MTG『ラヴニカの献身』Bigweb特設サイト
2019年1月24日 BIGs 朴高志のスタイリッシュ!スタンダード『新環境のMO5-0デッキ』編を公開しました。
2019年1月23日 BIG MAGIC所属プロが選ぶ『ラヴニカの献身』注目カードTOP5!を公開しました。
2019年1月23日 BIGs 斉田逸寛『新環境スタンダードデッキ案』を公開しました。
2019年1月22日 BIGs 簗瀬要 カナメの新スタンダード Check it out! ~『ラヴニカの献身』編~を公開しました。
2019年1月21日 日下部恭平 これ買え特別編『ラヴニカの献身』発売日にはこれを買え!を公開しました。
2019年1月18日 BIGs 河浜貴和 今夜勝ちたい『ラヴニカの献身』プレリリースを公開しました。
2019年1月17日 BIGsが選ぶ!『ラヴニカの献身』注目カードTOP3!を公開しました。
2019年1月7日 岩SHOW マジック:ザ・ギャザリング『ラヴニカの献身』プレビュー《旧き道のニーキャ》を公開しました。
2019年1月4日 MTG『ラヴニカの献身』Bigweb特設ページを公開しました。
岩SHOW マジック:ザ・ギャザリング『ラヴニカの献身』プレビュー《旧き道のニーキャ》
BIGsが選ぶ!『ラヴニカの献身』注目カードTOP3!
『ラヴニカのギルド』はインパクトの大きなセットだった。5つのギルドそれぞれの特徴を活かしたデッキがスタンダードで活躍し、デッキの選択や調整などのやり甲斐のある、充実したスタンダード環境を世界中のプレイヤーが楽しんだ。《実験の狂乱》《パルン、ニヴ=ミゼット》など、神話レアでないカードにもとてつもないパワーを持ったものが多く、レア土地と併せてパックを剥く喜びにも溢れているセットだった。では、2019年の開幕を飾る『ラヴニカの献身』はどうだろうか。『ラヴニカのギルド』で未登場の残り5つのギルドをフィーチャーしたこのセット、収録されるカードに対して競技プレイヤー達はどのような感想を抱いているのか、毎度おなじみBIGsメンバーによるレビューを見てみよう!
画像をクリックすると、各プレイヤーのTOP3のカードについてのコメントをご覧いただけます。
石田龍一郎
1位《どぶ骨/Gutterbones》
現環境で貴重な再利用可能な一マナ域。
《危険因子》と一緒に使いたいです。
2位《グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker》
対コントロール性能が高く、基本スペックも汎用性も高い一枚。
グルールでビートダウンを組むならとりあえず4枚!
3位《魔性/Bedevil》
待望の3マナインスタントの万能除去。
《宝物の地図》を対処できるのも地味に嬉しいです、
加藤健介
1位《吸収/Absorb》
強力なカウンター呪文が『インベイジョン』(2000年10月発売)より再録!
当時学生だった私はこれと《まばゆい天使》が入ったデッキを好んで使っていたこともあり、
個人的にも思い入れの強い1枚です。
相手を妨害しつつライフを回復し、ゲームを後半まで長引かせることのできるこの1枚。
スタンダード最強カードの一角である《ドミナリアの英雄、テフェリー》との相性は抜群です。
次の環境は青白系コントロールがベストデッキになるか!?
2位《グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker》
と、思いきやコントロールに強いカードが多数登場し一転してピンチに?
