こんにちは。最近真新しい記事も特にないし(そんなこと思ってたら中道さんが良記事書いてた)、ページの穴埋め的にファイナルズ予選のレポートを書いても良いよって言われたので、今回書いてみることにしました。
記事を書くといったものの気分的には"仕事中にダイアリーノートを更新する"感じで、所謂ゆるふわ系を目指してますので、真面目に考えながら読まずトイレやお風呂で「無」の感情で読んでいただければ嬉しいです。
単純に大会のレポだけ書いたらすぐ終わってしまい、そこからまた仕事に戻らないといけないので、前日のデッキ選び編からお送りしましょう(いかりやのコント前みたいな音声とぱっぱらぱらみたいなSE挿入)(編:言いたいことわかるけど応えられん編集指示やめてくれる?)
土曜日深夜。
大会が日曜なのでもちろんデッキを何使うかくらいは最低でも土曜日には決めたいところ。
まぁちょうど裏で世界選手権が行われてたので、僕はこの大会の中のどのラムナプレッド(以降赤単)を使うかだけなんですが。
とりあえず数日前にMOで3マッチだけデッキ調整した結果、「《帆綱走り》を採用するのはないな」という結論に至りました。
《村の伝書士》や《ファルケンラスの過食者》の枠として案外やるのではないかと試したのですが、ほぼ1マナ1/1先制攻撃の《ボロスの補充兵》でしかなく、トークンデッキや赤単同型で無駄な固さを見せるだけで、全く赤単というデッキに合っていなかったからです。
調整の結果、よくわからないけど《熱烈の神ハゾレト》2体でアタックしたら対戦相手がぶちぎれる程余裕で勝てるんだろうなっていうことだけはわかりました。
※《熱烈の神ハゾレト》が2体並んでいるのはMOのバグです。
あとはサイドにとっていた《カーリ・ゼヴの巧技》や《マグマのしぶき》もランプやゾンビがいなくなり不要そう。あとは個人的にティムールに強い《過酷な指導者》をサイドに4枚とりたいなぁと思いリストを眺めていると...ありました。
理想に近いリストですね。
ただそのあとPVが1-3、Samuel Pardeeが1-3、E-Floが3-1しているのを見て「いやさすがに《過酷な指導者》メインはやんちゃすぎるやろ」と思い、まぁその辺はちょっと変えるかと思いながらとりあえず土曜日は就寝。
日曜日
起きたらJavier Dominguezがトップ4に赤単で唯一入ってたのでこちらに組み換え。まぁメインは《過酷な指導者》2枚が《削剥》と《反逆の先導者、チャンドラ》になるだけなんですけど。
勝ったデッキをあんまりいじるのも良くないので、とりあえずそのままコピー。
《暴れ回るフェロキドン》は持ってなかったので3枚。代わりにPVが3枚積んでた《霊気圏の収集艇》を2枚にしていざ出陣。
AM11:00 にじいろくじら
参加者7人。この人数やと楽勝、負ける気せえへん地元やし。
いや、違う違う。8人おらんから不成立のやつやん。
ワンチャンに賭けて他の場所で開催されているPPTQに参加予定の、よく寝坊する地元の人に連絡すると...これが予想に反して珍しく起きれたみたいでPPTQに行ってて、数合わせにもならず結局不成立。駄目ちゃん。
PM1:00 プロジェクトコア阿倍野店
にじいろくじらからそのまま何人か移動し、参加者は21人。
早起きしたのに、午後1時にようやくマジックを楽しめることとなります。
1回戦目 BG
シャッフル中に「りゅうじさんって今東京行ってるんですねー」って言われる。さすがリュウジさん。知名度バグ。
メインボードはランド2で止まってもじもじしていたら最終的に場がランド3手札がハゾレト3になって投了。いきなり帰りたくなってきた。
が、しかし相手がマリガンしまくってくれたおかげで無事マッチ勝利。
2回戦目 UBコントロール(ざきかわさん)
ざきかわさんはファイナルズの権利を持っている(シルバーレベル)し、そもそも同日に行われるGPシンガポールに行く予定なので2回戦にして早くも頭を下げてトスしてもらう。
とりあえずフリープレイしてみたら、ちょっと手札が重くて最後ぎりぎりいけそうな盤面になったところで《陽焼けした砂漠》を引いたので勝ちを確信...したら、《不許可》で誘発を消されて負け。あらあら。
なおサイドからは《禁制品の黒幕》を2体出されてフルボ。このカード出された時スタンにこんなカードある?って聞いたけどおもいっきり『カラデシュ』のカードでした。
どうやら普通に使われてるらしいので、次からはこれを踏まえてサイドボードをしようと思いました。
3戦目 BG
再びBG。《巻きつき蛇》が殺せないから赤単不利と嘆いていたのも今は昔。
《削剥》も《稲妻の一撃》も手に入れた赤単の前ではそんなに不利なマッチでもないかという感じ。
というか《損魂魔道士》がメインに4枚入ったことにより《巻きつき蛇》が《ショック》で死んでしまう可能性まで出てきたのも追い風。
