マジック:ザ・ギャザリング『エルドレインの王権』Bigweb特設サイト
2019年10月8日 【初級編】りゅうじ道場 ~イゼット・フェニックスは新環境で羽ばたけるか!?~公開しました。
2019年10月4日 デッキリスト探検隊 第5回 ~『エルドレインの王権』導入後のスタンダードデッキ3選!~を公開しました。
2019年10月3日 BIGs 朴高志のスタイリッシュ!スタンダード・モダン『エルドレインの力を得た新デッキ』編を公開しました。
2019年10月2日 BIG MAGIC所属プロが選ぶ『エルドレインの王権』注目カードTOP5!を公開しました。
2019年10月1日 BIGs 簗瀬要 カナメの新スタンダード Check it out!~『エルドレインの王権』~を公開しました。
2019年9月30日 日下部恭平『くーやんの「今」、これを買え!』第166回特別編『エルドレインの王権』発売日にはこれを買え!を公開しました。
2019年9月26日 BIGsが選ぶ!『エルドレインの王権』注目カードTOP3!を公開しました。
2019年9月18日 岩SHOW マジック:ザ・ギャザリング『エルドレインの王権』プレビューを公開しました。
2019年8月28日 MTG『エルドレインの王権』Bigweb特設ページを公開しました。
岩SHOW マジック:ザ・ギャザリング『エルドレインの王権』プレビュー
BIGsが選ぶ!『エルドレインの王権』注目カードTOP3!
毎度おなじみ、新セットのプレリリース前のBIGsカードレビューの時間だ!まだ実際にカードに触れる前のファースト・インプレッション、グッと来たカードを各メンバーに3枚ずつ挙げてもらったぞ。さて、人気の高いカードは一体どれになるやら...早速いってみよう!
画像をクリックすると、各プレイヤーのTOP3のカードについてのコメントをご覧いただけます。
石田龍一郎
1位《呪われた狩人、ガラク/Garruk, Cursed Huntsman》
単純に性能が高く、増殖で忠誠度を悪用して即奥義するのも面白そう。
プレインズウォーカーで一番好きなキャラ。
出来事システムは何れも強力ですが、その中で一番注目してる一枚。
露骨に強そう。
スタン落ちしてしまう《ラノワールのエルフ》の後釜。
序盤の安定性が若干気にはなるが、十分仕事は出来そう。
加藤健介
1位《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
食物トークンという新要素にかなり未知数な部分はあるのですが、
だからこそ注目カード1位にはこの新プレインズウォーカーをピックアップ。
2種の+忠誠度能力を交互に使用していくだけでも結構強そうですが、
《金のガチョウ》や《樹上の草食獣》と組み合わせて2ターン目に出してみたいですね。
モダンの人間デッキの注目株。
基本的には《サリアの副官》や《反射魔道士》などのETB能力を使いまわす役割ですが、
事故回避やトップ条件が絡む際の占術2やバーン相手の3点ゲインのモードなど小回りが効き痒い所に手が届く良いカードです。
3位《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
《ミシュラのガラクタ》のような軽量アーティファクトや《ゴブリンの技師》との相性が良いためウルザソプターに1~2枚採用されるかもしれません。
また、軽量アーティファクトが強い下環境では何か悪さをできそうな予感がします。
加茂里樹
1位《朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell》
ほぼ赤の単色デッキでしか採用が難しいですが、能力は派手で出たターンから大きな効果をもたらします。
赤単のような細いデッキは序盤に出たクリーチャーが中盤以降に相手のクリーチャーで止まってしまうことがよくあるので、こういったバックアップができるシステムクリーチャーはデッキの強味になります。
また赤の発生源が与えるダメージすべてが影響を受けるので、戦闘を介さず火力呪文で一気に焼き切ってしまえるのも強味です。
除去されなかった時の影響力が半端ではないので、期待してます。
ハビエル・ドミンゲス選手のインビテーショナルカード。
1マナ1/1と貧弱なサイズですが、能力が4つも付いており、破格のスペックになっています。
種族も人間と騎士なので、部族シナジーを形成しやすいのもグッドです。
3位《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
3マナで初期忠誠度4でプラス能力を二つ持った、高い忠誠度が特徴な新しいプレインズウォーカーです。