中でもこの《グルールの呪文砕き》はコントロール殺しともいえる能力を持っています。
単純なスペックも優れているので、メインボードからデッキに入れられそうなのもポイントです。
平成の《ヤヴィマヤの火》こと《野生の律動》と組み合わせてみたいですね。
3位《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》
自身の能力で強化し、更に後続を連れてくることができる自己完結したクリーチャーです。
他のカウンターを載せる能力でも誘発するので《暴君への敵対者、アジャニ》や
「教導」との相性も良く、シングルシンボルというのも相まって様々なデッキに採用されそうです。
使う場合は絶対に4枚デッキに入るカードなので安いうちに揃えておくことをオススメします。
加茂里樹
1位《拘留代理人/Deputy of Detention》
今回のイチオシは《拘留の宝球》を内蔵したクリーチャーです。
今までも《悪鬼の狩人》のような、一時的にクリーチャーを追放するクリーチャーはいましたが、
カバーできる範囲の広さが3段階くらい上がって、別格の強さになっています。
スタンダードでよく見かける《アズカンタの探索》や《ドミナリアの英雄、テフェリー》といった置物まで簡単に対処が出来、
《ベナリア史》や《大集団の行進》を使うトークンを使用するデッキには特に有効なカードなので使われるでしょう。
また《拘留の宝球》と違い、対戦相手の同名カードだけを対処する安心設計になっています。
2位《災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva》
自軍のパワーをあげるロード能力に加えて、
自分のクリーチャーが死亡時した時にダメージを好きなところに飛ばせるという
珍しい上に強力な能力を持っています。
どちらの能力も盤面に影響を与えられるカードなので、
クリーチャー同士のゲームになると戦闘を有利に進められること間違いなしです。
相性の良い低コストのカードがどれくらい赤と黒の色に入ってくるかでスタンダードでの評価は決まりそうですが、3マナのクリーチャーとしての能力はとても優秀なので期待です。
3位《大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter》
3マナで場を作れるPWです。といってもトークンを生み出すだけでは少しパワー不足に感じますが、
オマケで付いてるライフゲインを上手く使えるデッキか、
忠誠度を一気に引き上げるクリーチャーを高速で展開するデッキで活躍が見込めそうです。
《癒し手の鷹》or《軍団の上陸》→《アジャニの群れ仲間》→《大判事、ドビン》
といった具合にクリーチャーとPWの両方で多角的に攻めたら、対処しにくいはずなので多分強いです。きっと、そう。
河浜貴和
1位《プテラマンダー/Pteramander》
《空飛ぶ男》もここまできたかというカード。
現行スタンダードのイゼットドレイクにすんなり入りますし、
モダンのイゼットフェニックスや、レガシーのURデルバーに
採用される可能性すらある大型新人です。
2位《恐怖の劇場/Theater of Horrors》
最近良くある《前哨地の包囲》系のアドバンテージカードですが、
今回のはすごいです。テキストよく見てください。
なんとカードが貯まり続けていくんです!
なんかコストも軽いし、ラクドス暴れちゃう?
3位《生体性軟泥/Biogenic Ooze》
出したターンで3/3が2体、放っておけばどんどん増殖する驚異のウーズくんです。5マナなのにこの能力、さすが神話レア。
リミテで出されたらキレる。新《ヤヴィマヤの火》こと《野生の律動》と組み合わせれば、実質平成のファイヤーズ!
