ゴブリンの戦術家、半心臓のイッブ/Ib Halfheart, Goblin Tactician

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Card of the Day -今日の1枚- 2017/1/28

ゴブリンの戦術家、半心臓のイッブ/Ib Halfheart, Goblin Tactician

ゴブリンの戦術家、半心臓のイッブ/Ib Halfheart, Goblin Tactician

ゴブリンの戦術家、半心臓のイッブ/Ib Halfheart, Goblin Tactician

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『時のらせん』ではドミナリアの様々な時間軸からキャラクターが集結して、ちょっとしたお祭り騒ぎに。カード化されるタイミングを逃していた連中が都合よく伝説のクリーチャーとしてカード化され、ファンとしては嬉しいセットではあった。多くの方にとっては「これ誰やねん」というキャラが半数以上を占めたことだろう。《ゴブリンの戦術家、半心臓のイッブ》もそうだろう。彼は『アイスエイジ』の時代のゴブリンで、『コールドスナップ』の時代でも存在が確認されている。時の裂け目を通り抜け、世紀を越えてドミナリアに再び姿を現すこととなった。戦術家の肩書は伊達ではなく、ゴブリン軍団の戦争を指揮し、幾つもの勝利を収めてきたようだ。どちらかというとマヌケ、おっちょこちょいでユーモラスな側面が目立つのだが、指揮官としての手腕も確かなもの。いきなり移ったAR46世紀のドミナリアで、その本質・見た目が狂暴なものに変わってしまったゴブリン達を統率し、戦場に赴かせているという。

 

4マナ3/2と平凡なものだが、ゴブリンデッキではその能力が輝く。君のゴブリンはすべて、相手のクリーチャーにブロックされると自爆するようになる。戦闘する代わりに問答無用で生け贄に捧げることにはなるが、その代り4点ダメージを与えるようになるのだ。基本的にパワー4もない小粒揃いのゴブリン達、本来相討ちに取れないサイズのクリーチャーを道連れに出来るなら上等だ。更にその徴兵の腕もカード化。《山》を2つ生け贄に捧げることで1/1のゴブリン・トークンを2体生成する。後半の息切れが何よりも怖い赤いビートダウンでは、不要な土地をクリーチャーに変換できるのは有り難い。ゴブリンがあまり取れなかったリミテッドでも、これでトークンを作ってツッコませるだけでも十分にプレッシャーになることだろう。装備品などが取れていれば尚よし。まあゴブリンデッキに入るような余裕はないが、たまにカジュアル構築して使ってみると思わぬ強さを発揮するかも。《ゴブリンの酋長》との相性なんてよすぎてビビる。

 

このイッブは、フレイバーテキストに登場する度にその肩書と名前が変化することでも有名。
「ゴブリンの戦術家、イブ・ハーフハート」
「ゴブリンの戦略家、イブ・ハーフハート」
「ゴブリンの戦略家、半心臓のイッブ」
「ゴブリンの戦術家、半心臓のイッブ」

 
 

『時のらせん』においては、カード名は《ゴブリンの戦術家、半心臓のイッブ》であるものの、《ゴブリンの雪だるま》のフレイバーテキストに登場する際は「ゴブリンの戦略家、半心臓のイッブ」となっている。どっちなんだいッ。フレイバーテキスト出演回数は多く、それらに目を通すと彼の臆病で現実逃避な性格、戦術という名の数の暴力の多様、略奪最高ヒャッハーな一面などが垣間見ることが出来る。折角なので以下に引用したものを掲載するとしよう。

 
 

「見るんじゃねえ! 消えてくれるかも知れねえだろ!(またたくスピリット)」
「"AIIIEEEE!"(Goblin Ski Patrol)」
「数の力?その通りだとも。(ゴブリンの雪だるま)」
「This is the fun part!(お楽しみの時間だぜ!)(Spoils of War)」
「It's the pokey bits that hurt the most.(みすぼらしい寄せ集めだが一番の障害だ)( Wall of Shields)」
「あまり体重をかけなきゃ、橋として使えるかもな。(氷河跨ぎのワーム)」

 

そして最も有名な、本人のカードに書かれた一言__後世のゴブリン達に「偉大な将軍の言葉」として受け継がれている叫びで〆よう。

 

「俺以外の全員――突撃!」


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