3マナのプレインズウォーカーで盤面に影響を与えられるものは強い傾向がありますが、オーコは自身で生成した食物・トークンと相手のクリーチャーかアーティファクトを交換できるので、盤面に影響を与える能力の中でも強力なものになっています。
3つ能力のどれも使いやすく、盤面に残りやすいので、オーコを軸としたデッキが登場するくらいには強そうです。
川崎慧太
1位《貪るトロールの王/Feasting Troll King》
単純に除去耐性のあるフィニッシャー、マナを踏み倒せるリアニメイト先など色々な使い方ができるクリーチャーとして期待しています。
《貪るトロールの王》とセットで使いたいです。
3位《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
+1能力で疑似的な除去ができ、青緑の弱点を補完できる点を好感してピックアップしました。
斉田逸寛
1位《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
今セットの特徴「食物」を生み出すプレインズウォーカーということで《貪るトロールの王》と組み合わせることを考えたとき、《マーフォークの秘守り》などライブラリーを削れる0/4(と《魔女のかまど》)がデッキに入るかと考えています。その場合、+1能力が自分の0/4を3/3にして攻めて良し、相手の脅威を3/3バニラにして0/4で守って良しとなるのが強そうです。
ちなみに新カードではないですが、「食物」をたくさん出せるデッキには《一族の暴行》を入れると別の角度から勝ちうるので試してみたいですね。
2位《朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell》
新環境の赤単はパワー1を並べて《災厄の行進》を貼るのが一つの形になるとすると、そのマナカーブの頂点として相性最高のカード。伝説ですが残れば勝つので4枚入りうるくらいには強いと思います。
また今回ランキングには入りきりませんでしたが《砕骨の巨人》も相性が良い上に純粋に強いカードなので、パワー1ではないもののデッキに入りそうです。
レガシーの青白系デッキは《虹色の眺望》の登場によって純正2色に絞りやすくなり、タッチ赤で《紅蓮破》を足す構成は以前より少なくなりました。安定感は上がったものの《真の名の宿敵》への対抗策が減るのが欠点でしたが、このカードが上手く隙間を埋めてくれそうです。
基本的には 《紅蓮破》 に劣るものの、例えば『スニークショー』の《実物提示教育》には1マナで、《騙し討ち》にも一応3マナで撃つことができるのは高評価です。
中道大輔
1位《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
基本的には2つあるプラス能力を使い分けていく運用で、2ターンに1回3/3トークンを出すというだけでも3マナとしては十分な強さですし、食物トークンとのシナジーも期待出来ます。
忠誠度の上昇値が高く擬似除去、コントロール交換もあるためクリーチャーでの対処は難しそうです。スゥルタイミッドレンジあたりで使われるのではないでしょうか?
2位《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》
とりあえず《時を解す者、テフェリー》と組めと書いてあります。
他に組み合わせなくとも、渡された側が1枚サーチすると再度こちらが得する事になるので渡された側も起動し辛い状況になるのではないでしょうか?
スタンでも何かしらのコンボデッキが組めそうですし、他の環境でも影響ありそうな感じがします。
3位《朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell》
この手の効果はお互いに影響があり諸刃の剣の様な事が多かったイメージですが、今回のはオーナー側のみ影響するので単純に使い得となっており、2打点上昇と状況次第では一瞬でゲームが決まる程強力です。
《災厄の行進》デッキにおいてマスターピースのようなクリーチャーのため、今後よく見かける事になりそうです。
野稲和弘
1位《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》
置き物になった《悪魔の教示者》。
唱えるコストも起動コストも軽く、一度使うと相手にコントロールが移ってしまうという強烈なデメリットはありますが《時を解す者、テフェリー》などでバウンスしたり能力を使用したターンに勝ってしまえば実質ノーデメリット。
アドグレイスなどの即死コンボデッキにぴったり!
《時を解す者、テフェリー》といい、最近のデザイン部門はアドグレイスに恨みでもあるんですか?
