こんにちは。前回はTheFinals 2017予選を抜けた時に書かせてもらいましたが、今回は香港でPTQを突破することが出来たので1か月ぶりの第2弾を書かせていただきます。
まずはGP香港の思い出から
金曜日
空港で砂のようなミルクティーを飲み、タクシーに乗ると運転手の横に座らされる。
近い近い!距離感アグロ!
到着後特にやることもなかったのでホテルで、相部屋のくーやんのティムールエネルギーと僕の赤単で延々とスタンダード。
アメリカ選手権を優勝した《栄光をもたらすもの》4枚のティムールエネルギーが赤単に相性が良く、始めてから1時間近くまったく勝てず10連敗くらいしたものの、最後は勝って終わらせ気分よく就寝。
土曜日
朝はマクドとサブウェイに囲まれた怪しげな中華料理屋で朝食。メニューは中国語しかなく知っている文字は「粥」と「麺」と「出前一丁」のみ。
そんな中「さすがにこれはソーセージ的なやつでしょう」という読み合いのもと「腸粉」という料理を注文すると
味はご想像にお任せします。
会場に戻り、本戦リミテッドのデッキ構築を終え...早くもお通夜ムード。Bye明けこそ勝ったもののあっさり3連敗。
3敗したらPTQに出ると決めていたのでここでドロップしてもよかったのですが、PWPを貯めるためと知り合いで3敗でも続ける人とあたればトスしようかなと思い続行。結局そこから3連勝で6-3、一応初日抜けのスコアで終了しました。
何人かのプレイヤーとプールが弱いなりに真剣にデッキ構築の話をしたんですが、「見るだけ無駄」っていう結論に。
井川君だけが最後まで真面目に考えてくれて、最終的に出来たデッキは登録したデッキと4枚しか違わなかったのですが、最初からそうしていれば2敗で抑えられたかもしれませんね。
日曜日
当初の予定通りPTQへ。
大阪の某ゴールドプレイヤーから「君はBIGsの中でも一番下なんやからここらでPTでも出ないやばいよ。え?何か不満ある?じゃあ自分より下やと思うBIGsの名前言ってよ」と叱咤激励され、「見返したる」と思ったはまちは朝からやる気UP。
そもそもBIGsに上とか下とかないのでは...
そのあと何人かのゴールドプロから「人少なそうやしね。逆の立場やと絶対PTQ出るよ。60人くらいじゃないの」って言われたから人少ないと信じていたのに、蓋を開けてみたら124人の7回戦。
1回戦 ティムール
2回戦 ラムナプ・レッド
3回戦 スゥルタイ
4回戦 ティムール
5回戦 ティムール
6回戦 ID
7回戦 ID
7位通過。
SE1回戦 マルドゥ機体
SE2回戦 マルドゥ機体
SE3回戦 エスパートークン(Aさん。バッファロー吾郎じゃないよ)
そもそもこの記事を書く予定はなかったのでラウンドごとの詳細はあまり記憶にありませんが(その場その場で精いっぱいでやっていたためご容赦を・・・)無事全てのマッチを勝利することが出来て、優勝することが出来ました。
そしてなんと、決勝の相手だったAさんもPT『イクサラン』でチェインして一緒のプロツアーに出れることになりました!
この時僕が敗けてAさんがチェインしていたらと思うと、本当に勝てて良かったと思いました。改めてAさん、おめでとうございます。
では、今回使ったデッキです。
前回のThe Finals 2017予選から変更したところとして、《アン一門の壊し屋》が0枚でメインに《栄光をもたらすもの》が1枚入っています。
アン一門は同型でも一番弱いクリーチャーで(1マナの《ショック》で死ぬため)、ティムールには《暴れ回るフェロキドン》の方が強く、トークンや機体の前にあまりにも無力なので、ならばとフェロキドンをメインに昇格させました。最近また増えてきましたが、この週(香港時点)は機体や王神、《奔流の機械巨人》が減っていると思っていたので《削剥》を1枚削って3にして、空いたスペースに何をいれようか考えていたところ...前日のフリープレイでくーやんに毎ゲーム出されてぼこぼこにされた《栄光をもたらすもの》をメインに昇格。
1枚で倒せるインスタントが同型のメインボードに存在しないし、単純にカードパワーで採用しました。ちなみにサイド後は1マナで死ぬので用無しです。
サイドボードはフェロキドンとドラゴンをメインに採用することによって、4枚空いた枠にティムールや機体に強い《過酷な指導者》を4枚採用しました。
ただ、フェロキドン4は正直やりすぎたかなぁと(笑)、PTで9-1した2つのリストを見ても、アン一門は2人で1枚だけなのでアプローチ的には間違ってなさそうなんですが、とにかくメインボードの後手でフェロキドンを2枚引くのが鬱陶しい。なのでメイン3、サイド1くらいがちょうどよかったかもしれません。もちろんメインサイドあわせて4枚必要なカードだとは思っています。
