岩SHOW Card of the Day 2018/09/29《山頂をうろつくもの/Summit Prowler》

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 世界の頂点、即ち最高峰となるとエベレスト。8850メートルと言われるその高さ、世界の頂を目指す登山家は後を絶たない。山頂からの眺めは人生でも最高のものであることは間違いないだろう。

ただ、最高の光景は同時に最も危険な場所でもある。エベレストの山頂付近は酸素濃度が地上の3分の1とも言われる。そんな環境に長時間いるとどうなるか。

ある登山家の話では、エベレストの山頂にいると格闘技の試合でボッコボコに殴られ失神KOした時と同じくらい、脳細胞が死んでしまうとか。想像しただけで怖すぎるよな...エベレストに10回以上登頂している登山家は50代半ばにしてすっかりぼけてしまっているという話も。こんなの生物が存在して良い環境じゃないんだろうな。

というわけでエベレスト山頂付近には生き物なんかは生息していないと思われるが、実際に大規模な調査が行われたわけじゃないからロマンは残っている(何せヘリが飛ばないから調査のしようがない)。雪上の巨大な足跡をイエティだと、そういう話が生まれたのもエベレスト。人間には厳しすぎる環境で生活を送る何かがいてほしい、そんな夢を抱いてしまう。


 実際の標高がどれほどのものかはわからないが、タルキール次元にもエベレストのような山々が存在している。そしてその山頂付近には、巨大な生物が生息しているのだ。

《山頂をうろつくもの》の名の通り、じっと耐えているわけでもなくノッシノッシと歩き回っているのだろう。タイプはイエティ。猿人でも人でもない、独自の進化を遂げた人型のシルエットを持つ種族ってわけだ。4/3というサイズ感から、《灰色熊》のおよそ倍のサイズということになる。ヒグマの亜種であるハイイログマの平均体重は雄で260kg。これの倍と考えると、半トントラックくらいの怪物ってわけか。

こんなのが生息できるってことは、それを支える食物があるということ。タルキールの生物達は低酸素の世界でも豊かな生態系を築いているようだ。エベレストでも環境に適応したシェルパの人たちや、頂を悠々と越えて飛んでいく鶴などがいる。それらのバリエーションがもっと豊かってことなんだろうね。


 このカードは2種類存在し、『タルキール覇王譚』と『タルキール龍紀伝』、同じブロックにて再録されたことで話題となった。サルカンが『運命再編』にて歴史を改変した結果、龍たちは絶滅せずに次元を支配する世界となったタルキール。そんな変化にも関係なく、代わらずに存在するものがある。そんなことをこの2枚のバニラクリーチャーは教えてくれる。

イラストもほぼ同じだが、背景に龍が写り込んでいることで世界の変化を感じさせるようになっている。フレイバーテキストでも、最強の捕食者的な扱いをされている覇王譚版に対して、龍紀伝版では捕食者の頂点アタルカの獲物にうってつけ扱いになっているのが面白い。


 4マナ4/3バニラはリミテッドでは頼もしいもの。何度か同型再販されているが、その元祖が《低地の巨人》。低地でも超高地でも、同じようなヤツがいるってのはなんだかおもしろいね。

今週は「頂ウィーク」

岩SHOW Card of the Day 2018/09/28《青の太陽の頂点/Blue Sun's Zenith》

岩SHOW Card of the Day 2018/09/27《上位の人間、焔村/Homura, Human Ascendant》

岩SHOW Card of the Day 2018/09/26《頂雲の湖/Cloudcrest Lake》

岩SHOW Card of the Day 2018/09/25《力の頂点/Apex of Power》

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