3位《朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell》
《ケルドの炎》の3章と同じ常在型能力を持ったクリーチャー
新しいスタンダードには《焦がし吐き》や《災厄の行進》といった相性のいいカードが複数あるので期待してます
藤本岳大
1位《ロークスワインの元首、アヤーラ/Ayara, First of Locthwain》
黒黒黒のトリプルシンボルには夢がある。《ネクロポーテンス》《悪疫》《地獄界の夢》《ゲラルフの伝書使》《黄泉からの橋》、どれも我々黒使いにはたまらないものばかりだ。
《戦慄の影》はドミナリアのトリプルシンボルサイクルで唯一といってもいいほど使われることはなかったが今回は能力が優秀なため下の環境でも使われる可能性すら感じる。
《恐血鬼》《墓所這い》《秘蔵の縫合体》でドレインして生け贄に捧げて発掘すればすごそう。
2位《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig》
3ターン目ヨルヴォ、4ターン目《無効皮のフェロックス》でポン。デカいは正義。
3位《カタカタ橋のトロール/Clackbridge Troll》
名前がおしゃれ。《冒涜の悪魔》を彷彿とさせる能力。
朴高志
とんでもなく強い装備が来たぞ!!
伝説である点や、どうやって数を並べるか等課題はありますが、今の赤なら割と大丈夫そう。
見た目よりも遥かに高い打点を出す上、一度きりで終わらない強化なので思ってるよりもかなり凄いはず。
上手く使えるデッキを考えたくなる1枚ですね。
2位《マーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeper》
《復讐蔦》の新しい相棒。
タフネス4は速攻デッキを止めれるサイズなので高評価。
パワーは無いけど贅沢は言えませんね。
3位《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
唱えても良い!?うーん、これは凄い...
モダンやレガシーなら1ターン目に出て来てもおかしくない上、生き残れば毎ターンカードを拾う凄い奴。
普通に親和に入れても面白そうですが、どうせならこれで《水蓮の花びら》や《ライオンの瞳のダイアモンド》を使い回したいですね。
松原一郎
とても強い。
2位《呪われた狩人、ガラク/Garruk, Cursed Huntsman》
緑のプレインズウォーカーといえばガラクのアニキ。6マナプレインズウォーカーとしては少し物足りなさはありますが。何はともあれ帰ってきてうれしい。
3位《王国まといの巨人/Realm-Cloaked Giant》
自身で重ね引いても腐らないので、非常にとりまわしがよさそう。
簗瀬要
1位《貪るトロールの王/Feasting Troll King》
マナコストを誤魔化すカードは大体強いことが多いですが、このクリーチャーもそんなカードの1枚です。ただ、スタンダードであればマナ加速2回から4ターン目にポンと戦場に出しても普通に強いと思うのでランプデッキのフィニッシャーとして採用されそうです。また、《ギャレンブリグ城》から出る6マナをちょうど使いきれるカードなのでマナ加速に失敗したとき用の保険として一緒にデッキに入れておくといいかもしれません。
チェックランドが全部スタンダード落ちして、多色デッキが困っていたところに救いとなる1枚です。1ターン目のアクションがあるアグロデッキでは採用しにくいですが、1ターン目のアクションがない2色以上のミッドレンジデッキではほぼ4枚採用されそうです。『エルドレインの王権』が発売されたらとりあえず4枚揃えるのがいいでしょう。
3位《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
「飛行+速攻の組み合わせは強い」と古事記にも書かれているくらい有名な話ですが、このクリーチャーはさらに対戦相手にダメージを与えるといろいろできます。一見お互い同じ条件なのでそんなでもないだろうと思うかもしれませんが、リソースを失う効果である手札破壊とクリーチャー生け贄は対戦相手からしたら結構嫌な効果です。なお、能力を選ぶ際は必ず相手の場にあるプレインズウォーカー(具体的には《伝承の収集者、タミヨウ》と《覆いを割く者、ナーセット》)を確認しましょう!
