「タキニキに聴く!」一問一答2016→2017
タグ:インタビュー, タキニキ, 一問一答, 瀧村和幸, 読み物2015年10月、プロツアー『戦乱のゼンディカー』で優勝し、プロツアー王者・プラチナレベルプロとして2016年を迎えた、BIG MAGIC所属プロの瀧村和幸。
タキニキの愛称で親しまれる彼にとって、2016年はどんな年だったのか?また2017年はどのような年にしていくのか?
日頃聴きたかったことも含めて、一問一答形式でそのキャラクターを掘り下げてみました!
Q1:2016年、目標とされていたことを改めてお伺いします。また、その目標の達成度はいかがでしょう。
2016年は、勝つことよりもMTGにおける筋肉(基礎、下積み)を作ることを目標に活動していました。
この目標の達成度は「2017年の結果次第」と言えますね。
Q2:2016年を振り返ってみて、まずは(マジックに関することで)一番楽しかった・嬉しかったことは?
やはりGP京都にて優勝をしたことですね。己のためよりも他人のための方が頑張れる献身的タイプですので、(チームでの優勝は)喜びも大きかったです。
Q3:それとは逆に辛かったこと・しんどかったことなどは?
MTGは基本的にしんどいゲームですので、大体のイベントを辛いと感じています。
特に長時間の移動が嫌いでして、飛行機に乗る度に痩せていっている気がします。
Q4:2016年のマイ・ベストカードおよびベストデッキは?
《秘蔵の縫合体》もとい「ドレッジ」ですね。特に結果は出せてはいないのですが、どのフォーマットでも好んで使用していました。
Q5:2016年のマイ・ベストバウトは?
世界選手権2016に参加できたこと。MTGプレイヤーとして誇れる最高の思い出になりました。
Q6:2016年で一番「やっちまった」プレイは?
GP台北に出発する日に寝坊したことですね。やっちまいました。
Q7:2016年のドラフト、一番好きだった環境は?(OGW×2+BFZ×1、SOI×3、EMN×2+SOI×1、KLD×3)また、愛着のある1枚は?
リミテッドは環境問わず好きなので、どれが一番とかはないですね。
最近の環境だと『異界月』×2+『イニストラードを覆う影』×1では《血茨》
『カラデシュ』×3では《アラダラ急行》がお気に入りです。
Q8:2016年のマジックシーンを、ズバリ一言で!
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」
2016年は、GP東京とGP京都でしか結果を残せていませんので。
Q9:プロツアー王者として初めての世界選手権に参加されました。感想や、何か裏話などあればお願いします。
特別なことが何かあったということもないのですが、待ち時間が発生する度に自分含む日本勢がシャドウバースをプレイしていた記憶があります。
Q10:今年はチーム「The Sun」でご自身初のグランプリ優勝も勝ち取られました。こちらも感想や、裏話などあればお願いします。
(左より松本友樹、市川ユウキ、瀧村和幸。写真はマジック:ザ・ギャザリング日本公式サイトより引用させていただきました)
キーパーソンは「とらかす」(BIG MAGIC所属プロ・松本友樹)。
いい意味でも悪い意味でも、自分やせばちゃん(Team Cygames所属プロ・市川ユウキ)ではなく、彼が主役のGP京都だったと、今では思います。
Q11:プロツアー王者、プラチナレベル・プロとして活動された1年でしたが、ファンに声をかけられたりサインをお願いされる、といったことはありましたか?
MTGをやっている方の中にはマニアな方もおられまして、自分のようなプレイヤーでも、稀に署名をさせていただく機会があります。
オタクやおじさんが活躍してしまう競技というのも感慨深いものがありますね。
Q12:2016年はプロツアーや世界選手権でアメリカ(アトランタ、シアトル、ホノルル)、中国(北京)、スペイン(マドリード)、オーストラリア(シドニー)と回られました。旅先として一番良かったのはどこでしょう?
ダントツでホノルルですね。日本から近い上に日本語が通じて食べ物も充実しています。ほぼ日本と言っても過言ではない場所でしたね。
Q13:この1年、マジックをする際に大事にしたこと(心がけ・ジンクス)などはありますか?
