MTG『ドミナリア』Bigweb特設サイト
2018年4月26日 BIGs 朴高志のスタイリッシュ!スタンダード・モダン・レガシー 『ドミナリア環境の最新デッキ』編を公開しました。
2018年4月26日 岡本桂多のKill them All!~『ドミナリア』ピックアップ編~を公開しました。
2018年4月26日 BIG MAGIC契約プロが選ぶ『ドミナリア』注目カードTOP5を公開しました。
2018年4月24日 日下部恭平『くーやんの「今」、これを買え!』第126回 ドミナリア発売日にはこれを買え!を公開しました。
2018年4月20日 森安元希 Damage 4 Wins! 第12回「3T(ターン)ガルタ!」を公開しました。
2018年4月20日 BIGs 河浜貴和 今夜勝ちたい『ドミナリア』プレリリースを公開しました。
2018年4月19日 BIGsが選ぶ!『ドミナリア』注目カードTOP3を公開しました。
2018年4月6日 岩SHOW マジック:ザ・ギャザリング『ドミナリア』プレビューを公開しました。
2018年2月1日 MTG『ドミナリア』Bigweb特設ページを公開しました。
岩SHOW マジック:ザ・ギャザリング『ドミナリア』プレビュー
BIGsが選ぶ!『ドミナリア』注目カードTOP3
画像をクリックすると、各プレイヤーのTOP5カードについてのコメントをご覧いただけます。
マジック生誕25周年となる2018年、この年の目玉とも言える新セットが『ドミナリア』!今回もセット発売前に、BIGsの面々にこのセットで期待が持てるカードを聞いてみた。歴史がテーマのこのセットには、キャリアの長いプレイヤーのBIGsメンバーもワクワクを隠せない?古き時代を思い起こさせる最新のカードに対するレビューを見てみよう!
石田龍一郎
1位《モックス・アンバー/Mox Amber》
今回のモックスは一癖強いですが、機能すれば環境定義の一つになりかねないと思う一枚。
使うなら4枚フル搭載したい。
2位《黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer》
過去のスタンダードを席巻した《悪斬の天使》がかえってきたとあれば嬉しい限り。
...同時に使われた時の絶望感がまた来ると思うと恐ろしくもある。
3位《豊潤の声、シャライ/Shalai, Voice of Plenty》
《旗幟+鮮明》で押し込む白緑アグロに最適な一枚。
除去避けと全体強化を同時にこなせるのでしっくりくる。
加藤健介
1位《ベナリア史/History of Benalia》
今回のイチオシはドミナリアの新メカニズム「英雄譚」からこの1枚です。
単体で強く、連打すると更に強い。非常にコストパフォーマンスの高いカードになっています。
騎士のシナジーを生かした「白黒騎士ビートダウン」のようなデッキも強そうですね。
その汎用性からビートダウンだけでなくコントロールでも採用を検討されることになるでしょう。
みなさん、おとなしく4枚買いましょう。
2位《ランプのジン、ザヒード/Zahid, Djinn of the Lamp》
帰ってきた《悪斬の天使》こと《黎明をもたらす者ライラ》が注目されていますが、
その影に隠れがちなこの強化版《マハモティ・ジン》であるこのカードを2位に挙げさせていただきます。
コスト軽減条件を達成するのが非常に簡単で、《宝物の地図》などから4ターン目にプレイした時のプッシャーは
相当なものになりそうです。現状、タフネス6を効率よく除去できるカードが少なく、
《黎明をもたらす者ライラ》が流行りそうなので環境的にも強そうですね。
3位《モックス・アンバー/Mox Amber》
久しぶりに登場したモックスシリーズの最新作。
これまで「モックス」の名を冠したカードが使われなかったことはありません。
特にモダン以下の環境では何かしらのコンボデッキのパーツとなる可能性も高そうですので
高騰する前に抑えておいた方が良いかもしれませんね。
スタンダード環境なら赤が比較的実用的なレジェンドが多いので運用できるかも・・・?