その後、PTで同じ形のデッキを使うかもしれないと何人かに言われたのでその時に教えたサイドボードプランを書いて終わりとします。これはないだろうと思うものもあるかもしれませんが、そもそもサイドボードは生ものなのでその日の体調とか相手の顔見て変えてください。
ティムール
先手
out
3《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》、3《損魂魔道士》、1《削剥》、1《ショック》
in
4《過酷な指導者》、3《反逆の先導者、チャンドラ》、1《栄光をもたらすもの》
後手
out
3《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》、1《ボーマットの急使》、1《削剥》
in
4《過酷な指導者》、1《栄光をもたらすもの》
この間まで赤単はティムールに勝てないと言われていて、最近実は五分なんじゃないかと言われている。そんなこのマッチアップですが、僕的には55:45くらいで微有利なのではないかというところ。
まぁ赤単がどれだけまわるか・ティムールがどれだけ赤単と練習してるかで大きく変動しそうな相性。
ちなみに《地揺すりのケンラ》が6マナで戻ってくるゲームはほとんどなく、《スカラベの神》でぱくられたゲームの方が圧倒的に多いので《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》よりケンラを抜いてもいいのですが、《アン一門の壊し屋》が入っていないのでケンラまで抜くと《ボーマットの急使》のアタックが全く通らなさそうなので僕はカーリ・ゼヴ派。
トークン
in
2《霊気圏の収集艇》、1《栄光をもたらすもの》、3《反逆の先導者、チャンドラ》、2《過酷な指導者》
out
先手
2《ボーマットの急使》、2《地揺すりのケンラ》、1《熱烈の神ハゾレト》、1《削剥》、2《ショック》
後手
4《ボーマットの急使》、1《地揺すりのケンラ》、2《熱烈の神ハゾレト》、1《削剥》
とにかく飛行とプレインズウォーカーは全入れ。
抜きたいカードが結構多く、特に後手は本当に多くて《ピア・ナラー》まで入れたらもっさりしすぎて失敗しました。
アンリコ君こと《ボーマットの急使》は後手だと一切通らないのですべて抜いても大丈夫です。
《地揺すりのケンラ》もタフネス1なのでアタックもブロックもし辛いのですが《燻蒸》の返しにアタックできるところだけ優秀なのでちょっと減らすくらいで。刺さるカードは約8枚しか入っていませんが、タフネス2の分《過酷な指導者》のほうがちょっましかな。でも2マナ1/3でてきたらうーん。みたいな感じで2枚だけ入れました。ピン除去はあまり減らさなくてもよさそうです。
赤単
in
2《チャンドラの敗北》、3《ピア・ナラー》、2《霊気圏の収集艇》
out
4《暴れ回るフェロキドン》、1《反逆の先導者、チャンドラ》、1《削剥》、1《栄光をもたらすもの》
ほぼ、どちらが先に《熱烈の神ハゾレト》を引くかどうかだけのゲームなので、正直細かい部分はなんでもいいです(笑)
機体
先手
in
4《過酷な指導者》、2《霊気圏の収集艇》、2《反逆の先導者、チャンドラ》、1《栄光をもたらすもの》、3《ピア・ナラー》
out
4《暴れ回るフェロキドン》、4《地揺すりのケンラ》、4《損魂魔道士》
後手
in
4《過酷な指導者》、1《栄光をもたらすもの》、3《ピア・ナラー》、2《霊気圏の収集艇》
out
4《暴れ回るフェロキドン》、4《地揺すりのケンラ》、2《ボーマットの急使》
スゥルタイ
先手
in
3《反逆の先導者、チャンドラ》、2《霊気圏の収集艇》、1《栄光をもたらすもの》
out
4《損魂魔道士》、2《ショック》
後手
in
1《反逆の先導者、チャンドラ》、2《霊気圏の収集艇》、1《栄光をもたらすもの》、2《ピア・ナラー》
out
4《暴れ回るフェロキドン》、2《損魂魔道士》
王神
当たったことがないのでいったいどういうゲームになるのかよくわかってないのですが、後手は《ボーマットの急使》と《過酷な指導者》を入れ替えると思います。とにかく《削剥》を構えるゲームになりそう。
今回は以上です。ラムナプ・レッドはまだまだ死んでないと思うので、1ヶ月後のThe Finals 2017でお会いしましょう。概ね赤単使うと思います。