コーの決闘者/Kor Duelist

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Card of the Day -今日の1枚- 2016/07/26

コーの決闘者/Kor Duelist

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決闘とは何か。「2人の人間が事前に決められた同一の条件のもと、生命を賭して戦うこと」らしい。特に貴族階級でのもめごとの決着として、この決闘(Duel)と呼ばれる手段が用いられた。裁判じゃ納得がいかない、じゃあもう、殺し合うしかない!...なんとも原始的な手段ではあるが、当時は決闘によってしか解決できない物事ってのもあったのだろう。というわけで、現在では日本を始めほとんどの国でこの決闘が禁じられている。そりゃそうじゃ。

 

マジックの世界じゃあ、そうも言っていられないこともある。戦わなければ生き残れない、モラルなぞかなぐり捨ててしまえ!決闘者という職業について生きる者も存在する。《コーの決闘者》なんか、その名のとおりやね。

 

ゼンディカーの原住種族であるコー。限りなく人間に近いヒューマノイドであるが、青にも近い灰色の皮膚に尖った耳、男性は顎から皮膚が襞状になったようなヒゲが生えているのが特徴だ。彼らはここゼンディカーで誕生し、この危険に満ちた次元で放浪生活を送っている。鍵縄の扱いに長け、これを用いてゼンディカーの断崖絶壁や浮島間を移動する。鍵縄以外にも様々な道具を器用に使いこなす種族であり、カードデザインにもそれが反映されて装備品に関する能力を持ったものが複数作られている。

 

《コーの決闘者》はそれら装備品シナジー持ちの中でも最軽量の1マナ。スペックも勿論のこと1/1だが、それで十分。このコーは装備品を持つことで、その戦闘力を数段上のものとするのだから。これがなんらかの装備品を装備している限り、二段攻撃を得ることが出来る。二度ダメージを与えることが出来るため、1マナ2/1なんかよりもよっぽど頼りになる。同じ《レオニンの円月刀》を装備しても、《サバンナ・ライオン》は3点しかダメージを与えられないが、この決闘者ならば4点だ。装備品の修正値次第では、ワンパンチ二桁ダメージも夢ではない!

 

真に恐ろしいのは、その装備品にサイズ修正以外の能力がかかれていた場合。《殴打頭蓋》で絆魂&警戒、《生体融合外骨格》で感染、《火と氷の剣》の剣サイクルや《梅澤の十手》で能力二重誘発...などなど。1マナのクリーチャーの1回の攻撃で、死人が出てまう!というわけで、これに装備品を付けて殴る白ウィニー系のデッキもいくつか登場したこともある。これを使い込んでいたプレイヤーは皆、口をそろえて言う。「死ぬほど気持ちいい!」そりゃ、相手は死んどるからね。

 

あまり知られていないが、フレイバーテキストがカッコイイ。ハードボイルドな主人公キャラが、決闘の決着時に言い放ちそうなセリフだ。「永遠の、だが単純なジレンマさ」は使っていきたい(使いどころがない)。

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