加茂里樹
1位《封じ込め/Seal Away》
《熱烈の神ハゾレト》や《屑鉄場のたかり屋》、《再燃するフェニックス》もサクッと処理できる、かなり強力な除去です。
今のスタンダードでは追放しないと盤面にしつこく残り続けるクリーチャーが多いので、
使われること間違いなし!
2位《リッチの騎士、ジョス・ヴェス/Josu Vess, Lich Knight》
中々いいマナレシオを持ったクリーチャーで、普通にプレイしても最低限のスペックは保証されています。
コントロールのフィニッシャーとしてかなり良さそうに思います。
《宝物の地図》などを使ってマナ加速から叩き付けて一気にゲームを決めたいです。
3位《炎のチャンピオン/Champion of the Flame》
能力の修正値が大きく本体にトランプルが付いているので、これを軸にしたデッキも出てくるかもしれません。
《上級建設官、スラム》と一緒に赤や他のカルトーシュを付けて走らせたいですね。
ドミナリアで《炎の番人、ヴァルダーク》《断崖の避難所》と《不屈の護衛》が登場したので、安定性もありそうです。
そして何よりもイラストが勝ちたがっている。
河浜貴和
1位《飢饉の具現、トルガール/Torgaar, Famine Incarnate》
マナ軽減効率が比較的よく、素のサイズがでかいので頑張って出す甲斐あります。白黒紛争デッキ、永遠/不朽デッキ、(あるかわからんけど)《フレイアリーズの歌》デッキ等、トークン戦略と相性がよいです。ETB能力付きなので場に出てすぐ仕事するのもGOOD。
2位《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
どうせみんな挙げるんだろうけどそれでも。自身を守れてアドバンテージも稼げる4マナプレインズウォーカーはさすがに強い。スタンダードではマイナス能力が噛み合うデッキで使いたいですね。モダンの親和(主にサイドボード)からもお呼びがかかってます。
3位《ランプのジン、ザヒード/Zahid, Djinn of the Lamp》
こちらもマナ軽減の条件がかなり軽く、4/5/6飛行というサイズは《熱烈の神ハゾレト》《再燃するフェニックス》《黎明をもたらす者ライラ》全部乗り越えビタ止めます。《艱苦の伝令》を使えるデッキに入れると良いかも。
斉田逸寛
1位《不屈の護衛/Dauntless Bodyguard》
今までの1マナ2/1クリーチャーは序盤に引けると嬉しい反面、終盤に引いてしまうと腐ってしまうものがほとんどでしたが、このカードは違います。《黎明をもたらす者ライラ》のような強力なクリーチャーを出した後にこいつを出すだけで、除去を2発撃ち込まないと倒せない状況を作れるのは1マナとしては破格の能力です。
クリーチャータイプも人間・騎士で他のカードとシナジーを形成しやすい点も良いですね。
2位《ザルファーの虚空/Zhalfirin Void》
少し前のスタンダード(テーロスブロック)にタップイン2色ランドに占術1が付いたカードがあり、それがどれだけ強力だったかはその当時スタンダードをやっていた人は鮮明に覚えていると思います。
アンタップインになったことで既存のデッキだと『赤単』のようなアグロデッキに組み込みやすくなりました。特に今の『赤単』は4マナ域に《熱烈の神ハゾレト》と《再燃するフェニックス》があり、4マナまでストレートに伸びるかどうかは勝敗に直結する部分であると感じています。
惜しむらくは『ドミナリア』の単色推奨カードがトリプルシンボルで無色ランドを取りにくいことですが、少なからず使われるカードだと思います。
3位《減衰球/Damping Sphere》
モダン視点で選びました。現在トップメタに躍り出た『5色人間』ですが、今まで『ウルザトロン』に対してあまり有効なサイドボードがありませんでした。これは《霊気の薬瓶》もある自分側にはほとんど被害なく相手を阻害できるので、すんなり採用できそうです。
といってもこのカードが使えるようになった直後のBMOなどで『トロン』や『ストーム』を持ち込むのはちょっと...と考える人もいるかもしれないので、あまりたくさんは採用せず2枚程度にしましょう。
モダンのサイドは広く浅く。(「みっくすはかく語りき」より引用)
田中陽
1位《ベナリア史/History of Benalia》
ドミナリアの歴史、おじさんプレイヤーにはたまらないですよね。グッときます。
ベナリアの歴史を紐解いてみれば、とりあえず騎士が2人出てお得、騎士シナジーを噛ませればさらにお得(同じセットの《ベナリアの軍司令》なんて最高の司令官ですね!)ときていて、とても強そうな1枚です。
《白騎士》(《善意の騎士》)と《栄光の頌歌》(《光輝の運命》)もぶちこんで、昔懐かし白ウィニー...「う~ん、ドミナリア」って感じですね!!
