巣立つミサゴ/Fledgling Osprey

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Card of the Day -今日の1枚- 2015/03/04

巣立つミサゴ/Fledgling Osprey

巣立つミサゴ/Fledgling Osprey

巣立つミサゴ/Fledgling Osprey

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名前に雛はつかないが、雛鳥を表したカード。それが《巣立つミサゴ》だ。イラストは見るからに雛、頭とお尻が大きくて翼が小さい。こんなんで巣立って本当に大丈夫?と思うが...。

 

カードとしては、1マナ1/1。まあ青がクリーチャー激弱時代のコモンのクリーチャーだから、ここにプラス能力があるというのも贅沢な話になってしまう。《砂州のマーフォーク》しかり《脱走魔術師》しかり。あぁ、テキストをよく読むと微妙なプラス能力が!オーラがつくと飛行を得る。なるほど、小さいには小さいがメリットはメリット。さよなら、《脱走魔術師》...。しかしわざわざ1マナ1/1にオーラを貼って飛行を持たせて嬉しいな、っていう状況、そうそうないように思うな...もっと他の能力を持っているクリーチャーに、飛行がつくオーラ貼っつける方が現実的...いやだからクリーチャーが弱い時代だったね。ゴメン。

 

何故、こういったカードがデザインされたのかと言うと、それは『ウルザズ・サーガ』『ウルザズ・レガシー』そしてミサゴが収録されている『ウルザズ・ディスティニー』がエンチャント推しブロックだったためだ。...いや、嘘じゃないよ。エンチャントなんかほとんど使わずアーティファクトばかり使ってたって?僕もです。まあ、一部のアーティファクトが突出していたせいもあってそれらの印象を受けるが、今あらためてカードプールを眺めるとエンチャント関連の方が量は遥かに多いのがわかる。そんなセット・ブロック全体がエンチャントを推していた一環として、このカードも小さな小さなオーラ万歳の声をあげているのだ。まあ《怨恨》のようなエターナル・エンチャントならミサゴが除去されても損はしないので、そこまで駄目なカードでもない。《空飛ぶ男》に笑われても、泣かない度量が肝要だ。

 

ところでミサゴって?はいはい動物大好きおじさんの時間ですよ。ミサゴとはユーラシアから北米、オーストラリアと広い大陸に生息するタカ目の猛禽。北米の個体はアフリカや南米に渡るため、ほぼ世界中で見ることが出来る鳥なのだ。勿論、日本にも生息している。青いカードであり、イラストは海辺にあることからもわかる通り、主に海岸に生息している。魚類を主に食する、名ハンターであり魚鷹とも呼ばれている。このミサゴが仕留めてから確保し、発酵したものを人がとって食べたところ旨味が増している、というのが寿司の起源であるとされ、ミサゴ鮨と呼ばれている。屋号が「みさご寿司」である寿司屋も少なくはないが、ミサゴに獲物を温存する習性などはないとも言われ、眉唾ものの伝承だったりする。


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