日下部恭平『くーやんの「今」、これを買え!』第24回

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2015.12.02
text by Kusakabe Kyouhei

「くーやんの「今」、これを買え!」第0回
※初めて読む人は第0回からご覧いただけるとこの記事の趣旨がわかるかと!
 

お久しぶりです!

GP神戸前後のゴタゴタでだいぶ日にちが空いてしまいましたが、今週からまた張り切っていきましょう!

GP神戸が終わったばかりですがあっという間にGP名古屋もすぐそこまで来ています!

次回GPがリミテッド、大きな国内構築イベントもしばらくは開催されないということで、最近はカードの値段も落ち着いてきましたが...こういう時にこそ、買うものがある!

今週もそんなカード達を紹介していきましょう!


《闇の誓願/Dark Petition》(日本語FOIL)

 
今回の先頭を飾るのは、当コラム初のFoil指定!

通常版でも良かったんですが、ここはあえてFoilでいきましょう!

一時期日本語のFoilカードがレガシー、ヴィンテージの海外プレイヤーに"Coolに見える"らしくあらゆる日本語Foilカードが高騰したことがありました。

最近は落ち着いてきましたが...現在このカードの日本語Foilは、海外で大体15ドル前後で取引されています...長い目で見ればエターナル環境の日本語Foilはジワジワ上がる傾向にあるので、まさに今が買い時でしょう!

2、3年後価格が倍くらいにはなってそうなので、持っていない人は集めるべし!
 

《反復/Reiterate》

 
《反復》+《転換》コンボで知る人ぞ知るこのカード。

しかし長い間ファンカードとして扱われていたこのカードが、何故今になって高騰?

と思われる方が多いと思いますが、すでに海外では『統率者2015』で新たに登場した《イズマグナスのミジックス/Mizzix of the Izmagnus》を用いたデッキで使うらしく需要が集中...からの高騰!

 
一時的な盛り上がりだとは思いますが、すでにebay(海外オークション)でも15ドル前後で取引されております(某ヨーロッパ大手では、なんと40ドル!!!!)
 

日本ではまだあまり知られていないので、いろんなお店の特価カードを漁るコーナーからポロポロ出てきそうですね...安いものを見つけたら買え!!!!

しかし、マジックの相場は相変わらず何が起こるか分からないなぁ(笑)


そんなことよりも、収録エキスパンションの『時のらせん』が発売されてから9年もの月日が経っていることに気が付いて震えています(笑)
 

~手遅れカード~

《Juzam Djinn》

 
最古のエキスパンション、『アラビアンナイト』に収録されているこのカード。

4マナ5/5でアップキープに1点をコントローラーに与えるという、当時ではかなりのハイスペック生物でした。...が、段々と生物が軽く強くなっていった現代MTGでは、ただのコレクションカードとして、それでも皆の思い出補正なども相まって1枚150ドル前後とそこそこの値段で取引されていました。

が...突如として400ドル前後まで高騰!

元々数の少ないカードでコレクション用として一定数の需要があったので、少しずつ上がる傾向にはありましたが...ここまで一気に上がったのには、理由があります。

それは現在アメリカやヨーロッパで密かに流行っている、マジック生誕の年・1993年~『フォールンエンパイア』発売前の1994年までのセットで構築するという「Old School MTG」という非公式フォーマットにおいて、主に黒単のデッキで4枚使うからです(笑)

日本ではだれもやっていないような非公式フォーマットで人気、そんなことで値上がるの?と思われるかも知れませんが、元々『アラビアンナイト』のカードと言うことで数の少ないものなので4枚欲しい人が何人か現れるだけで簡単に各ショップの在庫が無くなり、相場は上がってしまいます...これもマジックの面白いところ。

他にも同じような理由で《City in a Bottle》とかも値段が上がっているので、海外にはこのマニアックなフォーマットでプレイしている人は結構いるみたいですね...興味のある方はぜひ一度、Old School MTGに触れてみてください(笑)
 

さて、来週末はいよいよWorld Magic Cup!

みんなで日本チームを応援しましょう!では、また次回!