2位《飢饉の具現、トルガール/Torgaar, Famine Incarnate》
このカード、ちょっと《デルレイッチ》みたいでカッコイイですよね。おじさんプレイヤー的にはグっときます(2回目)。
マナが0になるわけではないですが、戦場に出た時点で仕事をしてくれますし、デッキを組んでみたくなる1枚ではないでしょうか。
強襲トルガール!...これはメルカディアって感じですね。
3位《減衰球/Damping Sphere》
モダン担当(希望)的な観点だと、ストーム系デッキ・土地コンボデッキ(トロン系)にはある程度刺さるサイドボードカードです。
...が、同じ土地コンボでも《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》系のデッキには効かなかったり、痒い所に手が届かなそうな気もします。
今ある対策カードがどーんと入れ替わる!なんてことはないと思いますが、サイドボードの選択肢が増えるね、ということでひとつ。
永井守
1位《黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer》
《悪斬の天使》を使った事のある方であれば、このカードの強さが分かるはずです。
特に赤単相手には出して殴ればほぼ勝ちに直結です。
2位《アンティキティー戦争/The Antiquities War》
アーティファクト主体のデッキであれば簡単に20点のライフを削りきれる強さを持っていると思います。
3位《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》
このカードが強いのか《ラノワールのエルフ》が強いのか分かりませんが、《ラノワールのエルフ》→《鉄葉のチャンピオン》の動きはチート級の強さを誇っていると思います。
中道大輔
今回は非常に惹かれるカードが多くて良いセットだと思います。
1位《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》
他のトリプルシンボルサイクルと比較してもサイズが一回りでかく、何故かブロック制限までも付いている化け物。
《ラノワールのエルフ》で2ターン目に出せるのは流石に強過ぎますし、3ターン目でも十分脅威。単体の同マナ域で相討ち出来るクリーチャーはほとんどいません。
さらにブロック制限能力によりチャンプブロックも出来ない上、緑単では対処し辛い《才気ある霊基体》《豪華の王、ゴンティ》に止められないのがかなり良いですね。
2位《黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer》
現代に帰ってきた《悪斬の天使》。
伝説となり複数並べることは出来なくなりましたが、生き残ればダメージレースを盤石としてくれます。
また《豊潤の声、シャライ》との組み合わせでライラは呪禁、シャライはタフネス5で絆魂付きとなり、ビートダウンで乗り越えるのは困難です。今後の白系デッキのミッドレンジからコントロールまで幅広く活躍が期待出来ますね。
愛称は「ライラ/Lyra」で定着すると思いますが「黎明をもたらす者/Dawnbringer」の英語名がかっこいいです。
3位《モックス・アンバー/Mox Amber》
悪名高きモックスシリーズの最新作。
今作のは《オパールのモックス》と同形式となっており、比較すると参照する他パーマネントが2つから1つになった点が勝っていますが、参照するパーマネントの種類は「色付きの伝説のクリーチャーかプレインズウォーカー」と条件がかなりキツくなった点が劣っている、といったところでしょうか。
マナを出すためには1マナ以上の色付きカードを出す必要があるため、2~3ターン目に1マナ加速するという役割で使われると思いますが、果たしてどんなデッキだとうまく使えるのでしょうか?
