岡本桂多のKill them All!~『Brawl』で遊ぼう~

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お久しぶりです!統率者戦担当の岡本桂多です!


今回は統率者戦の亜種とも言えるBrawl(ブロール)についての記事です!

MTG公式サイトですでに発表されてから日にちが大分経っているので、ご存知でない方はほとんどいらっしゃらないかと思います。
もうブロールのデッキを組んで遊んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

"「Brawl」に乗り込め"

"射場本正巳の「ブロールのススメ」"


統率者戦との違いはいくつかありますが、特徴的だと感じたのは「プレインズウォーカーを統率者に出来る」点、「カードプールが狭い」点、「デッキ枚数が少ない」点。


「プレインズウォーカーを統率者に出来る」

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皆さんご存知の通り、プレインズウォーカーは魅力的な能力を持っているものばかりです。
特に奥義と呼ばれる大マイナス能力は派手なものが多く、奥義を強く使うことを目的としたデッキは目標が決まっている分構築しやすいですし、ゲームをプレイしてても分かりやすいゴールがあるのでプレイしやすいデッキとなるでしょう。

クリーチャーを統率者にする時と大きく異なる点は、対戦相手が自分の統率者を処理しに来る際、クリーチャー除去呪文ではなく適当なクリーチャーで攻撃するだけで処理されてしまう可能性がある、という欠点があります。
デッキを作る際には普段以上にブロッカーや攻撃を妨害する手段を採用したいですね。



「カードプールが狭い」

これは利点とも欠点とも言えますが、僕は利点だと考えています。

欠点としては、環境的に強すぎるカードがあったらそれを対処するカードが少なく一方的なゲームになりがちという点が考えられます。
ただ、これに関しては多人数戦という要素でもって緩和できると信じています(強すぎるカードを使っている人を集中攻撃する等)。

カードプールが狭い事の利点としては、カードを集めやすい、初心者でも始めやすい、スタンダードプレイヤーだったら追加でカードを買わなくてもデッキが組める(可能性がある)、デッキを構築しやすい等々、たくさん思いつきます!



「デッキ枚数が少ない」

これは非常に重大な要素です。
統率者戦は面白いフォーマットですし、色々とデッキを組みたくなりますが、実際にリストを組んでみてもカードをスリーブに入れる手間が大変・・・という方はいらっしゃると思います。
ですがブロールでは統率者を含めて60枚!スタンダードと変わりませんし、何ならサイドボードを含めるとスタンダードよりも枚数が少なく済みます!

フォーマット自体の面白さとはちょっと違いますが、こういった細かいゲーム外の要素で快適さがあると参入しやすさが変わってきますよね。


さて、いくらブロールが組みやすいと言ってもいきなり60枚のデッキを組めと言われたら戸惑う方が多いと思いますので、いくつか現環境(『イクサラン』~『ラヴニカのギルド』)でデッキを組む上で覚えておきたい事をお伝えします。


・即死無限コンボが無い

カードプールが狭い事が如実に効いてくるポイントの一つですね。

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《練達の魔術師、ナル・メハ》+《模写》もしくは《風への放流》で無限に《練達の魔術師、ナル・メハ》を唱えたり戦場に出したりは出来ますが、ここから簡単にフィニッシュにつながる方法が難しいです。
《秘儀での順応》でクリーチャータイプを弄って《連合の先駆け》や《帝国の先駆け》で誘発させるのが最もスマートですが、コンボパーツが非常に多いのであまりオススメは出来ません。

(ナルメハ+風への放流+精励する発掘者or水没した秘密で一応無限?)
※訳注:《風への放流》は追放したパーマネントを唱えるため《水没した秘密》が誘発するが、《模写》はコピーを生成するだけなので誘発しない。

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特殊勝利カードは《リリアナの契約》と《富の享楽》のみ。
どちらも目標としてデッキを組む事は簡単ですが、実際にそれで勝利出来るかどうかはまた別のお話。
特に《リリアナの契約》はデーモンが3種しかいないので《秘儀での順応》を使わざるを得ないでしょう。


即死無限コンボが無いという事は即ち、「ゲームスピードを早める工夫をしないとゲームが長引く」という事、そして「クリーチャー同士の戦闘が頻発する」という事に直結します。
強そうなカードを適当にデッキに放り込んで完成、というだけだとハッキリ言って4人でのサバイバルを勝ちきるのは難しいでしょう。


