでまとまらないため諦めた。そんな経緯を暴露しながら、《万の眠り》の紹介いってみよう。

 

《万の眠り》という日本語名からしてすごいが、英語名《Gigadrowse》を直訳すれば「10億うとうと」となるので、これでもだいぶパワーダウンした方だ。実際に万も10億も関係なく、ただ大量に眠らせる呪文と考えて貰えれば良い。実際に10億も眠らせれば、インドや中国の国民で起きている人が2億3億程度になってしまう。いや、これ書いててすごい数の人が住んでるんだなって気付きました。

 

余談はさておき、《万の眠り》はかなりの強力呪文として名を馳せたものだ。青1マナで対象のパーマネントを1つタップする。これだけだと、《ぐるぐる》に劣るものとなるが、これが青マナを注げば注いだ分だけ対象を寝かせることが出来るとなると話は変わってくる。『ギルドパクト』にて「イゼット団」に割り振られた能力は"複製"。これは単体では小回りが利くが微弱な呪文だが、複製コストを支払うことで同様の効果を2倍、3倍...と膨らませていくことが出来るというもの。《万の眠り》はパーマネントをタップする、ということは、自身が精製できる青マナが対戦相手のパーマネント数を上回っている状況ならば、全てをタップさせた隙だらけの状況、所謂「タップアウト」状態に持っていけるというわけだ。

 

これがリミテッドでは攻防一体のフィニッシャーとなったのは勿論の事、構築シーンでもバリバリに活躍したのだ。青マナを大量に払うのが難点と思われたが、『時のらせん』で手に入れた「貯蔵ランド」こと《石灰の池》《戦慄艦の浅瀬》が全てを解決。ターン終了時に対戦相手のマナを縛り、安全な状態で迎えた自ターンでコンボを仕掛けるという動きが常道となった。これを防ぐために青いデッキが選択したカードが......これはまたの機会にとっておこう。


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