野稲和弘
1位《ランプのジン、ザヒード/Zahid, Djinn of the Lamp》
代替コストの条件はかなりゆるく、4マナで5/6飛行はフィニッシャーとしてはもちろん《黎明をもたらす者ライラ》も一方的に討ち取ることができる素晴らしいサイズです。
2位《リッチの熟達/Lich's Mastery》
これが戦場を離れるまで敗北できなくなるというとても面白い能力を持ったエンチャント。
スタンダードでの《副陽の接近》との組み合わせだけでなく下環境などでも新しいコンボが産まれることに期待しています。
3位《黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer》
能力もりもりただ強天使。
《スカラベの神》や《熱烈の神ハゾレト》のような環境を定義するカードに...?
藤本岳大
1位《ベルゼンロック典礼/Rite of Belzenlok》
全てにおいて昭和を感じ懐古厨歓喜。4マナで0/1を4体も出して、さらにどMなおじさんを喜ばせる「こいつしかいなかったら自分にダメージをくらう」という能力。なんだったら6点くらった上にタップしてほしいけどさすがにそのあたりは配慮されてた。
堂々の第1位です。
2位《ジョイラの使い魔/Jhoira's Familiar》
かわいいは正義。
3位《ウィンドグレイスの騎士、アルイェール/Aryel, Knight of Windgrace》
ぱっと見でリミテッド鬼強カード。4マナ4/4警戒というサイズもそこそこやるし構築で使う可能性もぜんぜんアルイェール。
朴高志
1位《減衰球/Damping Sphere》
最近《ライオンの瞳のダイアモンド》や《裏切り者の都》が高騰してますが、もし買い逃してしまった方もこれを使えば大丈夫!?
モダンはトロンから、レガシーはANTまで抑えられるこのカードは、サイドボード要員ではあるものの、今後姿を多く見るカードになりそう。
特に今までは《アメジストのとげ》等を採用しにくかった青系デッキのサイドボードに入れる事が出来るという点が強く、少ないリスクで相手を妨害出来るカードを手に入れた事になります。
メタゲームを動かしてもおかしくない1枚ですね。
2位《カーンの経時隔離/Karn's Temporal Sundering》
追加ターン+バウンスはかなり強そう。
伝説のクリーチャー等をデッキに多く入れなければなりませんが、幸いにも青は割と伝説のクリーチャーに恵まれているので、使おうと思えば使えるはず。
3位《アンティキティー戦争/The Antiquities War》
書いてある事は「出して2ターン経てば勝つ。」
デッキをアーティファクトメインにしなければならず、その上アーティファクト関係のカードは4マナ域が激戦区ですが、使いこなせるデッキを作れれば相当に強力だと思います。
松原一郎
1位《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
思い返せばMTGを始めたのは中一のころ。初めて組んだ緑単ストンピィ。これだけ新しいカードがある中でも、一番魅力的なカードはやっぱりこれでした。おかえり&これからもよろしく。2年間使います。小枝を踏み折れば、骨を折ってあがないとする。(結構こわい)
2位《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》
要するに2ターン目5/4ってことですよね。
3位《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
プラスが非常に運用しやすく、大振りなアクションの多いスタンダードならマイナスもかなり良さそう。奥義で勝ちときっちり揃っている気がします。
光安祐樹
1位《ヤヤ・バラード/Jaya Ballard》
盤面に触れられないことが懸念されますが、出したターンに自身の出すマナで《火による戦い》や《焼けつく双陽》がキャストできるので、思ったより守りやすいかもしれません。未知数な部分は多いですが、イラストも幻想的でかっこいいので、使ってみたいカードナンバー1です。
2位《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》
タフネス1に対する強烈なアンチテーゼになる上、自身の戦闘スペックも申し分ないです。赤系アグロはまだまだ猛威を振るいそうです。
3位《火による戦い/Fight with Fire》
かなり広範囲のクリーチャーを除去できる強力なスペルです。主に赤いデッキが、《黎明をもたらす者ライラ》を3マナで撃ち落とせるのは非常に魅力的です。キッカーも9マナは現実的で、《ヤヤ・バラード》経由だと最速6ターン目にはキッカーでキャストできます。
三宅恭平
1位《テフェリーの誓い/Oath of Teferi》
このカードと一緒に使いたいPWを2つ紹介させていただきます。
①《秘宝探求者、ヴラスカ》
まず相手の盤面を更地にしてからヴラスカを出してください。ここまでは皆様にお任せします。そして+2します。