・変身カードが強い

即死無限コンボが無いという事はゲームが長引くという事と言いました。
これはつまり、当たり前ですが継続的にアドバンテージを獲得できるカードが強いという事です。

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継続的にアドバンテージを獲得と言うとプレインズウォーカーが考えられますが、工夫をしない限りは集中攻撃を受けたり《ヴラスカの侮辱》や《議事会の裁き》などをくらって処理されてしまうでしょう。

そこでこの項目名で触れた変身カードが脚光を浴びる事になります。
現環境の変身カードは全て変身後は特殊土地になります(《破滅の龍、ニコル・ボーラス》を除く)が、今土地を対処できるカードでまともな使用に耐え得るカードは《暗殺者の戦利品》《闘争の記念像》《血染めの太陽》ぐらいしかありません。
いつものスタンダードであれば《廃墟の地》を使うかと思います。

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ただ、これは各プレイヤーが基本土地を探して来るため、関係の無いプレイヤーが勝手に恩恵を受けてしまうのでブロールではあまり使いたくはありませんね。



ブロールで強力な変身カードを紹介しましょう。

《永遠への旅/Journey to Eternity》
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一旦変身したらタイミングを問わずにクリーチャーカードを墓地から戦場に戻す凶悪カードに。
どうしてもクリーチャーに頼る展開になるので、《貪欲なチュパカブラ》《疫病牝馬》《疫病造り師》を対戦相手に合わせて適宜再利用していたら簡単にゲームの趨勢が決まる事でしょう。
特に黒緑だと《永遠への旅》を破壊したり、スタックでエンチャントしたいクリーチャーを処理したりしても、《ゴルガリの拾売人》や《墓場波、ムルドローサ》によってまた再利用される可能性があるのがやっかいです。

《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
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スタンダードでもおなじみのこのカード。
スタンダードではたまに2ターン目に置いている暇が無いなどと言われて採用枚数が少なかったりしますが、長期戦になりがちなブロールではそんな欠点は無いに等しいでしょう。

《征服者のガレオン船/Conqueror's Galleon》
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変身したらドローしたりなんでも再利用したりするすごい土地になります。
搭乗コストが重かったり、起動に結構なマナがかかったりという欠点はあるものの、一回動き出したらとんでもない事になります。
特に長期戦、消耗戦での強さはあえて指摘するまでも無いでしょう。
また、オモテ面が無色なのでどのデッキにでも採用され得るという点も見逃せません。

《黄金の守護者/Golden Guardian》
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変身したら4/4のゴーレムトークンを毎ターン生み出せる土地になります。
これが変身したプレイヤーに地上戦を挑むのはもちろん、変身前でも4/4防衛クリーチャーを損害無く突破するのは至難の業でしょう。
地味に変身後は自身が2マナ生み出せる土地になるのでマナ加速も出来る点も見逃せません。
変身させるためには他にもクリーチャーを用意したり、自身が良い感じに死亡できるギミック(生け贄に捧げる、全体除去を撃つなど)が必要になりますが、それを無理なく組み込めるデッキなら非常に強力な相棒です。

《ハダーナの登臨/Hadana's Climb》
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前環境で《巻きつき蛇》デッキにこれだけ入れたスゥルタイ蛇デッキがあった事は記憶に新しいですが、それ程のカードパワーがあるカードです。
ブロールではサイズが上がる事よりも飛行を得る事が重要です。
どうしても地上はにらみ合いになってしまうので、飛行を得られれば一気に攻撃において優位に立てます。
今は《繁殖池》《シミックのギルド門》がまだ収録されていないのでデッキを組みづらいのですが、マナベース的に組めるようになったらこのカードがあるというだけで青緑のデッキを組みたくなりそうです。

《胆力の道/Path of Mettle》
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変身したら各対戦相手へのダメージもしくは攻撃クリーチャー1体を無作為に選んで破壊出来る土地になります。
膠着してしまった場面では各対戦相手へのダメージが非常に効いてきますし、そもそも攻撃クリーチャー1体を無作為に破壊というだけで勝手に膠着させる事が出来ます。
後述する《魔学コンパス》と合わせるともう攻撃を通す事なんて考えられなくなります。

《原初の呪物/Primal Amulet》
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オモテ面ではインスタント・ソーサリーが1マナ軽くなる置物、ウラ面ではインスタント・ソーサリーをコピーする土地とどちらの面でも強力なカード。
カードプールが狭いため強力なインスタント・ソーサリーの数も限られますが、インスタント・ソーサリーを唱える事で誘発するカードの多いイゼット団のデッキに入れれば無類の強さを誇る事でしょう。

