【GP静岡2018】浅原晃『GP静岡、エルダー英雄譚Ⅲ』

text by Asahara Akira


●12月1日(土曜日) 8:30【スタンの崩落】


スタンダードGPの初日。


 


自分が今回使用したデッキはジェスカイドレイク。従来のイゼットドレイクから,白を足して全体除去である《轟音のクラリオン》とすごい角度からワンパンを可能にする《栄光の好機》を加えたもの。というか、《栄光の好機》を使いたかっただけという説が有力。


 


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ちなみにサイドは昨日やったギルドミッションでボロス軍だったので、《正義の模範、オレリア》が入っていたりとフィーリング重視の為、適当度は高め。


 


しかし、自分の事はともかく、心配なのはフジケン組長である。フジケン組長のデッキはヤソこと、八十岡翔太謹製のグリクシスコントロールだ。ちなみにヤソのデッキはトッププロの間でもあまり使う人がいない。俗に言うヤソ専用機であることが多い為だ。


 


それに関して、行弘はこう話したのが印象的だ。


行弘「ガンダムにアムロじゃない奴が乗るようなもの」


 


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予感的中。繊細なデッキよりも、見た目ドズルだし、ピグザムのようなデッキを渡すべきだったか。だが、その後は5連勝と盛り返し、5-3でフィニッシュしていたので、ニュータイプとしての覚醒が遅かっただけかもしれない。


そして忘れてはいけないのは、やはり、漢気だったのだろう。初日終了したとき、さわやかで漢気を発揮(支払い)した2人の成績はなんと、サマラン(8-0)、自分(7-1)。


ちなみに《栄光の好機》は無茶苦茶大活躍し、相手のライフ20だと思って使ったら、《野茂み歩き》ですごい回復してて32だった事もあったが、何か削りきれたりもした。《栄光の好機》すごい。


 


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そして、漢気無き2人の成績は共に5-3(ゴミ)。だから、漢気大事だって言ったのに......。



12月2日(日曜日) 8:30【デッキが氷河期】


2日目。残ったのは自分とサマラン。2日目、2回戦終了までは、サマラン(10-0)、自分(9-1)と絶好調であった。しかし、氷河期の足音は確実に迫っていた。


 


その理由は当然と言えば当然だった、この旅の初めが、マジックの歴史の線と線を繋ぐというテーマで始まっていたのを覚えているだろうか? そう、その1人である、フジケン組長が


 


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【悲報】初日落ちで、家へ帰る。


 


オーマイガー、これでは、マジックの歴史が線と線が繋がらない。英雄譚も段階を踏まなければ機能しないのだ。我々2人は燃料の切れ寸前の携帯電話のように綱渡りで戦っていくも、勢いを失い、デッキが冷え出していく。何とか最終戦を12-2で迎えた2人だったが、フィーチャー席でついに力尽きて共に負けてしまい、トップ8もプロツアーの権利も得られない12-3に。


 


グランプリで優勝するためには、ゲームの基礎力、環境への理解、そして、幸運を味方にすることが大事だ。それを踏まえて、今回の敗因をサマランと分析した結果、途中で帰ったフジケン組長が原因でうちらはトップ8を逃したという結論に達した。これに関しては、いずれ、とんかつ屋で反省会をしたいと思う。


 


次は線と線をしっかりと繋ぎ、優勝を目指したい。ぜひ、この記事を参考に皆様もグランプリ優勝という自らの英雄譚を目指して欲しい。


 


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