次ターンに《テフェリーの誓い》を出すとどーなるか、+2→-10で勝ちます。ナイスシュート。
②《狡猾な漂流者、ジェイス》
本命です。
まずなんとか忠誠度4の状態でターンを迎えてください。ここまではお任せします。
そして《テフェリーの誓い》を出して+1→-5。でコピーが2つ出て+1→+1。忠誠度5のジェイスが2体。なんかもう止まらなさある。
ちょうど暇な4ターン目に《選定された行進》を出していたらこれが、、もう。
ドヤ顔しすぎないように気をつけましょう。
2位《森の目覚め/Sylvan Awakening》
前環境から存在する緑黒砂漠コントロールという地味デッキのフィニッシュ手段として輝きそうな1枚です。破壊不能もつくので防御的にも使えますし、1発で勝てなくても連打できる点が良いですね。(複数枚入れると弱そうですが)
スタンダードではなくなりますが《ジェスカイの隆盛》との相性がすごく良いのでコンボで輝く可能性も。
3位《アンティキティー戦争/The Antiquities War》
Ⅲのターンまでにアーティファクトを4つ以上置いておき、5/5の群れを《マーフォークのペテン師》《大嵐呼び》などを使ってねじ込む。こういうワンショットで20点狙うカード、好きです。
簗瀬要
1位《ベナリアの軍司令/Benalish Marshal》
Randy Buehler曰く、「核戦争があってもゴキブリと白ウィニーだけは生き残る」、そんな白ウィニーで使ってくれと言わんばかりのクリーチャーです。イクサランの相克までのスタンダードでは白に少し元気がありませんでしたが、そんな白に元気を与えてくれる1枚になるでしょう。《ベナリア史》のように複数のクリーチャーが出るカードと使うのがいいですね。
ちなみに、この3マナトリプルシンボルサイクルはこのカードに限らずどの色も強いので安いうちに買いそろえておくことをお勧めします。
2位《スランの崩落/Fall of the Thran》
《アーナムジン》で盤面を有利にして《ハルマゲドン》でマナを縛り勝つ、これがマジックの黎明期に活躍した「アーニゲドン」と呼ばれるデッキの戦術であり、この戦術は今のマジックでも十分通用するものです。このカードは少しずつ土地が戻ってはきますが、現代のクリーチャーのスペックではその間に十分なダメージを与えることができるでしょう。
ちなみに、ドミナリアに再録される《セラの天使》を出して《ハルマゲドン》を打つ「セラマゲドン」というデッキもあり、このカードを使えば似たようなことはできるのですが...、どうやらドミナリアには《セラの天使》よりも強い天使がいるようです。
3位《ランプのジン、ザヒード/Zahid, Djinn of the Lamp》
支払うマナが少なくなる仕組みを持ったカードは大体強いことが多いです。過去の能力でいえば「親和」や「探査」がまさにそれで、カードでいえば《約束された終末、エムラクール》などがそれに当てはまります。5/6飛行と立派なスペックのカードを《つむじ風の巨匠》や《ピア・ナラ―》の飛行機械トークンをタップさせてスマートに出したいものです。
ちなみに、このカードはかなり赤に強いカードで《再燃するフェニックス》や《熱烈の神ハゾレト》を受け止めてくれるのはもちろん、《栄光をもたらすもの》も督励してやっと倒せるかもしれないレベルのカードです。巷で噂の赤い閃光にお困りの方にお勧めのカードです(笑)
吉森奨
1位《黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer》
いわゆる帰ってきた《悪斬の天使》にオマケまでついてしまってもう大変。
現在のスタンダードでは、悪斬が活躍していた当時の様な凶悪なコンボやこれを簡単に処理できる軽くて汎用性の高い除去は少ないため、一度着地してしまうと超えることは容易ではないと思います。
2位《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
単体ではただのアドバンテージ源ですが、軽くて忠誠度も高く色を選ばない事は評価できると思います。
生み出すトークンも《役畜》能力持ちのため、アーティファクトを活かしたデッキが組めれば攻守に柔軟な運用ができそうです。
スタンダード以下ではモダンの親和やレガシーの赤単プリズンなどで候補に挙がるのではないでしょうか。
3位《スランの崩落/Fall of the Thran》
昨今のデザインでは封印されてきた全体土地破壊を内包する英雄譚。
出た後は自分も相手も都合4枚しか土地が戻ってこないので使い道を吟味する必要がありますが、有利な盤上では一方的な状況を確定させられる一枚という事で大きな可能性を秘めていると思います。
《黎明をもたらす者ライラ》などのフィニッシャーや《ラムナプの採掘者》と合わせて使ってみたいですね。
彼らのレビューが、ここ数年でもトップクラスの魅力を放つセットを迎えるあなたの参考になったのなら幸いだ。
発売日翌日の4月28日にはBIG MAGIC OPEN Vol.10が開催される。BIGsの面々も参加し、環境最初期を楽しみながら王者を目指すことだろう。応援のほど、よろしくお願いします!