斉田逸寛
1位《災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva》
ラクドスのキーワード能力「絢爛」を達成しやすくするためには《どぶ骨》や《戦墓のグール》など軽量クリーチャーをデッキに入れるのが手っ取り早く、このジュディスはそれらのバックアップに最適なカード。わずか1マナのクリーチャーが、タフネス4まで相打ちが取れるようになるのは圧巻の一言。
伝説ではありますがタフネス2で除去されやすいこと、生き残っている間のリターンが大きいことを加味して最大枚数の4枚採用でもいいと思います。
2位《水底の生術師/Benthic Biomancer》
《オラーズカの暴君、クメーナ》や《マーフォークの霧縛り》を強く使うために1ターン目からクリーチャーを出したかった『青緑マーフォーク』。これまでは《クメーナの語り部》しか良質なカードがなかったので、なかなかトーナメントシーンでの活躍がありませんでしたが、このカードの登場によってデッキがグッと引き締まりました。
《銀エラの達人》や《翡翠光のレインジャー》などで手札の量は減らないことが多いので、質を上げてくれるルーティング能力が強く使えそうです。
3位《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》
2ターン目に出して3ターン目に起動しても良し、5ターン目に出して即起動でも良し。キープ基準になるカードが後半も腐らないのは優秀ですね。ただ、普通に使うだけだとアドバンテージは取れるものの少し重いので、《野生の律動》や《ハダーナの登臨》などと組み合わせてテンポ良く展開できるパターンもデッキに組み込んでおきたいところ。
永井守
1位《騒乱の落とし子/Spawn of Mayhem》
3マナ4/4飛行なのに能力付きすぎ。
黒のアグロデッキであれば確実に使いそう。
2位《グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker》
《残骸の漂着》のアンチカード。
何体で攻撃するか考える手間が省ける。
3位《ドリルビット/Drill Bit》
殴るデッキではほぼ《思考囲い》。
中道大輔
1位《プテラマンダー/Pteramander》
インスタントorソーサリー限定の《墓忍び》といったところですが、使い勝手はかなり良くなっていると思います。
・本体が1マナ1/1飛行と最序盤のクロックとしては悪くなく、軽いので中盤以降も隙を作りにくい
・比較対象の探査とは異なり墓地のカードを追放しないため、複数引いても腐らない(逆に複数引くと強い)
・もし、墓地対策されても最低1/1飛行として使える
・青い(《意思の力》の代替コストにできます)
マナコストを軽減するカードは総じて強い!スタンダードだけでなくモダンやレガシーでも活躍が見込めます。
2位《グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker》
能力盛り過ぎな「暴動」クリーチャー。
3/3速攻でも単純に強く、4/4で《轟音のクラリオン》を耐える安心感。
その上、自分のターンであれば呪禁が付くため、脳筋ビートのガンである《残骸の漂着》も効きません。
あと忘れがちですがトランプルもありますのでブロックは間違えないように。
3位 《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》
別名「戦隊のカニ」。
先代の《戦隊の鷹》と違って起動マナが必要なため簡単にアドバンテージは取れませんが、「順応」後の4/4は無視できないサイズです。例え除去したとしてもサーチした後続のカニが待ち受けています。
緑系ビートダウンの必須クリーチャーとなるかも。対このカードに強い《イクサランの束縛》が再評価されるかもしれません。
野稲和弘
1位《首席議長ヴァニファール/Prime Speaker Vannifar》
《出産の殻》がクリーチャーになって帰ってきた!
愛好家の多かったモダンでの《出産の殻》デッキが復活するのかどうか楽しみです
2位《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》
単体のスペックだけでも3ターン目に4/4で殴れると中々な上に、後続まで連れてこれるすごい《灰色熊》。
スタンダードの緑の2マナ域といえばまずこれから、というくらいに見かけるようになるのではないでしょうか。
3位《プテラマンダー/Pteramander》
イゼットデッキの期待の新人
スタンダードだけでなく墓地に落とす手段が豊富なモダンやレガシーでも試してみたくなるクリーチャーです
藤本岳大
1位《強撃/脅威/Thrash/Threat》
一方的に与える格闘でPWにダメージを与えられるのもcool。
腐りそうなら《脅威》で打てばええやん?
2位《火刃の芸術家/Fireblade Artist》
最後の数点が削れない時って意外にあるんですよね。
新時代の《ラムナプの遺跡》。
いや、さすがにそんなに強くはないけど2マナ2/2速攻は魅力的。
《組み直しの骸骨》と合わせれば飽きるまでは楽しいかもしれない。
3位《回生/会稽/Revival/Revenge》
なにせ軽い。何を釣るかは全く考えてないけど何か釣れたらいいなって思います。
朴高志
1位《槍播き/Spear Spewer》
速攻デッキが待ちわびた1枚!
毎ターン確実に1点当て続ける能力は馬鹿にならず、《恩寵の天使》を始め、これから流行るかも知れないカードに対しての対策としても期待出来ます。
「絢爛」の助けになる、大型クリーチャーで止まらない、後半に引いても腐らない、《残骸の漂着》が関係無い等優れている点が多く、今後の1マナ定番クリーチャーになるでしょう!
