Eternal Party 2018 Round3 谷本 遼(岡山)vs 堀 雅貴(大阪)

Eternal Party 2018 Round3 谷本 遼(岡山)vs 堀 雅貴(大阪)


by Tatsuo Sekimoto


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2Bye明けのRound3。ついにこの男、堀 雅貴(大阪)がEternal Partyの戦場に立った。土地単では全国級の知名度を持ち、日本レガシー選手権の優勝経験もある強豪プレイヤーだ。


対する谷本はByeなし。ただ奇跡コントロールを駆り、ここまで2連勝とエンジンは完全に暖まっている。強敵と相対する準備は万端だ。


Game1


先手の堀は《森》をセットしてエンド。谷本は《島》から《思案》。


2ターン目に堀はさっそく《森の知恵》で仕掛け、これが通り優勢になる。さらに次のターンには《演劇の舞台》をセットして着々と準備を進める。


早く対処したい谷本は《渦巻く知識》を唱え、フェッチランドでシャッフル。最大効率で解答を探す。


堀はエンド前に《演劇の舞台》を起動して《森》に変化。《基本に帰れ》をケアする地味だが大切なプレイだ。


ターンを受けた堀は《森の知恵》で4点払い2ドロー。これで堀のライフは16点だ。さらに堀は《マナ結合》を唱えるが《対抗呪文》で打ち消されてこれは墓地に。


谷本は1マナを立てて《僧院の導師》をプレイ。反撃の狼煙を上げる。


堀は《暗黒の深部》をセットしてエンド。
エンド前に谷本は《渦まく知識》。モンク・トークンを出しつつデッキを掘り進める。


谷本はメインに《予報》を唱えてトップの《終末》を墓地に送って2ドロー。さらに果敢で膨れ上がった戦力でアタックして5点ダメージを与える。


堀は2枚目の《演劇の舞台》をセットしてエンド。


谷本は第2メインに《溢れかえる岸辺》を起動して《平地》を持ってきてから《相殺》をプレイ。このターン2体目のトークンが出る。これでモンク・トークンは合計3体になった。


エンド前に堀は《演劇の舞台》で《暗黒の深部》をコピーしてマリットレイジを戦場に出す。
しかし即座に《剣を鍬に》で農場送りに。これで堀のライフは31点。そして4体目のモンク・トークンが並んだ。


堀は《輪作》を唱え公開は《対抗呪文》。《輪作》が通る。再び《暗黒の深部》が出る。
ライフが30点を超えていている堀にはまだ時間が残っている。だがリソース的にこれがラストチャンスだろう。


谷本は何も唱えずにアタックして6点ダメージを与える。その後《精神を刻む者、ジェイス》をプレイして0能力を起動。2枚目の《剣を鍬に》を探しにいく。


堀も覚悟を決めて《演劇の舞台》を起動。もう一度マリットレイジが戦場に降臨する。


祈るように堀は谷本にアタックを仕掛け...通った!


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堀 雅貴


 


「マジで!?」


堀自身もまさか通るとは思っていなかったようだ。



谷本 0-1 堀



Game2


先手の谷本はほとんど迷うことなく初手をキープ。
堀は少し悩んで7枚の手札をキープした。


谷本は《思案》を唱えてエンド。
堀は《蛮族のリング》を置いてエンド。


2ターン目はお互いに何もなく静かな立ち上がりになる。


3ターン目に堀は《魔術遠眼鏡》で仕掛ける。
谷本はこれは《意志の力》で拒否。手札の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》と《精神を刻む者、ジェイス》を守る。


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谷本 遼


返すターンに谷本は《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》をプレイ。その後も谷本は《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を主軸に攻め、堀のライフ13点、6点と削っていく。
だが、《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を出すために仕方なくフェッチした《Tundra》が《不毛の大地》で壊されたために駄目押しの《精神を刻む者、ジェイス》を出せない。


それでも怯まずに攻め続けた谷本。
堀は次のターンのドロー見て投了した。



谷本 1-1 堀




Game3
もつれ込んだ第3ゲーム。しかし時間はきっちり20分以上残っている。それも二人のプレイが早いからだ。難しいデッキを乗りこなすその技量には感嘆せざるを得ない。


谷本は《先触れ》を唱えて終了。
返しの堀は第1ゲームの再現かのように《森の知恵》を叩きつける。


だが黙ってやられる谷本ではない。谷本も《相殺》で堀の動きをけん制する。


堀は早速4点支払い2ドロー。《リシャーダの港》をセットすると得意である泥仕合に持ち込む。
マナが縛られて苦しいがそれでも谷本の動きは止まらない。《溢れかえる岸辺》で《平地》にアクセスしてから《思案》。3枚見てからシャッフルを選択する。