BIGs 河浜貴和 今夜勝ちたい『ドミナリア』プレリリース
森安元希 Damage 4 Wins! 第12回「3T(ターン)ガルタ!」
日下部恭平『くーやんの「今」、これを買え!』第126回 ドミナリア発売日にはこれを買え!
BIG MAGIC契約プロが選ぶ『ドミナリア』注目カードTOP5
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毎度おなじみ、新セット発売直前の契約プロによるレビューシリーズ!
今回は『ドミナリア』、舞台も懐かしければその能力も過去のカードを想起させるものがあり"おじナリア"などと呼ばれていたりします。
契約プロの面々はどのカードに過去を・あるいはまったく新しい未来を見たのか?期待のカードを聞いてみましょう!
井上徹
1位:《アンティキティー戦争/The Antiquities War》
新メカニズムである英雄譚の中でも、最終章が最も勝ちに近いカード。
『ドミナリア』にはこのカードと同じくアーティファクト系デッキの軸になりそうなカード(《ウルザの後継、カーン》、《ランプのジン、ザヒード》等)が何枚かありますが、その中でもこれに一番注目しています。
2位:《ファイレクシア教典/Phyrexian Scriptures》
1ターン遅れの全体除去は一見使い難そうですが、こちらは除去直後にマナをフルで使えたり、相手は追加のクリーチャーを展開し難かったりとメリットは多いです。
最終章は地味ながらも有効な場面は多いかと。
殆どのPWが出した次のターンには奥義まで起動出来るようになるというのは中々危険な匂いがします。
効果が大きい分5マナと重いので、ブリンク能力を生かして上手く隙を埋めましょう。
4位:《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》
1点ばら撒き能力はもちろん強力ですが、3マナ3/3先制攻撃はクリーチャー単体で見ても十分なスペック。
マナを出すには大分厳しめの条件がついてますが、スタンダードでは単に0マナアーティファクトとして使い道があるかも?
川崎慧太
1位:《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》
どの能力も強力で構築でもよく見ることになると思っています。
出したターンに+能力を使用すると《封じ込め》や《否認》などのカードで自身を守れるので、相手からすると非常に対処しづらい強力なカードですね。
2位:トリプルシンボルのクリーチャーサイクル
トリプルシンボルクリーチャーのクリーチャーサイクルは構築に制限がかかるだけに
いずれも能力は強く見返りのあるカードだと考えています。
昔ラクドスミッドレンジ(赤黒)で《ゲラルフの伝書使》(黒黒黒のトリプルシンボル)が使用されていたように、
2色デッキまでならマナベース次第で採用可能なのではないでしょうか。
3位:《墓場波、ムルドローサ/Muldrotha, the Gravetide》
アドバンテージの塊でロマンを感じる1枚。普通にデッキを組むと《スカラベの神》でよいのでは...
