【GP静岡2017春】大乱闘戦カオスシールド・ダイジェスト
タグ:カバレージ, グランプリ・静岡2017春, 読み物text by Tomoya Tsujimoto
マジックには多種多様な遊び方があり、中にはグランプリでしかプレイできないような特殊フォーマットも存在する。
この記事で紹介する「大乱闘戦」はまさにその典型的な例だ。
大乱闘戦のルールは通常のマジックとは大きく異なっている。「自分の左隣の人を倒し、自分の右隣の人に倒されないようにする」のが大乱闘戦の一番のポイントだろうか。詳しいルールについてはこちらを参照してもらいたい。
しかし今回のイベントはただの大乱闘戦ではない。このイベントはパンフレットには「カオスシールド」と記載があったが、イベント開始時にジャッジが宣告したルールは「トーナメントパックを利用したドラフト」。
プレイヤーは75枚入りのトーナメントパックから、1手目は1枚、2手目は2枚、3手目は3枚という要領でピックをし、自らが大乱闘を戦うデッキを構築する。ちなみに基本土地の支給は無いため、土地をピックするタイミングも重要になってくる。
ドラフト開始、トーナメントパックの中には懐かしいプロプレイヤーカードが
参加者70人が同じポッドでドラフトを行う、これを「カオス」以外に何と呼べばいいのだろう。
帽子を被っている方がターンプレイヤー、自分の手番が終わると帽子を隣のプレイヤーに渡す
大乱闘戦は非常に長丁場、しかしプレイヤーの顔つきは時間が経つにつれどんどん朗らかなものになっていた。ずっと同じ卓でプレイしていれば、自然と仲も深まるのだろう。
70人から4人まで減ったプレイヤー、興奮のあまり全員立ち上がってプレイしている
《残忍なハイドラ》に複数のプレイヤーがカウンターを乗せた結果
大乱闘戦が完全に終了するのは、プレイヤーが最後の一人になった時だ。5時間20分の死闘を最後まで生き残ったタフなプレイヤーには、来場アーティストWinona Nelsonさんから直筆のイラストプレイマットと《テゼレットの手法》のオーバーサイズカードが送られた。