吉森奨
このデザインが許されたのがちょっと疑問に思えるカード。
土地、クリーチャーを制限なく探せる上にインスタントなので後使いでも困りにくく、
何よりマナを踏み倒せるのでマリガン基準も簡単に下げられる。よくないと思います。
特にモダン以下ではウルザ土地を探したり他でもコンボパーツも探しに行きやすくなるので存在を意識する必要がある一枚になると思います。
2位《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》
コントロール等のデッキで悪用しやすそうな一枚。能力を使うと相手も有用なカードを持って来るとは思いますが、カードは公開しないので相手の裏をかける可能性もあり、起動コストも軽いので隙を作りにくいのがよさそうです。スタンダードでいえば《時を解す者、テフェリー》や《厚かましい借り手》で自分だけ得をする状況も作りやすそうです。
3位《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
《王家の跡継ぎ》と同じく出したターンから忠誠度6から始められる3マナのプレインズウォーカー。単純な自衛能力は薄いものの、相手のフィニッシャーや厄介なアーティファクトを無力化しただの3/3に変換できるので見た目と裏腹に運用しやすいポテンシャルを秘めていると思います。
新登場ということもあって《王冠泥棒、オーコ》が大人気という結果に。忠誠度も高く、盤面にも触れて、3マナとお手軽なコストというのが高く評価されている。オーコに興味がなかった人も、これだけのプレイヤーが注目しているのでちょっと認識を改めた方が良いかもしれないぞ。今週末に控えるプレリリースへの参加、及び『エルドレインの王権』のカードを購入するなら、お近くのBIG MAGICまで足を運んでいただけたら嬉しいね...新セットの参入とローテーションで様変わりするスタンダードを皆で楽しもう!
日下部恭平『くーやんの「今」、これを買え!』第166回特別編『エルドレインの王権』発売日にはこれを買え!
BIGs 簗瀬要 カナメの新スタンダード Check it out!~『エルドレインの王権』~
BIG MAGIC所属プロが選ぶ『エルドレインの王権』注目カードTOP5!
『エルドレインの王権』プレリリースとオンライン上のリリースを経て、各カードのシングル価格も定まりつつある今日この頃。
目星は付けてどれを何枚手に入れるぞ~とか、プレリで手に入ったカード使わないし手放しちゃうか~なんて算段が整ってきてている段階にあるプレイヤーも少なくないだろう。
ただ最終結論を出すのは、BIG MAGIC所属プロ達の意見を読んでからでも遅くはないはずだ。エルドレインの新カードから注目の5枚を全所属プロがレビュー!
それじゃあ早速、いってみよう!
井上徹
除去とクリーチャー、カード2枚分の役割をこなし、それぞれのスペックも十分。
赤いデッキならばとりあえず4枚入れたくなるカードです。
2位《ヴァントレスのガーゴイル/Vantress Gargoyle》
コントロールデッキのブロッカーに最適。
序盤からこのカードを乗り越えられるクリーチャーは殆どいないので、
下手な除去よりも信頼性が高そうです。
終盤にはフィニッシャーも務められる良いカード。
緑の4マナ域で歴代最強と思えるくらい能力てんこ盛り。
その中で一番地味に見えるダメージ軽減不可能力も、
最近またプロテクション持ちが収録され始めたため、活躍する場面がありそうです。
攻撃するための制限はそこそこ厳しいですが、3マナ5/5というスペックは強力。
たとえ攻撃出来ない場であっても、出されている相手側にとっては無視できないサイズです。
1マナ域を無駄なく埋められるのも地味に優秀。
5位《僻境生まれの保護者/Wildborn Preserver》
他の瞬速持ちと相性が良く、自身も瞬速持ちで隙が極めて少ない。
能力は1マナから使えるので、小回りも利きつつ余ったマナを無駄なく使いきれます。
佐藤レイ
これぞ令和の《火炎舌のカヴー》です。
クリーチャーを使うデッキの多くがこのカードをキャストされるかビクビクすることになりそうです。
食物が出ていること前提ですが、除去耐性があるのも素晴らしい。ブロッカーとしても強力な1枚です。
今後のスタンダードにおいて《金のガチョウ》《王冠泥棒、オーコ》《意地悪な狼》の食物トリオは間違いなく頻繁にみることになるでしょうね。
能力がつきすぎてわけのわからないクリーチャー。
同じ4マナの緑のクリーチャーということで、その昔『ジャッジメント』というパックで《アーナム・ジン》というカードが再録されるのが話題になったことを思い出してなんだか懐かしくなりました。
ついている能力がいずれも緑のアグロデッキが苦手そうな相手に対して強力なのがいいですね。
伝説ながら4枚投入されて何も不思議でないくらいのスペックのカードだと思います。
マナを払わなくてよいという破格の能力に対し、デメリットが軽すぎる1枚。
何よりもいいのが置いたターンにとりあえず1枚フリーでスペルを唱えられることですね。
それがこのカードの対処のしづらさや強さを支えています。