となってしまいそうなので、英雄譚やプレインズウォーカーを多く入れたデッキを組んでみたいところです。
4位:《ヤヤの焼身猛火/Jaya's Immolating Inferno》
今回新しく作られたカードタイプである伝説のソーサリーからはこちら。
やはりデッキ構築に制限がかかりますが、1枚で最大3枚のパーマネントを処理できるのは魅力的。《反逆の先導者、チャンドラ》や《ヤヤ・バラード》のマナ能力とも相性がよく、それらを横並びの相手クリーチャーから守るのに使ってみても面白いのではないでしょうか。
5位:《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
再録カードからのピックアップになります。既に実績十分のカードなので細かくは説明しませんが、
まだ持っていない方はこの機会に是非4枚買いましょう。
松本友樹
お久しぶりです。"A"こと松本友樹です。
今回は本当に面白いカード・強いカードが多く、5枚に絞るのが大変でした。
あまりに良いカードが多かったので、結局はもう自分の趣味に走りきってしまいました。
強いカードや活躍しそうなカード、コンボできそうなカードはまだまだ無数にあります。
正直トップ30まで書いても話題が尽き無さそうなエキスパンションですね。
1位:《パワーストーンの破片/Powerstone Shard》
今回の《パラドックス装置》枠・・・と思いきや、今回は様々なアーティファクト関連デッキ垂涎の新カード!
生み出すマナは1枚では1マナでも、2枚出せば合計4マナ、3枚出せば9マナ、、、と指数的に増加します。
一度は4枚以上を目指してみたいものですが、2枚並んでいるだけでMTGの歴史上でも最高ランクの3マナのマナ・アーティファクトとして活躍してくれます!
このカードを喜んで使いたいと思えるのは《金属製の巨像》デッキ、《アンティキティー戦争》デッキ、《逆説的な結果》デッキ・・・そして《パラドックス装置》デッキです。
数々のアーティファクト系ローグデッキが「マナが出ない!」と苦しんで居たところに颯爽と現れた救世主。
《削剥》だけは本当に禁止にされてほしいですが、負けずに頑張ってマナを生み出していきたいです。
2位:《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
カーンが帰ってきた!
モダンで大活躍中の《解放されたもの、カーン》とは全く異なる方向性のカードですが、そのパワーは引けを取りません。
アーティファクトを全く用いないデッキで強いかと言われれば、個人的には微妙だと感じています。
しかし、アーティファクトをふんだんに用いたデッキでの強さは間違いありません。
スタンダードにおいては青赤・青黒赤工匠や白黒トークンでその強さを発揮してくれるでしょう。
さらに、カーンの真価はサイドボードから発揮されます。
アーティファクト系ローグデッキ・・・《金属製の巨像》《アンティキティー戦争》《逆説的な結果》《パラドックス装置》。
彼らは一直線なコンボデッキなため、サイドボード後のゲームは戦略を大きく変えざるを得ませんでした。
いわゆるアグレッシブ・サイドボードですね。
ですが、これからは違います。メインの勝ち手段を残したまま、アグレッシブかつマッシブに戦えるカーンのおかげで、サイドボード後の勝率は劇的に変化するでしょう。
世界中のローグデッキ愛好家が泣いて喜んでいる《ウルザの後継、カーン》は、間違いなくドミナリア最高のカードの1枚です。
3位:《アンティキティー戦争/The Antiquities War》
ローグデッキ愛好家達が選ぶドミナリア使ってみたいカードNo.1といえば《アンティキティー戦争》。
フレーバー性も然ることながら、その効果もド派手です。
I,Ⅱの能力は《ボーラスの工作員、テゼレット》の+1能力。
Ⅲの能力が《求道者テゼレット》の大マイナス能力となっています。
《アンティキティー戦争》とは欠片も関係ないテゼレットの効果ばかりですが、そもそも兄弟戦争の2人が優れた工匠だったことから、同じ工匠であるテゼレットと被ってしまうのは仕方の無いことでしょう。
このカードで特筆すべきは、当然Ⅲの能力。
《求道者テゼレット》は大マイナスを中心としてデッキを組むことは非常に難しいカードでした。
それはプレインズウォーカーという性質上、唱えてから次のターンまでを無傷で迎えることが困難な為です。
とりわけアーティファクトに偏らせると基本的に盤面は対戦相手がコントロールしますからね。
しかし、この《アンティキティー戦争》は適当に場に出せばほぼほぼ安全にⅢまでたどり着いてくれます!