何より前の環境ではこのマッチ、1枚減らしてもいいんじゃないかと思われた《熱烈の神ハゾレト》も《闇の掌握》がなくなった今はさすがになかなか死なない。憎き《地下墓地の選別者》も落ちた。
敗ける理由がない可能性まである。
デカい《歩行バリスタ》さえ出てこなければおおむね勝ちじゃないですかね。
4回戦目ティムールエネルギー
下当たりしてIDできず。どっちが有利かわからないけど、たぶん五分くらいなんだろうなという感想。
負けパターンは大きくなった《牙長獣の仔》や《つむじ風の巨匠》、《逆毛ハイドラ》が並びエネルギーの使い道が複数あると結構厳しいかなという感じです。
勝ちパターンはとにかく先手で殴りまくり《熱烈の神ハゾレト》で蓋、もしくは《ボーマットの急使》でいっぱい引いてハゾレトに辿り着くことです。ハゾレトを引かなかった場合は頑張ってください。
基本的に先手ゲー感が強い。後手で取る場合は相手の2ミス相当(もしくは劇的なトップデッキ2回)が必要な感じ。
ちなみに赤単側は1つの微妙なプレイで死ぬことはないですが、明らかなミスをすれば1発で即死します。
今回は相手の引きが芳しくなく、こっちだけ《栄光をもたらすもの》を引いたおかげで勝てました。
5回戦目はIDして、先手が欲しい赤単には嬉しい1位でスイス抜けです。
決勝ラウンドトップ8分布
赤単1
青白2
青黒1
ティムール4
そもそも会場に赤単が僕以外に一人いてたかどうかみたいな感じで、ティムールが最多勢力でした。
デッキパワーも高いのでやはりトップ8にも多いですね。
トップ8 1回戦 ティムールエネルギー
赤単-ティムール、青白-ティムールと青黒-ティムール、青白-ティムールの組み合わせ。
1本目。「先手の赤単」を魅せつけ勝利。《僧院の速槍》に《Ancestral Recall》ついてるのはさすがに禁止カード級。
2本目。サイドボードがさっぱりわからず。とりあえず雑に《暴れ回るフェロキドン》3枚と《栄光をもたらすもの》を2枚入れて、《チャンドラの敗北》2枚を《ショック》と入れ替えるか的な感じ。
結果《チャンドラの敗北》を抱えて死ぬことになったので、2枚入れるのは次からやめようと思いました。
3本目。ハゾレトが殴ってたらあっさり終わった。
トップ8 2回戦 ティムールエネルギー
横を見ればティムール-ティムールでここを勝っても決勝ティムールが確定。
1本目。「先手の赤単」を魅せつけ勝利。
2本目。後手がやっぱり無理。なにせ何が要らない子なのかがわからない。《アン一門の壊し屋》が後手で要るのか要らないのか、残すとしたら何枚いるのかがわからずパニック。
とりあえず《暴れ回るフェロキドン》とマナ域が被るので完全入れ替えでもいいのではないか、とこの場ではそう考えながらサイドしてもやはり負け。
3本目。ハゾレトがとまらず勝ち。
決勝 ティムールエネルギー
1本目。「先手の赤単」を魅せつけ勝利。
2本目。もうサイドボードが全くわかなくて金太郎飴みたいに抜くことにした。
が、やはり無力。敗北。
3本目。ハゾレトとドラゴンのイケメンコンビが止まらず勝利。
結局決勝3ラウンドは全部ほぼ同じゲーム展開で優勝しました。
たくさんのご声援ありがとうございました。本戦も頑張ります。
最後までお付き合いいただいた皆様のためにサイドボードガイドをちょこっと書いておきます。僕が現在行っているサイドボードなので、あくまで参考程度にしてください。こんなん書いてますが、雰囲気や気分によってかわります。
まずはデッキリストを確認
※画像をクリックすると、MOで使用できるテキストデータをダウンロードできます。
ティムールエネルギー
先手
in
3《暴れ回るフェロキドン》、3《反逆の先導者、チャンドラ》、2《栄光をもたらすもの》
out
4《損魂魔道士》、2《削剥》、2《ショック》
ビジュアル重視のサイドチェンジ。《削剥》と《ショック》はどんな配分で抜くか悩んだ結果、よくわからないから2ずつ。
後手
in
3《暴れ回るフェロキドン》、2《栄光をもたらすもの》、1《反逆の先導者、チャンドラ》、1《チャンドラの敗北》
out
4《損魂魔道士》、3《アン一門の壊し屋》
正直に言うとさっぱりわかりません。《損魂魔道士》は地味に《牙長獣の仔》をルカニしたりするから必要なのかも(編:ドラクエわからんからやめて)。ただ引きたくないのも確か。
後手のボーマットもそこまで強くないけど、だいたい2ドローはできるから僕は減らしたくない派。
サイドインする予定のチャンドラも大体つむじ風に4点与えて飛行機械でワンパンKOされるだけのおばちゃんになるので、ほんまに必要なのか謎。記事でこんな言葉見たことないけど「わからんし自分で考えて」。Twitterなどで意見を書いてくれると嬉しいです。
