白青《レオニンの光写し》、白黒《劇的な終焉》、白黒赤《血の化身の目覚め》 in スタンダード ~ デッキリスト探検隊 第63回

By Riku Imaizumi 


こんにちは。「オリジナルデッキを見つけて紹介する」デッキリスト探検隊、第63回です。


「目が覚めるようなデッキリストを見たい、というかあわよくば自分のデッキをみんなに知らしめたい


と思っているデッキビルダーのみなさまの要望にお応えし、今日もデッキリストを紹介していきます。


オリジナリティがあるだけのデッキリストは誰にでも作れます。しかしながらそれで勝つのは至難の業。


だからこそ、オリジナリティを持ち、ある程度の成績を残したデッキリストには大きな価値があるのです。


デッキリストにはビルダーの個性が光ります。


唯一無二、この世に一つしかないオリジナルデッキたち。


そんな「デッキビルダーの作品」を今日も紹介していきます!


 


 


白青・《レオニンの光写し》


deckexploler63 11.png


Designed by Matumoto Seigi


 


白青のウィニーというと白単に青のカウンターを添えたタイプが思い浮かびますが、こちらは添えるだけではない構成になっています。
その理由が《レオニンの光写し》。


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自分の戦場にいるクリーチャーが果敢持ちみたいになります。
果敢クリーチャーを並べたことがあるならわかると思いますが、果敢持ちを2~3体並べて数回誘発させるだけで結構な打点になります。その場を一枚で実現できると考えると、なかなかポテンシャルはあるように思えます。


そんな《レオニンの光写し》を使うために入っているのが青の呪文、というわけですね。


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果敢はなるべく1マナの呪文で誘発させるのが基本です。なぜなら1ターンでの誘発回数を最大化させられるから。
加えて手札を減らさないため、呪文そのものの強さよりもドロー能力を持っているかどうかが優先されます。その点、《選択》は最適な一枚ですし、《心を一つに》もうまく誘発すれば相当に強力な呪文になるでしょう。
予期》だけは2マナと重いので、撃ち所を考える必要がありそうですね。


一方で、果敢デッキのように1マナのドロー呪文でデッキを埋める、ということにリスクが伴うことも忘れてはいけません。
果敢デッキと違い、インスタントやソーサリーに誘発してサイズアップする能力を持つのは《レオニンの光写し》だけだからです。
デッキとしての強さを失わないためには《レオニンの光写し》がいなくとも動けるようにしたいですね。その役目を担っているのは《クラリオンのスピリット》でしょうか。


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2つ目に唱えた呪文に誘発してトークンを生み出します。ドロー呪文で引いた呪文を唱えれば条件達成です。
ナヤ・出来事のように、出来事+当事者の連続キャストでクリーチャーを並べまくり、優位を押し付けていくことはできませんが、それでも1/1を量産してくれれば十分でしょう。
なにより《レオニンの光写し》と同時に戦場に並んだ時の破壊力を想像するとわくわくしますね。


 


 


白黒・《劇的な終焉》



deckexploler63 09.png


Designed by Nakazawa Sou


 


中心カードは《劇的な終焉》。


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無形の美徳》のような強化能力と、死亡誘発によりトークンを生み出す能力を持っています。
トークンは2/1ですが、前者の能力のおかげで3/2が出てくると考えて運用できますね。


《劇的な終焉》の難しいところは、トークンを強化する能力と、トークン以外のクリーチャーをトリガーにする能力を併せ持っている点です。
能力を100%使おうと思うと、クリーチャーであり、トークンを生み出す能力を持つ......例えば《魅了された者、アリリオス》みたいなカードをありったけかき集めて組むことになってしまいます。
カードプールの狭いスタンダードではそれは困難と考えたのか、本デッキリストはトークン強化についてほぼ考えずに構成されています。


つまり、「死亡誘発で3/2トークンを生み出す」エンチャントとしてのみの運用です。


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狙わんとするのは、おそらくクリーチャーの生け贄と復活でしょう。
夢の巣のルールス》と《無私の救助犬》が揃えば、毎ターン1マナで3/2を生み出せます。
悪魔の職工》もまたクリーチャーを生け贄にする能力を持ちますし、《夢の巣のルールス》のサーチまで可能ですね。


また、《堕ちたる者の案内者》が地味に働くカードになってくれそうです。


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攻撃した時点で2/2を生み出す権利を手に入れ、スルーされれば次のターンにも2/2が生まれ、ブロックされて死亡すると2/1だったクリーチャーが3/2に生まれ変わる......と、《劇的な終焉》が存在するならどう転んでも美味しい一枚に。
トークンを生み出すのはこれと《害獣召喚学》《マスコット展示会》くらいなので、このデッキを使う時はこの三枚だけ覚えておきましょう。


 


 


白黒赤・《血の化身の目覚め》


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Designed by Ariyama Takeru


 


白黒赤のサクリファイスとでも呼ぶべきようなデッキです。


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クリーチャーを増やす《セッジムーアの魔女》と《悲哀の徘徊者》。クリーチャーを奪う《初子さらい》。
これらを美味しく利用する《村の儀式》に《検体探し》。ラクドスサクリファイスを思い出させます。


ですが、このデッキの狙うところは、こうしたこまごまとした呪文ではないようです。


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オリークの首領、エクスタス》の裏面、《血の化身の目覚め》が狙いなのでしょう。
8マナと普通では使えないマナコストを持つものの、クリーチャーを1体生け贄にすることで2マナ分軽くなります。


能力は、《悪魔の布告》+6点クロック相当の速攻クリーチャーと非常に強力。
このトークン、対処されなければ簡単にゲームを終わらせてくれるでしょう。


問題は唱えるまでですね。《軍族童の突発》みたいにトークンを一気に生み出すカードがあれば良いのですが、現環境ではそこまで爆発力のあるカードはありません。
義賊》や《砕骨の巨人》のようなクリーチャーを生け贄として残しておかなければいけない場面もあるでしょう。そんな時は沼をアンタップ状態のままにしておいて、「《村の儀式》を構えているフリ」なんてしておくと、相手が除去を温存してくれるかもしれませんね。




以上、デッキリスト探検隊でした。


昨今、自分のデッキを記事にする人も増えてきました。そういった発信も良い流れだと思いますが、デッキビルダーたるもの、自分のデッキが他人の記事に掲載されることこそ本懐。


あなたの作ったデッキを紹介できる日を楽しみにしています。


 


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