岩SHOW 主催が変わってどうなるの?グランプリの変更点まとめ

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どうも岩SHOWです。本日は2018年より開催される新しい形式のグランプリについて様々な情報をまとめて皆さんにお知らせしたいなということで本記事を書かせていただきました。主催が全国各地のショップではなくChannel Fireball Event(以下CFB Event)によって統括されるものとなり、それに伴い日本国内のグランプリも細かい部分でその形式が変更されることになります。知らないと損するかもしれない情報ですので、この機会に拡散したいなぁというわけです。各人それぞれに興味があること・知らなかった変更点などは異なると思いますので、以下の目次よりそれぞれの項目に飛んでいただければと思います。それじゃ行ってみよう!

 

・初日が早く終わって晩御飯も安心?予選ラウンド数および初日突破ラインの変更

・「暇だ」とは言わせない!サイドイベントの大増量

・黄金の切符を掴め!新企画ゴールデン・チケット・プログラムとは

・何でもアリでは決してない、トレードに関するルール

 

 

・初日が早く終わって晩御飯も安心?予選ラウンド数および初日突破ラインの変更

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マジックのグランプリは、誰でも参加可能な祭典です。その本戦参加者数は、優勝賞金の増額やプロツアーに参加したいという思いを秘めたプレイヤーの増加、そして何よりマジックの競技イベントの楽しさが認知されたことにより、年々増加していました。これに伴い、問題となっていたのが"初日突破ライン"でした。

グランプリは2日間の予選ラウンド・初日9回戦+2日目6回戦を経て決勝ラウンドに進出するプレイヤーを決定するシステムになっていますが、すべてのプレイヤーが2日目の予選ラウンドを戦えるわけではありません。所謂足切り、初日の成績が突破ラインに達しなかったプレイヤーは初日落ち、そこでトーナメント終了となります。

この初日突破ライン、数年前までは7勝2敗以上の成績と設定されてきました。ただ前述の通り、参加者の増加を考慮してより多くの人に2日目を楽しんでもらおうと6勝3敗以上と引き下げられ、2017年まではこの形式がグランプリ運営が行われてきました。ただ、これにより2日目進出者は勿論増加したのですが、それにより2日目のトーナメント進行などに問題が生じてもいました。

特に、3敗のプレイヤーその時点で決勝ラウンド進出はまず不可能、そこから2敗すると賞金が貰えないなんてことも多々。4、5敗目を喫したことで続ける意味がなくなり、そこから手続きをせずにトーナメントから離脱するプレイヤーも。手続きなく欠席されてしまうと、その分トーナメント進行も円滑にはいかなくなってしまいます。

これらの問題を解決するためにウィザーズ・オブ・ザ・コースト社やCFB Eventが協議を行った結果、新しい予選方式が採用されることとなりました。2018年より開催される新しいグランプリは以下のようになります。

個人戦構築

予選ラウンド:計15回戦(初日8回戦+2日目7回戦)

初日突破ライン:6勝2敗以上の成績のプレイヤーが2日目進出

 

個人戦リミテッド

予選ラウンド:計15回戦(初日9回戦+2日目6回戦)

初日突破ライン:8回戦終了時点で6勝2敗以上の成績のプレイヤーが9回戦に進出。引き続きシールド戦による9回戦を行い、このラウンド終了時点での全参加者が2日目に進出しドラフトを行う

 

チーム戦

予選ラウンド:計14回戦(初日8回戦+2日目6回戦)

初日突破ライン:6勝2敗以上の成績のチームが2日目進出

 

 まず、初日突破ラインが6勝2敗に設定されました。リミテッドの場合は3敗で2日目に行く可能性もありますが、8回戦を終えた時点でこの成績か否かがまずチェックされるということを覚えておきましょう。

グランプリにて決勝ラウンド進出及びプロツアーへの参加権利獲得を狙うには、13勝2敗以上の成績が求められています。先述の通り、以前の形式では3敗で2日目進出した時点でこれらはまず手の届かないものとなっていましたが、これからは初日を突破したプレイヤーは「明日全勝頑張るぞ!」と思いながら就寝することになるわけです。

 

また、構築及びチーム戦の初日が全8回戦となったことは、プレイヤーにとっては嬉しい限りではないでしょうか。早く終われば、その分夜の自由時間が増えます。かつては初日が終わったらもう居酒屋以外閉店してるじゃん...と晩ご飯をどうするか頭を悩ませるプレイヤーも少なくなかったかと思いますが、これからはその心配はないでしょう。遠征の醍醐味である、ご当地グルメを満喫しちゃってください。

1日に9回戦と長丁場になれば、プレイヤー及びジャッジやスタッフも疲弊してしまいトーナメントの進行が遅れてしまいかねませんが、これが1つ減るとなると肉体的にも精神的にも随分と楽になることでしょう。これまで以上にサクッと終る、それでも競技マジックを8回戦十分なボリュームで楽しめる!生まれ変わった予選ラウンドを体感してください。

 

・「暇だ」とは言わせない!サイドイベントの大増量

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グランプリ本戦の形式には変化がありましたが、ではサイドイベントはどうでしょう?グランプリの楽しみは本戦のみではありません、大小さまざまなサイドイベントが開催され、本戦と同じ・あるいはまったく異なるフォーマットで存分に遊ぶことが出来るのも魅力なのです。
そんなサイドイベント、CFB Eventが主催となったことでどうなるのかというと...CFB式とでも言いましょうか、マジックの本場アメリカで行われているグランプリに近いものとなるようです。まずはこちらの画像をご覧ください。