青黒
in
3《反逆の先導者、チャンドラ》、3《ピア・ナラー》、2《栄光をもたらすもの》
out
4《削剥》、2《ショック》、2《熱烈の神ハゾレト》
《奔流の機械巨人》のために《削剥》を少し残すプランもあるんですが、僕は基本的に何もしないカードは嫌いなので0枚にします。
ハゾレトは手札があまりなくならないのとどうせ《ヴラスカの侮辱》を撃たれるなら出た時にちょっと仕事するチャンドラの方が強いので入れ替える感じ。
《削剥》とか《栄光をもたらすもの》は相手のサイドボードが《禁制品の黒幕》か《才気ある霊基体》によって枚数を調整しましょう。《才気ある霊基体》の場合は《損魂魔道士》をちょっと抜いて《削剥》を数枚残します。
赤単
in 2《チャンドラの敗北》、3《ピア・ナラー》、2《霊気圏の収集艇》
out
4《アン一門の壊し屋》、1《反逆の先導者、チャンドラ》、2《削剥》(相手が死ぬほど《霊気圏の収集艇》を入れてきた場合は《稲妻の一撃》と枚数調整)
《アン一門の壊し屋》はショックを撃たれたらプレイヤーもショックなので退場。《削剥》はプレイヤーに飛ばないので2枚で十分です。相手の《霊気圏の収集艇》がほんまに許されへんと思うなら、あまりお勧めはしませんが《稲妻の一撃》と1枚ずつ抜きましょう。
副陽の接近
in
3《暴れ回るフェロキドン》、3《反逆の先導者、チャンドラ》
out
4《削剥》、2《損魂魔道士》
ほぼ当たらないのでフィーリングで。クリーチャーを抜きたくない場合は《ショック》でもいいんじゃないですかね。
緑黒
先手
in
3《反逆の先導者、チャンドラ》、2《霊気圏の収集艇》、2《栄光をもたらすもの》
out
3《損魂魔道士》、4《ショック》
後手
in
1《反逆の先導者、チャンドラ》、2《霊気圏の収集艇》、2《栄光をもたらすもの》
out
1《損魂魔道士》、4《ショック》
《損魂魔道士》と《ショック》で《巻きつき蛇》を倒すプランはメインでドヤっておけば大丈夫。サイド後までやりたがらなくてOK。
後手で《反逆の先導者、チャンドラ》を入れちゃうと、手札で交通渋滞を起こすので1枚追加くらいで十分です。
トークン
in
3《ピア・ナラー》、3《暴れ回るフェロキドン》、2《霊気圏の収集艇》、3《反逆の先導者、チャンドラ》、2《栄光をもたらすもの》
out
4《アン一門の壊し屋》、4《地揺すりのケンラ》、2《ショック》、3《熱烈の神ハゾレト》
《熱烈の神ハゾレト》の攻撃が通らないランキング第一位のデッキ。そもそも赤単を倒しに来てるデッキなので他のデッキと比べて勝つことは難しいですが、絶望的な相性ってことはないので頑張ってください。
【やり得ハッピーテクニック】
赤単をあまり使ったことがない皆様の為に、知ってるとちょっとだけ得することを書いておきます。まぁまぁ、そんなことくらい知ってるわと言わずに。
① マリガンは積極的にするけどだいたいキープ。
《熱烈の神ハゾレト》とかいうマリガンすればするほど4ターン目からアタックできて勝ちに近づく可能性があるカードが入っているのでちょっとでも初動が遅いなと思えばマリガンしましょう。ただし、マリガンしたらハゾレトを引けるほどこのゲーム簡単じゃないので、だいたい7枚キープです。
② 《熱烈の神ハゾレト》が場にいる時は手札の枚数に気を付けること。
そんな奴おらんやろと思うかもしれませんが、たまにアタックしようとして手札が2枚あることに気付きます。内心はすごく恥ずかしいのですが、そういう場合は忘れてたわけじゃないよって顔をして相手のターンに手札捨ててブロックにまわしてウマぶりましょう。
あとハゾレトが4ターン目殴れそうなときは普段絶対そんなプレイしないやろと思うプレイをする時があります。具体的には1ターン目いきなり本体《ショック》や2ターン目1マナのどうでもいいクリーチャーに《削剥》を撃つなどです。セオリーに反しますが、どうしてもハゾレトで最速アタックがしたい赤単同型では必要になるときもあります。
つまり相手が1ターン目本体《ショック》を撃ってきたら、そういうことです。
③ 《ボーマットの急使》でいっぱいカードを引こう。
《ボーマットの急使》が複数枚並んでいる時、隠しているカードが3枚、2枚、1枚みたいな場になるときがあります。ボーマットの起動は赤マナと手札を捨てるのがコストですので、優先権を放棄せずに1枚目のボーマット起動スタック2枚目起動スタック3枚目起動ってすれば、裏向きのカードを全部まとめて引けるのでいきなり手札がいっぱいになります。
あまり多すぎても使いきれず持て余すだけで、場のクリーチャーがいきなり減ってえらいことになる場合もあるので、状況に応じて起動しましょう。
それでは、皆様とファイナルズで会えるのを楽しみにしております。
またね。