野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild

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Card of the Day -今日の1枚- 2015/05/08

野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild

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連休はやっぱり皆マジック漬け?この趣味の凄い所は、常日頃遊んでいるプレイヤーが連休などに改めてどっぷり浸るという現実である。平日レガシー行って、FNM出て、土日はPPTQ、さあゴールデンウィークだー皆俺ん家こいよーずっとドラフトやろうぜーみたいなね。明らかな中毒者を生み出している、このゲームは脳内物質の分泌量をすごいことにさせるからねーしょうがない。

 

さて、休みに友人らと集まって遊ぶのに適しているフォーマットと言えばやはりEDH・統率者戦だろう。これまた、マジック中毒者を増やした要因であるとも言える。カジュアルで、重いカードにも市民権があって、普段は味わえない未知の戦場がゲームごとに待っている...カジュアルにマジックを楽しんでいるプレイヤー達がハマらない訳もなく。今回はそんなパーティーゲームの自キャラ=統率者にオススメな1枚を紹介しよう。《野生の意志、マラス》だ。

 

そもそも統率者戦とは、自身が選んだ伝説のクリーチャーを主軸としてデッキを組む。これが除去されてしまうと辛い。故に救済として、死亡したり追放された統率者は統率領域に置いてOK!その代わり、次に唱える時は前回よりも2マナ重くなるよ!というルールの下で遊ばれている。例え4マナ4/4の扱いやすい統率者でも、一度死亡すれば6マナ、その次は8マナと重くなっていく。ジワジワとカードパワーが下がっていくのだ。10マナ払ってやっとのこと呼び出して4/4とか、悲しいものだ(ここまで除去されているのも問題だが)。『統率者2013』の看板カードとなった連中は、こうした悲しみに終止符を打つべく、新機軸の能力を携えて現れた。《野生の意志、マラス》は唱える際に支払われたマナの数だけサイズを上げていく。3マナ3/3、5マナ5/5、7マナ7/7...悪くない。一回戦場を離れたという事実をポジティブに受け止めることが出来そうではないか。

 

さらにマラスは、そうやって上がっていくサイズ=+1/+1カウンターを消費する能力を備えている。これはその個数が増えた方が起動機会・威力共に上昇するものなので、大いに越したことはない。その身を犠牲にする度により強くなって還ってくる、まさしく野生の具現化。3つの能力はいずれも強力だが、個人的にはエレメンタルを生み出す能力がイカすなと。これ、《倍増の季節》と絡めると本当に訳のわからないことになるのでめちゃくちゃオススメ。

 

実は発売当日にオラクルを受けてルールテキストに変更を受けている。「X=0では起動できない」ということになっている。0マナで0/0を無限に生み出したり、0点を無限射出したりは許されないのだ...《鍛冶の神、パーフォロス》や《硫黄の蒸気》で夢が見れると思ったんだけどなぁ。


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