岩SHOW Card of the Day 2018/10/11《テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice》

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 若い人はあまり知らないかもしれないが、初代ミラディンブロックでは主人公ポジションを務めた色は緑である。金属次元に誕生したエルフの少女が物語の主役であり、『フィフス・ドーン』は5つ目の太陽。緑の太陽がミラディンの核より現れるという意味だ。何故緑が主人公だったのか?実は前ブロックであるオンスロートブロックと主人公の色は被ってもいる(ドルイドになったカマールさん)。

それでも緑を主役にしようとしたのは、この色がアーティファクトに対する解答を多数擁する色だからではないか。昔からオランウータンだのカビだのでアーティファクトをじゃんじゃか割ってきた色である。このブロックでは緑のその役目をさらに強化するカードを多数用意して、アーティファクトに屈しない色という側面を強めた。邪悪なアーティファクトに対抗する希望の色、緑の姿勢を体現しているものといえば《テル=ジラードの正義》!


 アーティファクトを破壊し、占術2を行う。かなりシンプルなインスタントだが、アーティファクト塗れのミラディン環境においてはその名の通りジャスティスな1枚である。『フィフス・ドーン』では占術が初登場というのもあって既存のカードにこの能力を付けたものが多数登場した。

このカード、おそらくだが最初は《帰化》に占術をつけるという形で作りたかったのではないかな。ただそれでは強すぎるし、ミラディンブロックで行われた色の役割の再編・エンチャント破壊は白・アーティファクト破壊は赤と緑という方針にそぐわないからこうなった...そんな気がする。アーティファクト対策にしかならなくても、便利なカードではあるのでアンコモンなのは納得。ただ、当時は既に《酸化》という1マナで再生を防ぐ万能アーティファクト破壊が同じ緑に存在している状況。

1マナと2マナの差は大きく、再生封じも《溶接の壺》がある環境では意味があったため、そちらが優先されるケースが多かった。せめて《酸化》がソーサリーなら住み分けも出来たんだがね。それでも占術2は強いので、このカードにも勿論出番はあった。こんな役割が被るようなカードを多数収録してもなお、その包囲網を突破していた当時の「親和」デッキが恐ろしいよ。


 イラストに描かれている謎のアーティファクトには設定がある。Aerophinという、イルカのような形状の飛行生物だ。素早く飛行することからヴィダルケンに用いられていたとか。設定のみ存在しカードにならなかったクリーチャーで、いつかまたミラディン...新ファイレクシアが舞台のセットが出たらAerophinの名を見ることになるかも?ちなみにボーリングの球のような部分が頭部らしい。

岩SHOW Card of the Day 2018/10/09《正義の凝視/Gaze of Justice》

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