 

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これは僕が昨年遊びに行ったグランプリ・ラスベガス2017のVIPネームタグの裏に書かれたサイドイベントスケジュールです。4日間すべてのものが掲載されているので、字が小さすぎて読めませんが(笑)、ベガスではサイドイベントが全日ビッシリ!なんと30分おきに1つのイベントが開催され、最も多い日曜日ではその数30!これは3つのグランプリを同時開催したベガスだからこその特別なものではありますが、アメリカを中心とした海外では多数のサイドイベントが同時開催されているのです。CFB Eventが主催となったことで、このスタイルが日本にもやってきました。

日本レガシー選手権などの日本のグランプリで恒例となっているイベント・プロツアー予選・8人イベントに加えて、グランプリ・京都2018では「ベーシックイベント」なるものと「マスターズ25thチャレンジ」なるイベントが複数回開催されます。これらは「フライデー シールド1」「フライデー モダン2」などのように曜日とフォーマット、そして複数回開催されるものには数字がトーナメント名につけられています。

例えば金曜日であればシールド・スタンダード・モダン・レガシーのベーシックイベントが各々3回ずつ開催されます。いずれも4回戦固定で賞品はパックとなります。何か特別な大会という訳ではありませんが、1日に何度もマジックをプレイしたい、という欲求はこれらのイベントにより十分に満たされることでしょう。マスターズ25thチャレンジはその名の通り、マジックの25周年を祝う最新商品『マスターズ25th』のパックが賞品となっています。発売直後の激アツパックは良い自分へのお土産となるでしょう。

 

様々なイベントが約1時間に1回は開催されるようになり、日によってはその数が20を越えるものとなっている新たなグランプリ。会場内で「やることがない」と暇になってしまうことはまずありません!とにかくマジックが遊びたいというのであれば、会場へお越しください!

 

GP京都サイドイベントスケジュール

 

 

・黄金の切符を掴め!新企画ゴールデン・チケット・プログラムとは

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ゴールデン・チケット・プログラム、何やら派手な名前がついていますがこれはグランプリを今までよりも身近なものに感じてもらうための新企画になります。これはグランプリ開催前に、開催地の近隣にある一部のマジック取扱店にて開催されるトーナメントになります。多くの場合はそのグランプリ本戦と同じフォーマットで開催されるので、直前の腕試しにはもってこいかもしれません。

このトーナメントに優勝すると、ゴールデン・チケットなるものが賞品として贈られます。これはCFB Eventより提供されたもので、このチケットは2018~19年の間に開催される、あらゆるグランプリの中からいずれか1つに無料で参加することの出来る引換券となっています。つまり、ゴールデン・チケット・プログラムで優勝して目前に迫るグランプリに無料参加!なんてことも出来ちゃうわけです。無料でグランプリを堪能できるなんて、最高ですよね。

 

グランプリ京都の直前で急遽始まった企画であるため、急な告知となってしまいましたが...次回以降はもっと早く告知できることかと思います。お近くのお店でゴールデン・チケットを獲得し、すぐ使っても良し・取っておいて海外のグランプリに遠征しちゃっても良し。プレイヤーにとってはとても嬉しい企画となっているはずです!

 

ゴールデンチケットプログラム

 

 

・何でもアリでは決してない、トレードに関するルール

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マジックは初めて世に登場したトレーディング・カード・ゲームです。カードとカードの交換、トレードはプレイヤー同士のコミュニケーションにもなり、お互いが望むものを手に入れられることが出来れば最高の瞬間となるでしょう。

ただ、グランプリ会場ではこのトレードに関する問題がたびたび生じているのも事実です。特に「プレイヤー同士での金銭を用いたトレード」はグランプリ会場で禁止されているのですが、隠れてこれらを行う人々が後を絶ちません。グランプリ運営がCFB Eventに統括されたことにより、改めてトレードに関する規約が定められました。その内容を以下にまとめます。

 

・イベント参加者がデッキに不足しているカードを手に入れるため・あるいは好きなカードをコレクションする目的のトレードはどなたでも大歓迎!

・出店ブース以外での資産を増やすこと、利益を得ることを目的としたトレードは禁止。

・出店ブース以外でのカードの売買は禁止。

※日本国内では古物営業法により、出展ブースによるグランプリ会場内での買取は行っておりません。

 

また、以下の禁止行為を行った場合、イベント参加費等の払い戻しなく退場していただく場合があります。あらかじめ把握して、グランプリを楽しいもので終えられるように気を付けましょう。

 

・出店ブース以外のカードの売買およびそれを斡旋する行為。

・金銭やその他の報酬と引き換えにカードに拡張アートを施す行為。

・トレード時の過剰な場所の専有や過剰なトレード在庫を持ち歩くこと。

・CFB Event運営スタッフの許可なく宣伝を行う行為。

 

 

・最後に

 以上、2018年より新体制で開催されるグランプリについて変更点をまとめてみました。グランプリ京都やその他国内外を問わず、これらのルールが適用されていますのでグランプリに参加される方はしっかりと把握したうえで臨んでいただければと思います。少しでもわからないことがあれば、場内のスタッフにお尋ねください!

最後に、変更点こそあれどグランプリがマジックを好きなすべての人にとって最高のお祭りであることに変わりはありません!グランプリだからこその最高のマジック体験を送れる週末、目一杯楽しんでくださいね!

グランプリ・京都2018 特設サイト

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