森林地の小川/Woodland Stream

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Card of the Day -今日の1枚- 2016/06/20

森林地の小川/Woodland Stream

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「鳥ウィーク」なんてシンプルなものやっちゃったんで、じゃあ次は「魚ウィーク」でもやる?と思ったが、海の魚が美味しいのはやはり秋冬なわけで、どうにも季節感がない。だったら川魚はどうか、淡水魚ならば鮎などはこれから7月にかけてが最も美味い。若鮎は骨も柔らかく、塩焼きを頭からバリバリと喰らうと、ふわりとした身にほろにがさがたまらなく...清流でとれたものなどはスイカの香りがするそうで、あぁ、食いたい。...話を戻して。「川魚ウィーク」なんてローウィンのマーフォーク紹介して終わりなのでナシにして、じゃあもういっそ川で良いんじゃないかと。蒸し暑い日は川遊びもしたくなってくる、そんな初夏らしいテーマで、「川ウィーク」いってみよう!

 

早速、最新のカードについて書こう。『イニストラードを覆う影』より、《森林地の小川》だ。この土地は対抗色2色を生み出せるタップイン土地のサイクルとして同セットに収録されている。この環境は青白=スピリット、赤黒=吸血鬼、といった具合に友好色は主軸になるクリーチャーを、そして青緑="調査"、黒緑="昂揚"のように対抗色はメカニズムを、それぞれが共有している。リミテッドではこれらの組み合わせをどう取るのかがポイントだ。基本的には友好色の方がわかりやすく、対抗色の方がマニアックな組み合わせとなるそうだ。そのマニアックな道を突っ走る、あるいは《優雅な鷺、シガルダ》のようなカードを3色目としてタッチでデッキに入れるために、このタップイン土地のサイクルは役に立つ。ただ、ほぼ同性能の土地が『ラヴニカへの回帰』や『タルキール覇王譚』ではコモンだった、なんだったらそれらはシナジーを形成するカードが多数あったり置くだけで1点回復できたりと付加価値があったことを考えると、オマケ一切なしでアンコモンというのはいささかパンチに欠けるというか、もう一声!と思ってしまう。レアになると《伐採地の滝》などクリーチャー化するものが存在するので、構築で使うのはなかなかに厳しい性能。《ヤヴィマヤの沿岸》のようなダメージランドもあるし。

 

ただそれも、結局近年の土地がものすごく強いことになれてしまっているだけで...決してダメなカードではない。例えば『テンペスト』ではこれと同じくタップインで、青か緑の色マナを出せば1点のダメージを受けてしまうという下位互換的なカード《スカイシュラウドの森》があった。その頃に比べれば、随分恵まれているのだ。

 

森林地の小川、という名前だけ見るとなんとも綺麗な光景が浮かぶ。実際、これの英名「Woodland Stream」で画像検索すると緑と流れる水に心癒されること間違いなし。なのだが、このカードではややおどろおどろしい景観が描かれる形となっている。これは、《森林地の小川》含むこのアンコモンサイクルの土地を今後、特殊土地の1つの定番として複数のセットに収録し、スタンダード環境にしばらくの間存在させるカードにする予定だということで...それにあわせて、セットごとでガラリと印象の変わる風景を描くことで背景世界・舞台となる次元の空気を味わってほしいという配慮ではなかろうかと思うのだけど、いかがでしょう。

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