アーギヴィーアの発見/Argivian Find

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Card of the Day -今日の1枚- 2015/10/08

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 探検・冒険・お宝発見!ファンタジーの王道ストーリーのワンシーン的なカードを紹介するのが今週「お宝発見ウィーク」のテーマだ。そんなわけで今日紹介する1枚もそんなワンシーンを切り取った1枚...なのだが、若干毛色が違うかな。お宝発見!...して、それを丁寧に、慎重に、発掘している。そんな光景だ。

 

化石や遺物の発掘作業って、こう乾燥した岩の上に寝そべってコツコツコツコツ、ちょいちょいと刷毛で払って、汗を拭って...そんなイメージがあるが、あれ今でも実際に行われているんだろうか?

 

科学の進歩で、無茶苦茶簡単になってピピーッとスキャンできそうな...映画の観過ぎか。発掘作業員の方々の忍耐・集中力はホンマにすごいなと、尊敬する限りでございます。

 

 ドミナリアは新アルガイヴの名門大学、アーギヴィーア大学では考古学も盛んなようだ。古のアーティファクトや秘術を過去から学ぶ、という点で我々の次元よりも重要視されている学問かもしれない。カードとしても、様々なことが出来るようになった近代のものより、「Power 9」やその時代のアーティファクトの方が遥かに性能が良い...というかぶっ壊れの強さやからね。多少手間をかけてでも、掘り起こしたくなろうというもの。

 

 《アーギヴィーアの発見》は1マナのインスタントという呪文として最も手軽に扱えるスペックでありながら、なかなか破格の1枚である。

 

イラストの通り、墓地からアーティファクトを掘り起し手札に加えることが出来る。...のみならず、なんとエンチャントまで回収することが出来る。これのクリーチャー版《死者再生》は、クリーチャー限定だしソーサリーだ。何でも戻せる《新たな芽吹き》は2マナソーサリーであることも考えると、このカードがインスタントで2種類のカードタイプに触れるのは異常とさえ言える優遇だ。

 

同ブロックでの"教示者"サイクルにおける《悟りの教示者》もアーティファクトとエンチャントをサーチ出来るため、これら2種の呪文を上手く使えば何度も同じアーティファクトorエンチャントを使い回せる。その万能さを、赤にも少し分け与えてやって欲しいと思ったのは僕だけじゃないはず(赤だけこのサイクルに属する呪文が、そもそもない)。

 

 万能ではあるが、受け身な呪文であるのでとりあえずデッキにいれるという方法だとお荷物となることもある。相手が置物破壊や手札破壊でこちらのデッキのキーパーツに対抗しようとしてくるサイド後なら、裏をかけるかもしれない。

 

《クローサの掌握》でこちらの《殴打頭蓋》を割って、アタック!ときたところに、これで回収しつつ《石鍛冶の神秘家》で再出撃させて迎撃、なんて動きされたら背景がぐにゃ~っと歪むほどの精神ダメージを受けるかもしれない。

 

 このおっちゃんが掘り起こした像はどういうアイテムなんだろう。ビリケン様っぽくて、ちょっとかわいい。ちなみに、掘り起こした後を描いたカードもあるが...それはまたの機会に。


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