我々に求められているのは適当にぽいぽいアーティファクトを並べることと、これを唱えてから2ターン先までを生きて迎えるだけ。
これは条件としては本当に破格です。
カード1枚に依存したデッキは強くなりづらい傾向にありますが、それを含めてもカードパワーは非常に高いと言えます。
デッキ構築は非常に難しいですが、挑戦してみたくなる、非常に使ってみたいと思わせてくれる1枚ですね。
ローグデッキ愛好家達が選ぶ『ドミナリア』楽しそうなカードNo.1といえば《リッチの熟達》。
《蝗の神》と《選定の司祭》が場にあるとデッキをすべて引ききった上にデッキの枚数分の蝗トークンが出せて勝ち・・・
というのはあまりに非現実的なコンボですね。
現実的には《副陽の接近》を唱えて7枚引き、次のターンに勝利するくらいが関の山かもしれません。
そうでなくとも、《治癒の恩寵》が《Ancestral Recall》になり、《人生は続く》が《Contract from Below》をも超えるスーパードローになる様を想像するだけでウキウキしませんか?
出したターンの隙は大きいですが、そのリターンは膨大です。
《リッチの熟達》を1番楽しく使えるデッキを作ってみたいですね。
5位:《祖神の使徒、テシャール/Teshar, Ancestor's Apostle》
ローグデッキ愛好家達が選ぶ『ドミナリア』無限コンボしたいカードNo.1といえば《祖神の使徒、テシャール》。
《祖神の使徒、テシャール》と《不死の援護者、ヤヘンニ》と《格納庫の整備士》と《モックス・アンバー》が揃えば無限マナ。《歩行バリスタ》があれば無限ダメージになります。
必要枚数は多いですが、《祖神の使徒、テシャール》以外は全部墓地でも大丈夫。
歴史的なカードを唱えるだけで無限コンボに発展します。
また、このコンボは代替パーツが多数存在しています。
《不死の援護者、ヤヘンニ》と《格納庫の整備士》の枠は《屑鉄さらい》+《強気な回収者》でもOK
色が増えてしまいますが、《ギックスの信奉者、ローナ》+《強気な回収者》でも大丈夫です。
《ギックスの信奉者、ローナ》ルートでは、《ギックスの信奉者、ローナ》×2と《モックス・アンバー》×2でも無限マナ。
ありったけのドローサポートとありったけのコンボパーツを詰め込めばスタンダードでもガチャガチャ無限コンボができます!
3マナ以下のアーティファクトと墓地を活用する事を活かし、《王神の贈り物》に当て込んでも強そうですね。
また、《祖神の使徒、テシャール》の効果そのものが破格の能力です。
無限コンボに拘らなくても、《モックス・アンバー》と《歩行バリスタ》を用いて墓地を活用する事ができるデッキであれば、とんでもないアドバンテージをもたらすでしょう。
このカードを中心にした特殊なミッドレンジが作れるかも知れません。
可能性が無限大な《祖神の使徒、テシャール》、是非面白いデッキを考えてみたいです。
契約プロから井上・川崎・松本によるレビュー、いかがだったでしょう。
プロの注目するカードのシングル販売予約はBigwebで絶賛受付中!
もちろんBIG MAGIC各店舗でも4/27(金)から発売開始です!
そして、『ドミナリア』発売翌日からはBIG MAGIC Open Vol.10が開催!
新カードが飛び交うフィーチャーマッチの模様、お見逃しなく。
岡本桂多のKill them All!~『ドミナリア』ピックアップ編~
BIGs 朴高志のスタイリッシュ!スタンダード・モダン・レガシー 『ドミナリア環境の最新デッキ』編
マジック:ザ・ギャザリング『ドミナリア』情報
【発売日】2018年4月27日
【マジック初心者体験会】2018年4月14日~15日
【プレリリース・イベント】2018年4月21日~22日
【ドラフト・ウィークエンド】2018年4月28日~4月29日
【マジック・リーグ開始日】2018年4月30日
【スタンダード・ショーダウン開始日】2018年5月6日
【ストア・チャンピオンシップ】2018年6月30日〜2018年7月1日
マジック:ザ・ギャザリング公式サイト『ドミナリア』ページ