《不敬の行進/Profane Procession》
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マナは少しかかりますが、オモテ面でクリーチャーを追放する事が出来ます。
このカードが出ている限り対戦相手は呪禁を持たないクリーチャーを出しづらくなるため、オモテ面の方が強力かもしれません。
このエンチャントが特に強力なのはクリーチャー統率者に対してでしょう。
対戦相手のクリーチャー統率者を追放した場合には対戦相手はそれを統率領域に戻す事を選べますが、そうすると《不敬の行進》の変身条件の「追放されたカードが3枚以上あるなら」を満たす事が出来ず、オモテ面のまま維持されます。
もし統率領域に戻す事を選ばなかったとしたら《不敬の行進》はいずれ変身しますが、また統率領域に戻すためには一度《薄暮薔薇の墓所》の能力でその統率者が戦場に出てからじゃないといけないので、実質永遠に統率者が戻る事は無くなってしまいます。
このカードも今はオルゾフのカードが無いためちゃんとデッキを組むのは難しいですが、マナベースが出来たらすぐにでも使いたいカードですね。

《魔学コンパス/Thaumatic Compass》
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一番ヤバい変身カードがこれです。
クリーチャー同士の肉弾戦がメインとなる環境で、自分だけ《イス卿の迷路》をコントロールしていたら圧倒的に有利な戦闘が出来る事は想像に難くないでしょう。
オモテ面が無色なので何色にでも入れられる点、土地事故を緩和してくれる点から今ブロールでデッキを組むならこのカードを入れない理由を探す方が難しいです。
僕はあまりにもこのカードが嫌いすぎて《氷の干渉器》まで入れた時期がありました(笑)

《ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons》
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オモテ面はアドバンテージを獲得しやすいエンチャントですが、一旦変身したら任意のタイミングで《稲妻》を撃てる驚異のカードになります。
プレイヤーはもちろんクリーチャーにもダメージを飛ばせるのは本当に意味が分かりませんね。
このカードが変身したらクリーチャー同士の戦闘なんて考えられません。

《宝物の地図/Treasure Map》
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他の変身カードに比べると少し能力はマイルドですが、統率者戦で言うところの《師範の占い独楽》の役割を担うカードです。
変身前はドロー操作で変身後はマナ加速。スタンダードでよく見かけるカードではありますがブロールでもその能力は健在です。
これも色を問わずに採用出来るので最初からデッキに入れてしまって問題ないでしょう。

次は各色・色の組み合わせ毎にオススメの統率者を紹介します。
付きの統率者は特にオススメです。

・白

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《模範となる者、ダニサ・キャパシェン/Danitha Capashen, Paragon》
《フェメレフの誇り、クェンデ/Kwende, Pride of Femeref》
《黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer》
《祖神の使徒、テシャール/Teshar, Ancestor's Apostle》
《暴君への敵対者、アジャニ/Ajani, Adversary of Tyrants》

・青

《反復の学部長、ナバン/Naban, Dean of Iteration》
《練達の魔術師、ナル・メハ/Naru Meha, Master Wizard》
《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide》
《練達飛行機械職人、サイ/Sai, Master Thopterist》
《ランプのジン、ザヒード/Zahid, Djinn of the Lamp》
《狡猾な漂流者、ジェイス/Jace, Cunning Castaway》
《巧妙な精神魔道士、ジェイス/Jace, Ingenious Mind-Mage》
《工匠の達人、テゼレット/Tezzeret, Artifice Master》

・黒

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《悪魔王ベルゼンロック/Demonlord Belzenlok》
《呼び覚ます者イザレス/Isareth the Awakener》
《リッチの騎士、ジョス・ヴェス/Josu Vess, Lich Knight》
《飢饉の具現、トルガール/Torgaar, Famine Incarnate》
《血の儀式司、ウィスパー/Whisper, Blood Liturgist》

・赤

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《風雲船長ラネリー/Captain Lannery Storm》
《原初の嵐、エターリ/Etali, Primal Storm》
《ドラゴンの女王、ラスリス/Lathliss, Dragon Queen》
《ヤヤ・バラード/Jaya Ballard》
《龍魂、サルカン/Sarkhan, Dragonsoul》

・緑

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《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》
《カル・シスマの恐怖、殺し爪/Goreclaw, Terror of Qal Sisma》
《養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer》
《アーク弓のビビアン/Vivien of the Arkbow》
《ビビアン・リード/Vivien Reid》

・黒緑
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《千の目、アイゾーニ/Izoni, Thousand-Eyed》
《密航者、スライムフット/Slimefoot, the Stowaway》
《ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen》
《威厳あるゴルゴン、ヴラスカ/Vraska, Regal Gorgon》
《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》