4枚入れたいカードなのに2枚目以降が基本的に無駄になってしまい、実がなくなってしまうこともありそうですが、
それ以上にアドバンテージを取れる構成にできればきっと強力なデッキが組めるでしょう。
4位《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
3マナのプレインズウォーカーながら出たターンに忠誠値6か5までいく固さ。
それでいて2番目の能力でどんな強力なクリーチャーも3/3に。
膠着してしまえば自軍に3/3を増量し、押し切ることも可能。
文句なしの素晴らしいカードですね。
多色なのとデッキ構築の幅が限られるということを加味して4位に。
5位《悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks》
使いにくさはありますが、能力の幅広さと強さは光るものがあります。
使うのであれば、やはりクリーチャーを生け贄に捧げる能力を上手く使いたいですね。
飛行、速攻を持っているので出たターンに対処されることなく、ドロー能力と合わせて計4点与えることで勝てることも多そうです。
横並べできる黒いアグロには数枚使われることでしょう。
瀧村和幸
1位《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
おびただしく羅列されたメリット能力から誰かが雑に作ったオリカかと疑ってしまう1枚。
低コストでアーティファクトや墓地に関わる能力ゆえ、スタンダードのみならず全てのフォーマットで可能性を秘めている。
健全な男の子だったらヴィンテージで《Black Lotus》を使いまわしてみたいと思うことだろう。
1年、いや、10年は噛み続けることができるガムであることは間違いない。
2位《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
3マナ以下のPWは大体にして使われるという法則がある。
オーコもその例に漏れず非常に強力で使い甲斐のあるカードだ。
《ハイドロイド混成体》や《金のガチョウ》等、スタンダードにおける青緑のカードが強いというのも追い風になっている。
MF名古屋に向けて集めたいカードNO.1に推したい。
このコラムを読んでいる方には是非持っていて欲しいので月並みだがあげておく。
令和の《極楽鳥》と称するとオールドファンは角が立つだろうが、このカードには擦り切れるまでお世話になることは間違いない。
緑系のデッキを複数所持する方はカードを入れ替えるのも面倒だろう。8枚買うことも検討してほしい。
《魔女のかまど》に猫を放り込む
パイができる
猫にパイを与える
猫が復活する
→最初に戻る
5位《マーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeper》
《縫い師への供給者》にお別れを告げたらイメチェンして帰ってきた。
好き。
玉田遼一
1位《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
僕が言うまでも無く、このカードのやばさは皆さんご存知だと思います。
緑青だと除去が弱いので
除去が強い色と組むと良さそう。
モダンで相殺と組み合わせたら強いよ。
デッキの可能性が無限大。
最初、《極楽鳥》と違って序盤は1回しかマナ出す能力が使えないから弱いかなと思ったけど、後半食物トークン出す能力が結構強くて「デッキ全体のマナコストがそんなに高くないけど1マナから3マナに加速したいデッキ」だとかなり強い。
むしろ除去られても食物トークンは場に残るし、2マナで食物トークンを出せるしで《極楽鳥》より強い。
新たな《死儀礼のシャーマン》(強すぎてモダンとレガシーで禁止になったカード)
《ジンジャーブルート》といいこれといい、
今回、低マナ域のアーティファクトで良さそうなカードが多くて《神秘の炉》を入れたデッキが組みたくなる。
このカードはモダンのトロンとか、ネオブランドで使いそう。
《古きものの活性》を禁止にするための布石かな?と思ったカード。
松本友樹
1位《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
歌って踊れる湖の貴婦人。
エクスカリバーを貸してくれるのかと思いきや出てきたのは《エンバレスの宝剣》でした(エンバレスの宝剣は岩に刺さっている選定の剣っぽいのでカリブルヌスとかカリバーンとか言われる奴ですよね。エクスカリバーと同一視もされますが。ちなみにこのエンバレスの宝剣≠カリブルヌスをエムリー≠湖の貴婦人が鍛え直したのがエクスカリバーになります。エルドレインへの回帰に期待。剣からビーム出してほしい)。
多少の条件は必要ですが、1マナ1/2で毎ターン一切マナをかけずアドバンテージをもりもり稼ぐこの能力はMTG史上においても類を見ません。
スタンダードだけでなく、モダン以下あらゆる環境で活躍するのではないでしょうか。
とりあえず《パラドックス装置》と《モックス・アンバー》があったら無限マナだ!
2位《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
硬い!説明不要!マジで硬い!