心(メンタル)を強く持つこと。この1年に限らず、MTGと上手に付き合っていく上で大事にしていることです。
Q14:2016年、最も強かった対戦相手は?
オーウェン・ターテンワルド/Owen Turtenwald。
世界選手権のドラフトにて2回敗けています。ドラフト2回ともにOwen氏が上家で、強いカードが全く流れて来ず、ピックが散らかって惨敗という結果でした。
Q15:2016年、最もお世話になったプレイヤーは?
プレイヤーというカテゴリではありませんが、BIGMAGICの方々には大変お世話になりました。
Q16:ではその逆に、最もお世話したプレイヤーは?
お世話したいと思わせてくれるプレイヤーがまだ現れていないですね。2017年はこの枠を見つけたいと思っています。
Q17:所属プロ(松本友樹、井上徹)およびBIGsに向けて一言!
環境に甘やかされているプレイヤーばかりですので、是非、泥をすすっていただきたい。
Q18:2017年、ブレイクしそうなプレイヤーはいますか?
木原惇希氏、三宅恭平氏。
前者は実力で。後者は自分のような運でブレイクしそう。と、勝手に思っています。
Q19:2017年はプロツアー・チームシリーズが始動となり、瀧村さんも豪華なメンバーとチームを組まれることを伺っております。この企画に対して、現段階ではどのようにお考えでしょうか。
幸運なことに津村健志さんや藤田剛史さん(ローリーさん)達とチームを組むことになりました。
始まってみないとわからないことばかりですが、今は良い結果を残せるように全力を尽くしたいと思っています。
Q20:それではマジックから少し離れて...マジック関係以外で最も楽しかったこと・嬉しかったことは何ですか?
バナナが美味しいってだけで幸福に感じるので、特別楽しかったこととか...思い出せないですね(笑)
Q21:マジック以外の面で、この1年間で何か印象深いこと・勉強になったこと・大きな出来事はなんでしょう?
自分がゲームデザインに関わったゲームが世に出たこと、ですかね。
元BM所属プロである和田寛也氏がディレクターを担当しているウォーオブブレイン。是非、よろしくお願いします。
Q22:この1年でハマったこと・ものなどありますか?
MTGに戻ってしまいますが、MOをやるようになりました。MOに関しては、今現在でも初心者で、凄い頻度でプレイミスをしていますね。
Q23:では2016年などは一旦置いといて、ここからは瀧村さんのキャラの掘り下げ系質問を。好物及び嫌いなものは何かありますか?
嫌いなものは特にありませんが、好物はバナナとお尻です。
Q24:マジック仲間と定期的に飲み会されているイメージがありますが、お酒は飲まれる方ですか?
量は飲めませんが、お酒は好きですね。馬鹿になれる環境にはいつでも行きたいです。
Q25:今欲しいもの・買おうか悩んでいるものなどありますか?
近頃は欲しいものが何もなくて悩みますね。
Q26:平均睡眠時間はどのくらいですか?
8時間ぐらいです。
Q27:マジック以外にも多数ゲームをやられていますが、一日あたり何種類・何時間ほどプレイされていますか?
移動している時も食事中も仕事中も何かしらのゲームを起動していますので、一日中やっているような気がしますね。
Q28:「タキニキ」トレードマークと言えばやはりその髪型。こだわりなどありますか?
(刈り上げは)6mm!
Q29:話はマジックに戻って...2017年はプロツアーが日本に帰ってきます。これからプロツアーを目指すプレイヤーに向けて一言!
PT優勝したときも、GP優勝したときもバナナを食べていました。
ヒントはバナナ。皆さん、バナナを食べましょう。
Q30:最後に、2017年の目標は?
真面目に回答をしようとすると「今シーズンはゴールドレベルを目標に頑張ります。」なのですが、
本音は「MTGにおいてXXをしていられる年でありたい。」ですかね。以上です。
ありがとうございました。
最後の質問、WCS的な意味で検閲が入り申し訳ありませんが、以上が瀧村さんのありのままの答えになります!
2017年も、瀧村さんの更なる飛躍の年になることを祈って...皆様応援のほどよろしくお願いいたします!