【GP京都2018】日本レガシー選手権with KMC 準々決勝 齋藤 大智(埼玉県)vs 渡邊 公平(東京都)

日本レガシー選手権with KMC 準々決勝 齋藤 大智(埼玉県)vs渡邊 公平(東京都)


by Tatsuo Sekimoto


8回戦。本戦初日に相当するラウンド数だ。だが今日はその回数を終えても決着をつけるためにまだ3回戦残っている。1日で11回戦を消化するのは体力的にも厳しい。しかし勝ち上がらなければ栄光は掴めない。それを理解しているのかお互いに戦意に溢れている。準備は万端のようだ。


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準々決勝は齋藤の4色コントロールと渡邊のグリクシスデルバーの対決だ。今のレガシー環境ではポピュラーなマッチアップでそれだけにお互いどう戦うか考えているマッチだ。色を足して《トレストの使者、レオヴォルド》を取った4色コントロールとグリクシス3色中心でまとめ《秘密を掘り下げる者》を取ったグリクシスデルバー。定番と言えるだけに奥が深いマッチだ。



Game1


後手の渡邊は少し悩んでマリガン。ワンマリガン後しっかり頷いてキープする。


先手はスイス1位抜けの齋藤だ。スイスラウンドでもぎ取った戦果を活かして先手1ターン目から動く。《沼》から《死儀礼のシャーマン》を出してターンエンド。


後手の渡邊は《ギタクシア派の調査》で手札を確認してからフェッチランドを起動。《Underground Sea》から《死儀礼のシャーマン》を出す。


2ターン目の齋藤は《トーラックへの賛歌》。渡邊の手札からカードを2枚もぎ取る。


渡邊は《思案》を唱えてから《ギタクシア派の調査》。齋藤の手札に2枚目の《トーラックへの賛歌》を見かけると呻き声を出す。しかし、返しの《トーラックへの賛歌》はしっかり《目くらまし》で打ち消して手札を守る。


齋藤は《トレストの使者、レオヴォルド》を出して勝負に出る。
渡邊は《削剥》で処理するが1ドローを許してしまう。


齋藤は《悪魔の布告》で渡邊の《死儀礼のシャーマン》を除去。さらに渡邊の後続の《死儀礼のシャーマン》は《瞬唱の魔道士》で《渦まく知識》をフラッシュバックして《意志の力》を引き当ててカウンター。渡邊の場が《Underground Sea》1枚になるように縛り続ける。


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(齋藤 大智)



齋藤は《悪意の大梟》をプレイしてアドバンテージ差を広げる。
渡邊も《稲妻》で齋藤の《死儀礼のシャーマン》を除去するが《瞬唱の魔道士》と《悪意の大梟》の3点クロックがのしかかる。


齋藤の《思考囲い》で手札が0になった渡邊はライフが足りないことを悟ると投了した


齋藤 1-0 渡邊





Game2
先手の渡邊は1マリガン。


後手の齋藤の初動は《死儀礼のシャーマン》。
渡邊はエンド前にフェッチランドを起動するか少し悩んだあと何もせずターンに入る。渡邊は《不毛の大地》をセットして起動はせずにエンドする。


齋藤は《思考囲い》をプレイする。
渡邊は対応して《悪魔の布告》を唱える。
齋藤はマナを出してから《死儀礼のシャーマン》を墓地へと送る。



《秘密を掘り下げる者》
《渦まく知識》
《もみ消し》
《思案》


上記の手札から《秘密を掘り下げる者》を捨てさせて齋藤は《悪意の大梟》を出してエンド。


渡邊も《もみ消し》を当ててから《秘密を掘り下げる者》を唱えて攻めようとする。
しかし、齋藤は《意志の力》で《秘密を掘り下げる者》を打ち消し均衡を破らせない。


この間に齋藤の《悪意の大梟》がダメージ与え続け渡邊のライフは14点になる。


渡邊は齋藤の《トーラックへの賛歌》を《呪文貫き》で打ち消すなど要所要所はきっちり抑える立ち回り。一息ついた渡邊は《思案》で攻めのプランを構築する。


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(渡邊 公平)


反撃のときをずっと待っていた渡邊。意を決して《渦まく知識》を唱える。渡邊は《最後の望み、リリアナ》を叩きつける。
齋藤はこれに《意志の力》で応戦。細い優位を慎重に守り続ける。


齋藤は《トレストの使者、レオヴォルド》をプレイ。
渡邊は《稲妻》で処理するが1ドローされてしまう。


渡邊は《秘密を掘り下げる者》をプレイ。次のアップキープに《目くらまし》を公開するが、それを見た齋藤は《紅蓮破》で《秘密を掘り下げる者》を破壊する。


渡邊はデッキトップを《霧深い雨林》でシャッフルしてからドロー。返しの齋藤の《思案》は《紅蓮破》でカウンターする。


渡邊が《死儀礼のシャーマン》を出せば齋藤は《突然の衰微》で除去する。一進一退の攻防の間に《悪意の大梟》が渡邊のライフを蝕み続ける。6点まで減ったところで渡邊は勝負に出る。渡邊は《真の名の宿敵》をプレイ。


これに齋藤は《瞬唱の魔道士》を対応して唱える。だが、そのときに《Badlands》でマナを支払ってしまう。墓地を見た齋藤は頭を抱える。そこには《紅蓮破》が。仕方なく《渦まく知識》を対象に取る。
そこに渡邊は《もみ消し》をプレイしてフラッシュバックを防ぐ。《真の名の宿敵》が通った。と思われた。


しかし、齋藤は残りの全ての手札を投入して《意志の力》を唱える。
渾身の一撃を潰された渡邊はがっくりとうなだれた。


齋藤 2-0 渡邊


齋藤 win!


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