2015/07/13 チャンドラの憤慨 - Card of the Day -今日の1枚-

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チャンドラの憤慨/Chandras Outrage

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 『マジック・オリジン』発売週。いよいよ来たな~というのが第一の感想。マジックの歴史と共にあった基本セット、その最期を飾るセットがリリースされる。さようなら、基本セット。思えば2009年に基本セットの方針が変更となって、実に7つ目のセット。いやーそんなにか、時が経つのが本当にはやい。このオリジンでは、5人のプレインズウォーカーの過去と現在に至るまでの経緯が語られる。まさしく、起源(オリジン)のセットだ。このセットは勿論彼らの過去にまつわるカードがぎっしりで、それらを眺めるだけでストーリーが見えてくるというのは素晴らしい。今週は、このセットにも含まれているプレインズウォーカーの名前+○○というカード名の連中を紹介して行こう。題して...「In the Name ofウィーク」苦しいけど、なんとかそれっぽい響きになったぞ!  第1弾はオリジンでかわいい幼少期の姿とヘビーなエピソードを披露したチャンドラの名を冠する1枚、《チャンドラの憤慨》を紹介しよう。憤慨とは「ひどく腹を立てること」、ブチギレと言っても差支えない。こういったカードの存在が、彼女を常にキレている短気ちゃんイメージの浸透に繋がっているような気もするが、実際落ち着き払っているタイプでは全くないのでまあ良いんじゃないかな。赤は感情をぶっ放してナンボの色だ。このカードもまんま、チャンドラがキレて本能のままに炎を解き放った結果...という火力呪文である。  4マナで対象のクリーチャーに4点、さらにそれのコントローラーにも2点。対戦相手のクリーチャーを除去しながら本体にもダメージを与える攻撃一辺倒...いや、防御に使っても攻撃性を忘れない、強力な呪文である。基本セットの赤のプレインズウォーカーの枠を『基本セット2010』から担当し続けたチャンドラ、故にこのカードも『基本セット2011』で登場してから2度基本セットに再録されている。ちょっとしたお約束カードであり、構築で使う分には重いけどリミテッドなら抜群、という評価を得ていた人気カードの1つと言って良い。5マナまでのクリーチャーはほぼ確殺出来る信頼出来る除去で、軽量の前のめりクリーチャー複数とこれが2枚なんてデッキをドラフト出来たらそれだけで気分が良かったものだ。プレインズウォーカーの名前を冠するコモン呪文サイクルに属しており、同アンコモン呪文とシナジーを形成する様に作られていた。このカードの場合は《チャンドラの吐火》と合わせて使用するとそれだけで6点ゴリッともっていけるのが爽快だったものである。  チャンドラの怒りに触れ焼かれているのは《噛みつきドレイク》。『基本セット2010』から継続参戦しようとしたところを彼女に焼き殺され、再録されずとのこと。忠誠値を削られたりでもしたのだろうか。

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