・白緑

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《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》
《不和のトロスターニ/Trostani Discordant》
《光輝の勇者、ファートリ/Huatli, Radiant Champion》

・青赤
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《燃えがらの風、エイデリズ/Adeliz, the Cinder Wind》
《ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghitu》
《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》

・白赤

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《正義の模範、オレリア/Aurelia, Exemplar of Justice》
《軍勢の切先、タージク/Tajic, Legion's Edge》

・白黒

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《呪われし者、アルヴァード/Arvad the Cursed》
《ウィンドグレイスの騎士、アルイェール/Aryel, Knight of Windgrace》
《薄暮薔薇、エレンダ/Elenda, the Dusk Rose》
《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan》

・白青

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《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer》
《艦の魔道士、ラフ・キャパシェン/Raff Capashen, Ship's Mage》
《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》

・青黒
《静める者、エトラータ/Etrata, the Silencer》
《万面相、ラザーヴ/Lazav, the Multifarious》
《ギックスの信奉者、ローナ/Rona, Disciple of Gix》

・黒赤

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《血の炎、ガルナ/Garna, the Bloodflame》
《センギアの純血、カザロフ/Kazarov, Sengir Pureblood》
《炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained》

・赤緑

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《総将軍ラーダ/Grand Warlord Radha》
《炎矢師、ハラー/Hallar, the Firefletcher》

・青緑

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《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca》
《水底のドルイド、タトヨヴァ/Tatyova, Benthic Druid》
《轟く声、ティシャーナ/Tishana, Voice of Thunder》

・3色

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《鉄面提督ベケット/Admiral Beckett Brass》
《太陽の化身、ギシャス/Gishath, Sun's Avatar》
《墓場波、ムルドローサ/Muldrotha, the Gravetide》
《策略の龍、アルカデス/Arcades, the Strategist》
《変遷の龍、クロミウム/Chromium, the Mutable》
《転生するデアリガズ/Darigaaz Reincarnated》
《破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager》
《殲滅の龍、パラディア=モルス/Palladia-Mors, the Ruiner》
《暴虐の龍、アスマディ/Vaevictis Asmadi, the Dire》
《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity》

・5色
《永遠の大魔道師、ジョダー/Jodah, Archmage Eternal》

・無色(※特別ルールにより、基本土地を一種類入れてデッキを構築しても良い事になっています。)
《クルーグの災い魔、トラクソス/Traxos, Scourge of Kroog》
《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》


最後に2つほどブロールのデッキリストを紹介します。

統率者《パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun》
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クリーチャー 9
《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
《静電場/Electrostatic Field》
《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
《ヴォーデイリアの秘儀術師/Vodalian Arcanist》
《どぶ潜み/Guttersnipe》
《奇怪なドレイク/Enigma Drake》
《つぶやく神秘家/Murmuring Mystic》
《弾けるドレイク/Crackling Drake》
《奇矯なサイクロプス/Erratic Cyclops》

インスタント 11
《ショック/Shock》
《選択/Opt》
《潜水/Dive Down》
《一瞬/Blink of an Eye》
《否認/Negate》
《急進思想/Radical Idea》
《任務説明/Mission Briefing》
《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》
《イオン化/Ionize》
《発展+発破/Expansion+Explosion》
《反転+観点/Invert+Invent》

ソーサリー 7
《苦悩火/Banefire》
《苦しめる声/Tormenting Voice》
《航路の作成/Chart a Course》
《火による戦い/Fight with Fire》
《標の稲妻/Beacon Bolt》
《高熱仮説/Hypothesizzle》
《絶滅の星/Star of Extinction》

プレインズウォーカー 1
《ヤヤ・バラード/Jaya Ballard》

エンチャント 3
《前知の場/Precognition Field》
《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
《血染めの太陽/Blood Sun》

アーティファクト 4
《原初の呪物/Primal Amulet》
《魔学コンパス/Thaumatic Compass》
《イゼットのロケット/Izzet Locket》
《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》

土地 24
《蒸気孔/Steam Vents》
《硫黄の滝/Sulfur Falls》
《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate》
《進化する未開地/Evolving Wilds》
《高地の湖/Highland Lake》
《天才の記念像/Memorial to Genius》
《闘争の記念像/Memorial to War》
《探知の塔/Detection Tower》
8《島/Island》
8《山/Mountain》