「ちょっと嬉しい」


という堀に苦笑いで返す谷本。どうやら《思案》で見た3枚の中に目当てのカードはなかったようだ。シャッフルしてからドローするとターンを堀へと渡す。


堀は《森の知恵》によるドロー3枚見て悩む。結局2ドローを選択してこれで堀のライフは12点に。堀は《モックス・ダイアモンド》をプレイ。
これに対応して谷本は《相殺》で《剣を鍬に》を公開。《モックス・ダイアモンド》は通る。《基本に帰れ》をエンドカードに定めている谷本からすると、あまり通したくないカードだけに谷本は少し渋い顔をする。


マナ差をつけた堀は《リシャーダの港》を積極的に起動する。さらに《リシャーダの港》と《演劇の舞台》が2枚づつ揃いコピーで増やすこともも視野に入れる。
谷本も対応して《瞬唱の魔道士》で《思案》にフラッシュバックしてこの動きに抵抗する。


堀は《窒息》を叩きつけるが《意志の力》でカウンターされる。だが、これは予想していたようでそれほどがっかりした様子もない。


何とか凌いだ谷本だが尚も《リシャーダの港》による妨害が続く。それでも《瞬唱の魔道士》でアタックして堀のライフを9点のところまで追い詰める。


しかし、ついに堀が《壌土からの生命》を唱え始めた。頼みの《相殺》も外れ墓地から土地が回収される。


谷本は手札から《島》をセットして《思案》を唱える。さらに《瞬唱の魔道士》でアタックするが《罰する火》に焼かれてダメージ・クロックを進めることができない。


《壌土からの生命》を回し始めた堀はどんどん土地を伸ばしていく。


こうなれば谷本は《演劇の舞台》で《リシャーダの港》が増える前に決着をつけたい。《リシャーダの港》を《瞬唱の魔道士》でくぐり抜け上手くマナを消費して行動していく。


谷本のエンド前に、堀は《罰する火》で《瞬唱の魔道士》を焼きにかかる。
谷本も対応して《渦まく知識》を唱えるが《相殺》でトップを公開することなく《罰する火》を解決する。


一連のやりとりで公開できる2マナは無いと悟った堀は《壌土からの生命》でガンガン攻めていく。《森の知恵》があるために発掘分のドローは置換され実質ただ乗り状態だ。ライフを支払うことなくドローと発掘を同時に進める凶悪なアドバンテージエンジンが完成した。


これ以上差を付けられたくない谷本は《意志の力》で《壌土からの生命》を弾く。さらに返しで《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を出して攻めの一手をうつ。残り6と少ない堀のライフの攻略にかかる。


堀は《罰する火》エンジンで《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を落とす。


《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を失った谷本だが残った騎士・トークンでアタック。堀のライフは残り4点になる。さらに谷本は《僧院の導師》をプレイして最後のひと押しにかかる。谷本はトークンを出すために《思案》を唱えるが、対応して起動された《蛮族のリング》によって《僧院の導師》は墓地へいく。


だがこれでいい。まだモンク・トークンと騎士・トークンが残っている。ライフを詰めるには十分だ。


堀は返しに《森の知恵》を起動して苦い表情を浮かべる。先程《蛮族のリング》を起動した際に一緒に《樹木茂る山麓》を起動したためにお目当てのカードがシャッフルされていた。それを忘れていたためにライブラリートップの3枚は見知らぬ内容になっていた。


しかし堀は即座に思考をリカバリー。まず《罰する火》でモンク・トークンを除去して目の前の脅威を排除する。続けて堀は《不屈の追跡者》をプレイするが《相殺》で《剣を鍬に》が公開されてがっくり。


谷本のターン。予定通り《不屈の追跡者》が農場に送られ、騎士・トークンのアタックが通る。堀のライフは再び4点に。


ライフはついに2点までもつれ込み、堀にとってはラストターン。堀は《壌土からの生命》を《相殺》をくぐり抜けて通し《暗黒の深部》を回収する。


そして一撃必殺のマリットレイジ・トークンを出すが谷本の温存していた《剣を鍬に》で追放される。


延長時間が迫りゲーム自体の終わりが近づく中、堀は2枚目の《暗黒の深部》を出してターンを返す。そして谷本のエンド前に再びマリットレイジ・トークンを降臨させる。


頼む通ってくれ!と言わんばかり2度目の攻撃は見事通った!



谷本 1-2 堀


堀 win!



MMM Finals 2018&Eternal Party 2018 特設ページ

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