【GP名古屋2016】レガシー選手権 Winter 準決勝 豊嶋 拓朗(愛知県)対 長谷 武則(愛知県)

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【GP名古屋2016】レガシー選手権 Winter 準決勝  豊嶋 拓朗(愛知県)対 長谷 武則(愛知県) by Tatsuo Sekimoto DSC03070 プライズが格段に上がる3位・4位を確定させてまずは一息。などという甘い考えを二人は持っていない。目指すは優勝。ただ、その2文字を目指して決戦の地に立った。 豊嶋はオーソドックスなリアニメイター。デッキリストも基本を踏襲したもので堅実な強さを準々決勝で見せつけた。 対する長谷は異色のデスブレード。《暗黒の儀式》がフル投入されたリストだ。これにより1ターン目の動きが強化され、1ターン目《ヴェールのリリアナ》は勿論、1ターン目《Hymn to Tourach》&《死儀礼のシャーマン》という動きも取れるようになっている。 構築に対する精神が正反対の二人。どちらに軍配が上がるのかわくわくせずにはいられない。 Game1 先手はスイス上位の豊嶋。豊嶋は7枚でキープ。 長谷はダブルマリガンし初手5枚のスタート。占術はボトムを選択した。 先手の豊嶋は《汚染された三角州》を置いてエンド。 長谷の立ち上がりは《血染めのぬかるみ》起動し《Underground Sea》を場に出し《思考囲い》。 豊嶋は対応してフェッチ起動。《Underground Sea》をサーチして《目くらまし》。《思考囲い》を退ける。 出鼻をくじかれたかに思われたが、長谷はダブルマリガンとは思えない機敏な攻めを見せる。《不毛の大地》起動して豊嶋の《Underground Sea》を破壊してから《暗黒の儀式》。そして《ヴェールのリリアナ》と動く。 長谷はプラス能力を起動して《未練ある魂》を捨てる。だが、豊嶋のディスカードは《グリセルブランド》。裏目となってしまった。 返す刀で豊嶋は《再活性》。《グリセルブランド》は《ヴェールのリリアナ》によってすぐに墓地に置かれるが7ドローは達成される。次の釣竿に辿りついた豊嶋は《死体発掘》を唱える。 それでも長谷は《ヴェールのリリアナ》の忠誠値を使い切り《グリセルブランド》を倒し《墓忍び》送り込む。だが、豊嶋は2度目《死体発掘》。今度こそ《グリセルブランド》が戦場に居座り、デーモン同士の睨みあいが起こる。 サイズで劣る長谷は《未練ある魂》をフラッシュバックして互角に持ち込む。その後は両者がお互いのデーモンで殴りあう展開が続くが、そうなると《グリセルブランド》の絆魂が重くのしかかる。 ブロッカーが尽き、ついに長谷のライフに《グリセルブランド》が届き始めるとライフ差が逆転する。 長谷も《石鍛冶の神秘家》を送り込み、ダメージレースを成立させようとするがついに《墓忍び》がチャンプブロックで倒れる。 気がつけばライフは豊嶋23点:長谷3点となっていた。 ライフに余裕が出来た豊嶋は《グリセルブランド》のドローから《納墓》でゲームを決めにかかる。《納墓》で埋めた《潮吹きの暴君》を《再活性》でつり上げ、盤面に干渉する。 《水蓮の花びら》《入念な研究》《思案》と連打し3度バウンスした時点で長谷は投了した。 豊嶋 1-0 長谷 Game2 DSC03073 (長谷 武則) 今度は両者7枚でキープ。先手の長谷は《虚無の呪文爆弾》をセットしてエンド。いきなり強烈な牽制球を投げる。 後手の豊嶋は《思案》スタート。さて、このやっかいな置物をどう攻略するのか。 長谷は2ターン目に《死儀礼のシャーマン》。2種類目の墓地対策に嫌そうな顔をする豊嶋。 ともあれ、まずは事態の解決だ。豊嶋は《思案》で解決策を求めるが望みのカードはないようだった。 緑マナがない長谷は《死儀礼のシャーマン》を構えずに《未練ある魂》をフラッシュバックさせる。 豊嶋は2枚目の《思案》を唱えて引き続き解答策を探す。そうこうしている間に長谷はダメージを重ね豊嶋のライフを削っていく。 これ以上ライフを減らされたくない豊嶋は《突然の衰微》で《死儀礼のシャーマン》を除去。さらに無理やり仕掛け《虚無の呪文爆弾》を使わせた。 しかし、その後が続かない。そうこうしているうちに長谷川の《未練ある魂》のトークンになぐられ続けの残りライフ3。 窮地に立たされた豊嶋は3度の《渦まく知識》で解答を求めるがそこには何もなかった。 豊嶋 1-1 長谷 Game3 3本目までもつれ込んだ準決勝。ここまで勝ち残った猛者だ。お互い簡単には譲らない。 DSC03072   (豊嶋 拓朗) 豊嶋は開幕《納墓》。先程《虚無の呪文爆弾》を見たのに仕掛けてくるということは…。長谷も理解したのか手札をそっと置いた。 そして豊嶋は《水蓮の花びら》。万事休すかと思いきやなんとターンが返ってきた。 長谷川はこの千載一遇のチャンスを逃すわけにはいかない。長谷はすぐさま《思考囲い》を打ち込むが、これは《渦まく知識》でかわされる。 返しで豊嶋は《死体発掘》でつり上げようとするが、これに長谷の《目くらまし》がささる。 またもチャンスが回ってきた長谷。《暗黒の儀式》から《Hymn to Tourach》を唱え、豊嶋の手札を全て奪う。勢いそのままに《Karakas》《墓忍び》と引き込んだ長谷。逆襲が始まる。 《Karakas》《グリセルブランド》を釣るわけにはいかない豊嶋。そんな豊嶋をしり目に長谷はダメージを積み上げていく。 《ヴェールのリリアナ》をプレイした長谷だが能力は起動せず、詰めにとっておく。5点・5点・5点と積み上げた長谷。《墓忍び》が20点マラソンを完走した。 豊嶋 1-2 長谷 長谷 win! グランプリ・名古屋2016 サイドイベントカバレージページに戻る