岩SHOW Card of the Day 2018/07/14《Reckless Pangolin》

Reckless Pangolin


 センザンコウって知ってるかい。インドおよび東南アジアと、アフリカに生息する、小~中型の哺乳類の仲間だ。南米のアルマジロの仲間に非常によく似ており、ボコボコとしたうろこ状に変化した体毛に覆われた身体を持ち、ボール状に丸まって防御することもあるがアルマジロほど完全な球形にはならない_なる必要がないくらい、大きな鱗が十分な防御をもたらしている。アリなどの昆虫を食し、生態も似ていることからアリクイと同じ貧歯目に分類されていたが、両者の身体構造などには大きな違いがあるために現在はセンザンコウ目として独立している。


 マジックにおいては『オンスロート』にて《うろつくセンザンコウ》としてカード化されるが、当時はビーストのタイプしか持っていなかった。これが後にアリクイのタイプを得るも、上述の通りアリクイとセンザンコウは別物。なので『バトルボンド』発売に合わせたオラクル変更でこれはセンザンコウのタイプを得るに至った。センザンコウのタイプが印刷された初のカードは今日の1枚《Reckless Pangolin》だ。見慣れないカードだと思うが、これは『Global Series: Jiang Yanggu & Mu Yanling』に含まれる英語&中国語限定カードの1つである。この構築済みデッキセットは人口が多い中国におけるプレイヤー増加を狙って発売されたものである。シリーズと銘打ってあるので、世界各国のバージョンを出して欲しいところだが、はたして続くのだろうか。まあ将来の話は置いといて、中国風のプレインズウォーカーが看板のセットなだけあって、センザンコウというアジアなクリーチャーもいるのは雰囲気があって良いね。


 3マナ2/2、攻撃時に+1/+1修正を得るという能力は...お世辞にも構築レベルではない。これは初心者用のセットなので当然の話で、また緑赤と青白のデッキでの対決なので青いクリーチャーのスペックに緑側がある程度譲歩していると見ることも出来る。


 センザンコウは中国やベトナムで鱗を薬にするため、高い値段で取引されているという。過去10年間では実に100万頭の野生個体が狩られ取引されたとか。これらはすべて禁じられているもので、密漁である。カードを通して、絶滅の危機に瀕している動物のことも伝えられれば良いんだけどなぁ。



今週は「かわいい小動物・ウィーク」


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