能力の強力さもさることながら、特筆すべきはその硬さ。
盤面を作る能力・相手の盤面を崩す能力を持っているうえにライフゲインまでこなす奴がこんなに硬くていいはずがありません。
並大抵のアグロ~ミッドレンジデッキはオーコの存在により完封されてしまいます。
《金のガチョウ》《意地悪な狼》の食物ラインナップも早くも定番ですね。
今後もうちょっと食物関連のカードが出たら、十分にモダンでも暴れることができるスペックだと思います。
令和によみがえった《蔵の開放》!
《オパール色の輝き》も内蔵しており、1枚で全部こなしてくれます。
《伏魔殿》のようなカードが今後収録されればお手軽で強力なコンボになりますね。
X=2だとマナ効率はトントンですが、+1アドバンテージ。
X=3以上でとんでもない効率になるので、クリーチャー化を狙わないコンセプトでもすごそうです。
個人的には《幸運のクローバー》と《千年嵐》を戻したいですね・・・
4位《王国まといの巨人/Realm-Cloaked Giant》
リミテッドで使ってみたら強すぎたのでやっぱり構築でもすごいんじゃないか枠。
《むかしむかし》でサーチできる全体除去と考えると中々やりそうなので、とりあえずは《死者の原野》デッキあたりが主戦場でしょうか。
5位《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
TOP5に入れるか悩みましたが、やはりマナアーティファクト25年の歴史を通しても屈指の性能を誇るこのカードをランク外にはできませんでした。
統率者戦において、本当によっぽど特殊なデッキでない限り、《太陽の指輪》《魔力の墓所》と並ぶ定番カードに位置付けられそうなカードです。
日本語版はコレクターズパックからしか出ないらしく、現在非常に希少価値の高いカード。
恐らくは《太陽の指輪》と同じように、今後統率者系のセットで再録されるかと思いますが・・・
相場がいくらに落ち着くのか、中々怖い1枚ですね。
村栄龍司
今回のイチ押し。
能力の割にデメリットが薄すぎる。
特に《願いのフェイ》と相性が良く、出来事から持ってきたカードをそのまま使う事ができます。《不屈の巡礼者、ゴロス》系のランプや赤絡みのミッドレンジ等、多くの可能性を秘めたカードではないでしょうか。
起動型能力を持ったカードと組み合わせて余ったマナを有効活用できれば尚良し。
パッと見から弱いことが書いてない赤期待の新人。
出来事を能動的に使えるのが色と合っていていいですね。
使い方を間違えないカードはミスをしにくくて強い。
令和の《火炎舌のカヴー》。
格闘能力を使えないコントロール相手にも破壊不能が有効でなので、相手問わず活躍してくれそうです。
食物が必要なので《王冠泥棒、オーコ》や《金のガチョウ》と一緒に使いたいですね。
《時を解す者、テフェリー》を許すな。
色対策カードですが青以外にも3マナで使用できるのが〇。
スタンダード以外でも見かけそうです。
出来事も本人も軽く、いつ引いても活躍できる高スペック。
序盤のアタッカーとして、中盤のつなぎとして、いぶし銀の活躍が期待できます。イラスト違いもかっこいい。
騎士シナジーが無くても黒アグロで活躍し続けそうな一枚です。
以上が6名のプロプレイヤーによるレビューだ。最後の方は所属プロではないが、密接な関係のあるレベル持ちなので...一人でも多くの情報があった方が良いでしょうと書いてくれた次第だ。彼らの意見から何か得られるものがあったのなら幸いだ。欲しいカードはなるべく早いうちに揃えてしまうのがベストだ。カードを買うならもちろんお近くのBIG MAGICか、ここBigwebで!
BIGs 朴高志のスタイリッシュ!スタンダード・モダン『エルドレインの力を得た新デッキ』編
デッキリスト探検隊 第5回 ~『エルドレインの王権』導入後のスタンダードデッキ3選!~
【初級編】りゅうじ道場 ~イゼット・フェニックスは新環境で羽ばたけるか!?~
マジック:ザ・ギャザリング『エルドレインの王権』情報
【発売日】2019年10月4日
【プレリリース】2019年9月27~29日
【ドラフト・ウィークエンド】2019年10月5~6日
【公式3文字略号】ELD
【Twitterハッシュタグ】#MTGEldraine
【言語】日本語、英語、簡体字中国語、繁体字中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語