村栄龍司 プロツアー『霊気紛争』地域予選 大阪大会(RPTQ)参加レポート

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こんにちは、リュウジです。
久しぶりにプロツアー地域予選(RPTQ)に出てきたので、今回はそのレポートをお届けします。
りゅじログファンの皆様はもうしばらくお待ちください。



・RPTQまでの調整

僕がプロツアー予備予選(PPTQ)を突破したのは7月。今となっては随分前ですね。

スタンダードは新セット『カラデシュ』が発売され、大きく環境が変わっているのですが、次のRPTQのフォーマットはモダン。

権利を獲得してからもちょくちょくモダンはプレイしていたのですが、環境は禁止改定もなく『カラデシュ』の影響もそこまで受けていませんでした。

そうこうしているうちにPPTQもスタンダードの新シーズンが始まり、さらにグランプリ・千葉2016がRPTQの前週にあったりで、3フォーマットを同時にプレイすることに 。

スタンダードはともかく、レガシーはそれまで触れたことのない「Omni-Tell」を使用する予定だったので、それと同時並行でモダンの新しいデッキを練習するのはなかなか難しい状況。

とりあえず使 い慣れた「親和」を練習してみて、ダメそうなら別のデッキにしようかなーとふわっと考えていま した。



モダンの練習を始めたのが11月頭。
スタンダードと平行して、MOのリーグに定期的に潜ることにしました。



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合計27勝8敗。チケットが増えました。
勝率だけで言えば、できすぎです。他のデッキも少しは触っていたのですが、そのデッキでこれ以上は勝てなさそうなのと、多いと予想していた「感染」との勝敗もなかなかよかったので、そのまま「親和」でRPTQに出る事にしました。
巷で流行りをみせている「発掘」には一度しか当たっていませんが、PPTQを通過 したデッキを調べたところ「発掘」は少なく、即ちRPTQでも使用者は少ないだろうと考えたので、ここに二度当たったらもう仕方ないなと割り切る事にしました。



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こんな感じで調整仲間であるBIGsの人見君や河浜さん達にゆるく相談しつつ、デッキ完成。




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「感染」と「ジャンド」や「ナヒリトリコ」などの除去コントロール相手に入れられるサイドカードを多めに採用しました。
当初は《呪文滑り》をメインに2枚入れていたのですが、上記の相談内容のようにテンポが悪いなと感じた場面が多々あったため、1枚を先置きできる《溶接の壺》に変更しました。


ちなみに7月のPPTQで優勝したときのリストがこちら


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このときは土地が16枚で、消耗戦に強い《物読み》が入っています。RPTQ版はサイドボードに色つきのカードを多く採用しているので、そこを見据えての土地追加です。
「ジャンド」も一定数いると予想していたので、《メムナイト》を1枚《物読み》にしてもよかったなと今になって思いました。





・RPTQ当日


日付が変わる前に寝て、当日の体調はばっちりです。
マッチ毎のざっくりとしたインアウトも載せておきます。




Round1:バーン先手◯×◯
in:2《呪文貫き》、1《頑固な否認》、1《呪文滑り》、1《鞭打ち炎》、1《刻まれた勇者》、1《摩耗/損耗》

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out:4《信号の邪魔者》、3《メムナイト》

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BIGsの朴さんとのフィーチャーマッチ
G3は《ゴブリンの先達》とドローが噛み合いました。
結果的に勝ちましたが、《頭蓋囲い》を装備した《刻まれた勇者》でアタックした時(動画の29分頃)に《墨蛾の生息地》を起動してダメージを1点増やしていれば返しのターンの《焼尽の猛火》に《頑固な否認》を使わずに済んだので、《跳ね返す掌》を最後までケアして動けていたなと思いました。




Round2:青黒フェアリー先手◯◯

in:2《呪文貫き》、1《刻まれた勇者》、1《血染めの月》、1《摩耗/損耗》、1《鞭打ち炎》、1《思考囲い》

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out:4《信号の邪魔者》、3《メムナイト》、1《呪文滑り》、1《溶接の壺》

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かなり有利なマッチアップ。
G2は《刻まれた勇者》《血染めの月》と続けて通りそのまま押し切りました。