個人的には現在のブロール環境でトップクラスの強さを誇ると思っているのが《パルン、ニヴ=ミゼット》デッキです。

「長期戦になりやすい」→《パルン、ニヴ=ミゼット》のおかげでドロー枚数を稼げるためアドバンテージ的に優位に立てる
「クリーチャー同士の戦闘が頻発する」→《パルン、ニヴ=ミゼット》のおかげで直接火力によって戦闘を介さずにクリーチャーを除去したりプレイヤーにダメージを与えたりできる
「変身カードが強い」→《アズカンタの探索》が使える上に《血染めの太陽》《闘争の記念像》《絶滅の星》といった相手の変身カードへの対処手段が豊富

といったように、ブロールの環境に非常にマッチした統率者と言えるでしょう。

欠点としては、コントロールデッキの割には全体除去カードが乏しい点(《焦熱の連続砲撃》は打点が低く、《絶滅の星》は大振り過ぎる)と、《パルン、ニヴ=ミゼット》の誘発型能力の管理が非常に煩雑で、プレイしていてめんどくさくなる点があります。

序盤~中盤は我慢し続けて終盤に一気にアドバンテージも盤面も取り返す展開になり、コントロールデッキが好きな方には是非オススメしたい統率者です。


統率者《ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen》
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クリーチャー 23
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》
《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton》
《悪運尽きた造反者/Doomed Dissenter》
《凶兆艦隊の貯め込み屋/Dire Fleet Hoarder》
《ラノワールの斥候/Llanowar Scout》
《僧帽地帯のドルイド/Druid of the Cowl》
《疫病造り師/Plaguecrafter》
《真夜中の死神/Midnight Reaper》
《エルフの再生者/Elvish Rejuvenator》
《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》
《管区の案内人/District Guide》
《オクランの暗殺者/Ochran Assassin》
《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》
《グレイブディガー/Gravedigger》
《無慈悲な略奪者/Pitiless Plunderer》
《黄昏の預言者/Twilight Prophet》
《ゴルガリの拾売人/Golgari Findbroker》
《黄金の守護者/Golden Guardian》
《若葉のドライアド/Tendershoot Dryad》
《悪魔王ベルゼンロック/Demonlord Belzenlok》
《原初の死、テジマク/Tetzimoc, Primal Death》
《ヤヴィマヤの化身、ムルタニ/Multani, Yavimaya's Avatar》

インスタント 3
《喪心/Cast Down》
《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》
《石像+席次/Status+Statue》

ソーサリー 2
《最後の別れ/Final Parting》
《採取+最終/Find+Finality》

エンチャント 3
《永遠への旅/Journey to Eternity》
《ファイレクシア教典/Phyrexian Scriptures》
《ベルゼンロック典礼/Rite of Belzenlok》

プレインズウォーカー 2
《ビビアン・リード/Vivien Reid》
《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》

アーティファクト 4
《魔学コンパス/Thaumatic Compass》
《宝物の地図/Treasure Map》
《先祖の刃/Forebear's Blade》
《ゴルガリのロケット/Golgari Locket》

土地 22
《ザルファーの虚空/Zhalfirin Void》
《進化する未開地/Evolving Wilds》
《穢れた果樹園/Foul Orchard》
《森林の墓地/Woodland Cemetery》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《ゴルガリのギルド門/Golgari Guildgate》
7《沼/Swamp》
9《森/Forest》

ブロールらしくプレインズウォーカーを統率者に据えたタイプのデッキで、このリストは僕が個人的に使っているものです。

昨今のプレインズウォーカーは奥義を使ってもすぐに多人数戦ゲームで勝利出来るわけではないものが主流になってしまっています。
しかし《ゴルガリの女王、ヴラスカ》の奥義は盤面が異様にガッチリ固定されていない限りは大抵の場合ゲームに勝利できるのでこのカードを選択しました。

環境に許された数少ない万能除去《暗殺者の戦利品》を始めとして、《ゴルガリの女王、ヴラスカ》自身の能力も除去能力を有し、クリーチャーも優秀な能力持ちのものが多くて様々な盤面に対処できるようなデッキになっています。

欠点としては色の都合上打ち消し呪文が無いので凶悪なインスタントやソーサリーにはなすすべもない点(特に《絶滅の星》はとんでもない事になります)、全体除去が《採取+最終》しかない点などがあります。

クリーチャーのCIP能力やPIG能力を活用してじわじわとアドバンテージを稼いでいくデッキなので、トリッキーなデッキが好きな方にオススメの統率者です。


以上で今回のブロール記事は終了です。

皆さんも統率者戦やスタンダードの合間に息抜き程度にブロールに触ってみませんか?普段とはちょっと違うゲーム展開が楽しめますよ!

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