堅牢な防衛隊/Staunch Defenders

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Card of the Day -今日の1枚- 2017/2/23

堅牢な防衛隊/Staunch Defenders

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変なあだ名を持ったカードを紹介してきた「俗称ウィーク」、最後に紹介するのは《堅牢な防衛隊》。このカード、一体何と呼ばれていたか知っていますか?答えは...「お~っさん」だ。「???」というリアクションは無理もない。この呼び方はローリーさん・日本人最初の殿堂顕彰者である藤田剛史その人がこのカードを戦場に出す際にひたすら「お~っさん」と口にしていたものが大阪では有名になった。どんな感じで「お~っさん」と言うのか、それは是非君自身の耳で確かめてほしい。プレイヤーとして本格復帰を果たした今、ローリーさんに声をかける機会は多くなっているぞ。緊張するかもしれないが、遠慮なくいこう。



 

さて、お~っさん自身は一体どんなカードなのか。白の5マナ3/4で、戦場に出ればライフを4点回復させてくれる誘発型能力付き。なかなかに固くて便利。アンコモンなので、今なら警戒くらいは持っているかもしれない。元々は『ポータル』の《魂の守護者》というカードが持っていたスペックで、初心者向けセットから『テンペスト』へと引っ越ししてきた形となる。



 

このスペックが環境的にどれほどのものであったのかで、その時代を知ることが出来る。「緑白オース」という《ドルイドの誓い》を用いたコントロールデッキでは、誓いから飛び出て回復させる名脇役という立ち位置で確かな活躍をしてみせた。その後は『第6版』~『第8版』までの基本セットに再録される。この時は...6thの時はまだ白いデッキのサイドボードなんかで見ることもあったかな。ウィニー系なんかで。それ以降は...そういうゲームじゃなかったんだよなぁ...「激動サイカトグ」に「親和」に...残念。



 

Magic Online上のオリジナル再録セット『Tempest Remastered』ではコモンに格下げしての再録。複数枚固めどりして地上ガッチリデッキなんかを組むことも出来た。また、レアリティ変更によりPauperでも使用可能になった。なったが...《孤独な宣教師》が2マナで同じだけ回復させてくれるこの時代、ちょっとお呼びじゃないなぁ。あぁ、お~っさん。初代のフレイバーテキストではターンガースが雄々しい檄を仲間に飛ばしている。このおっさんが、それを受けて持ち場を死守するのか?そんな緊迫した場面には見えないんだが...と思ってしまうが、これはこの頃のカードにはちょくちょくある「作中の登場人物のセリフを、直接的な関係のないカードに記す」という演出様式の一例のようだ。ウェザーライト号が襲われた時に必死に護ろうとしたターンガースと、プレイヤーの盾となってくれる兵士とを重ねてみてね的な...ただまわりくど過ぎたのか、現在ではこんなフレイバーテキストが描かれたカードはほぼ見ることがない。


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