Round3:アブザンカンパニー先手×◯◯

in:1《刻まれた勇者》、1《血染めの月》、1《鞭打ち炎》、2《ギラプールの霊気格子》、1《思考囲い》、2《呪文貫き》、

1《はらわた撃ち》

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out:4《信号の邪魔者》、3《メムナイト》、1《エーテリウムの達人》、1《呪文滑り》

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G1は普通の「アブザン」だと思ってふわーっとプレイしていたら、《召喚の調べ》から《オルゾフの司教》が出てきて場が壊滅しました。びっくり。




Round4:ジャンド後手◯×◯

in:2《呪文貫き》、1《頑固な否認》、1《呪文滑り》、1《鞭打ち炎》、1《刻まれた勇者》、1《摩耗/損耗》

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out:4《信号の邪魔者》、3《メムナイト》

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これもフィーチャーマッチ
親しい友人だったので、和気藹々とプレイしていました。
G3は相手がトリプルマリガンだったのですが、《タルモゴイフ》《ヴェールのリリアナ》《オリヴィア・ヴォルダーレン》《魂の裏切りの夜》と動かれてあわやというところに《頭蓋囲い》をトップデックして辛勝。
2ターン目は《鋼の監視者》からもう1枚《バネ葉の太鼓》をプレイできたのですが、《終止》をケアして《頑固な否認》を構えたために結果的に3ターン目の《ヴェールのリリアナ》を通すことに。《突然の衰微》や《稲妻》はケアできなかったので、ここはリターンを取ってプレイすべきかなとも思いました。

マリガンの大切さが身に染みたゲームでした。




Round5:感染先手◯××

in:1《血染めの月》、1《鞭打ち炎》、2《ギラプールの霊気格子》、1《思考囲い》、1《呪文貫き》、1《はらわた撃ち》

1《頑固な否認》、1《呪文滑り》、1《古えの遺恨》、1《四肢切断》

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out:4《信号の邪魔者》、3《刻まれた勇者》、3《メムナイト》、1《溶接の壺》

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Hareruya Prosの井川さんとのフィーチャーマッチ
G3は《電結の荒廃者》での最初のアタック時に強化していない点が、その後の《巨森の蔦》をケアしないプレイにつながりました。反省。



Round6:ヴァラクート先手◯◯

in:1《血染めの月》、2《呪文貫き》、1《頑固な否認》、1《思考囲い》、1《刻まれた勇者》

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out:1《感電破》、3《メムナイト》、2《信号の邪魔者》

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G1は相手だけダブルマリガン。G2は相手の引きが噛み合わず勝ち。とりあえずTOP8は確定しました。



Round7:ID

7位でした。




決勝:SCZ後手××

in:2《呪文貫き》、1《頑固な否認》、1《思考囲い》、1《刻まれた勇者》、1《四肢切断》、1《呪文滑り》

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out:2《メムナイト》、1《エーテリウムの達人》、1《鋼の監視者》、3《信号の邪魔者》

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マッチが始まる前にみっくすは親和についてかく語りきを読んでおさらいをしました。
メインは数少ない対抗手段である《呪文滑り》のあるハンドをキープしましたが、これを《思考囲い》で落とされ、順調に育った《死の影》に殴り殺されました。
G2は1ターン目の《思考囲い》を《呪文貫き》しての2ターン目《刻まれた勇者》まではよかったのですが、その後対抗手段なく後手3キル。ということで・・・



決勝没!!!!くやしい!!!!!!

死の影.jpg強大化.jpg

残ったなかで一番後手でやりたくないなあーと思っていた「SCZ」とマッチアップ。
結局先手後手あまり関係なく完敗しました・・・。



というわけでプロツアーチャンレンジに失敗。
次のRPTQ『アモンケット』の権利をもらって帰ることになりました。

きちんと睡眠をとって今回のRPTQに臨んだのですが、準備期間の割にきちんとプレイできていたと思うので、やはり体調は大事だなと思いました。
これは当たり前の事ではあるのですが、最近は前日にMOを遅くまでプレイして寝不足のまま大会に参加することが多かったので、これからは大事な大会があるときは体調に気をつけようと思いました!

今回のレポートは以上になります。
次はいい結果の時に書けたらうれしいなと思います。それでは。