岩SHOW Card of the Day 2018/03/12《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》

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 祝、マジック25周年!ということで3月16日に発売される『マスターズ25th』。個人的にはこれを用いたドラフトをMOで遊ぶのがとても楽しみだ。今までのマスターズシリーズほど、パッと見た限りでは「ドラフトではこの2色でこのデッキを作ってください」感がなくて、つまりは自由度の高い戦略を用いることが出来そうで楽しみだ。プレイしまくってお祝いしたいと思う。

25年の歴史から選ばれたカード達とあって、皆さん思い入れのあるカードもあることでしょう。今週の当コラムでは、25年の歴史の中で「初めて登場した○○」であるカード達を紹介していくことにしよう。ある意味歴史を作ったカード達だ。「その時歴史が動いたウィーク」、いってみよう!...ん、タイトル何か問題ある?


 まずは..."最初のプレインズウォーカー"より《ジェイス・ベレレン》!『ローウィン』にて突如登場した5人のプレインズウォーカー。彼らはそのタイミングではストーリーに何ら絡むことはなく、素性は不明。ただゲーム内にもう一人攻撃するべき対戦相手が増えたような新しい感覚をもたらし、マジックをよりエキサイティングなゲームへと変化させた功績は計り知れない。

1つ前のセット、『未来予知』に収録された《タルモゴイフ》のテキストにはプレインズウォーカーという単語がしっかりと書かれていたのだが、当時の認識としては「背景世界に登場するプレインズウォーカーはその力が強大過ぎてカード化できない」というものだった。これが時のらせんブロックのストーリーの結末により、すべてのプレインズウォーカーが弱体化してもはや無限のごとき魔力を誇るものではなくなった、と設定されたことによりジェイスらをカード化することが可能になったというわけだ。

こうして振り返ってみると、時のらせんブロックはプレインズウォーカー達を退場させまくることで新たなプレインズウォーカー達がストーリーでもカードでも活躍するきっかけを作ってくれたってことだね。それまではマジックにおけるプレインズウォーカーって《プレインズウォーカーの○○》サイクルくらいでしか意識されることはなかったもんな。


 以上のような経緯でカード化が可能になり、『ローウィン』にて顔出しとなった新世代のプレインズウォーカー達(《リリアナ・ヴェス》さんは旧世代ですけども)。《ジェイス・ベレレン》は青のそれらしく、ドローとライブラリーに関係するものだった。

3マナで初期忠誠度は3.一見脆く見えるが、すぐさま【+2】能力でゴリッと固くなることが出来る点が魅力的。その能力はお互いに1ドロー。プレビュー当時は「なんで相手にドローさせなあかんねん」とネガティブな印象を抱いていたが、【-1】能力:自分だけ1ドローと交互に使っていくことでドローの差をつけることは可能で、思っていたよりも強かった。

まあこの後、『モーニングタイド』にて《苦花》が登場することでブロッカーを常に用意でき、悠々と【-1】能力を使うことが出来るようになって大化けするんですけどね。【-10】能力もその要求忠誠度からネタに見えたのだが、これをしっかりとフィニッシャーにする「ターボフォグ」なるデッキが登場して笑うことも出来ないガチ奥義となったものだ。《天使歌》《時間のねじれ》でひたすらに相手の攻撃を防ぎ、その間にジェイスや《吠えたける鉱山》などでガンガンお互いにドローして最後はドカンと20枚削り!見ている分には面白いデッキだった。


 後に《精神を刻む者、ジェイス》とスタンダード環境にて共存するようになる。どう考えても神ジェイス使うからベレレンは用なしだろ...と思うプレイヤーも少なくなかったが、当時は同じタイプ=同一人物のプレインズウォーカーはお互いの戦場に1枚だけしか存在できず、ベレレンを先出ししておけば後から相手が神ジェイスを出してきても対消滅して何もできずにカードとマナを浪費させる、ということが出来た。

そこでよく見られたのが、先出しベレレンで【-1】を2回使っての"放置"。自分だけ手札を増やし、相手のジェイスを無駄にする。堪えきれなくなって相手が神ジェイスをプレイして割ってきたら、その隙にこちらが神ジェイスを...という立ち回りが出来たというわけ。今ではもうプレインズウォーカーをそういう目的で使うことはなくなったが、それもまた歴史の流れを感じさせてなんだかイイネ。

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