2位《グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker》
殆どの除去を恐れず速攻で殴れるのは強過ぎる!
アグロの可能性を大きく上げる1枚です。
3位《災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva》
打点の上がり方が半端ないラクドスのロード的クリーチャー。
ラクドスの3マナは激戦区ですが、その中でも相当な実力者だと思います。
松原一郎
1位《野生の律動/Rhythm of the Wild》
新《ヤヴィマヤの火》。《ラノワールのエルフ》からの1→3→4→5の動きは現代でも通用するのか。
とにかく次環境楽しみなカード1位です。
2位《グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker》
出して殴る・除去されない、は流石に強烈。また「暴動」自体が、受けたい時・攻めたい時の両方で状況に応じてプレイ出来るので、なかなかよいと思います。
3位《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》
2マナのカードで色々できるので、低マナ域のカードとしては十分期待できそうです。
光安祐樹
1位《批判家刺殺/Skewer the Critics》
モダンのバーンデッキが強化されそうな1枚。現在のモダンのバーンは2マナ域の火力が多く入っていて、少しもっさりした印象がありましたが、小回りの効くこのカードは嬉しいですね。
2位《燃えがら蔦/Cindervines》
バーンの置物対策は、わざわざサイドから入れたのに撃つところがなく腐ってしまうのが最悪のパターン。ですが、このカードはとりあえず置いておけてオマケ能力もなかなか強く、流行りのアイアンワークスやストームに効きます。かゆいところに手が届くいいデザインですね。
3位《死に到る霊/Pestilent Spirit》
ラクドスが火力主体の構成になるのであれば、緑系相手のサイドボードとして居場所がありそうです。《両手撃ち》や《宇宙粒子波》が決まると気持ちよさそうです。
三宅恭平
1位《培養ドルイド/Incubation Druid》
1ターン目《ラノワールのエルフ》、2ターン目に《培養ドルイド》、3ターン目に「順応」を起動すると4ターン目には最大8マナも出ます。《終末の祟りの先陣》が走って来ます。「順応」後の3/5というサイズも良いですね。4枚使われるカードなので早めにそろえておきましょう。このカードが強いため、相性の良い《石のような強さ》も使われるかもしれません。
2位《槍播き/Spear Spewer》
この手のカードは過去にもありましたが、1ターン目に出されると予想以上にライフをもっていかれるのでバカにできません。「絢爛」との相性が非常によいためラクドスカラーのデッキでよく見ることになるでしょう。
3位《真理の円/Verity Circle》
《槍播き》、マナクリーチャー、召集などに反応してドローできるエンチャント、5マナでタップはかなり重いですが、1ドローがおまけでついているのは魅力的です。
簗瀬要
1位《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》
1匹放っておくと次から次へと増えていく、「お前本当にエルフ・カニ・戦士か?」と問い詰めたくなるようなクリーチャーですね。《生術師の使い魔》と組み合わせるととんでもないことになります。そんなことしなくても、延々と4/4が湧き出してくるのは単純に強いので、シミック以外のビートダウンでも息切れ防止としてよく使われそうです。
2位《荒野の再生/Wilderness Reclamation》
その昔、《覚醒》というカードがあって、《ミューズの囁き》や《転覆》のようなマナのかかるバイバックスペルと組み合わせるコントロールが流行ったとか。そんな《覚醒》の調整版がこれ。《覚醒》よりアンタップできる回数は少ないですが、それでも通常の2倍のマナを使えるのはとんでもないアドバンテージです。《運命のきずな》の相方としてよく使われるでしょう。
3位《立ちふさがる霊/Forbidding Spirit》
地味なカードですが、結構面白いと思っているカードです。相手の《ベナリア史》の第3章に
合わせたり、「暴動」の速攻で攻めたいグルールに対して出したりすると効果的。3マナ3/3と白にしては十分なサイズなので、アゾリウスやオルゾフのような序盤少し押しが弱いミッドレンジが使うのに適しているかもしれません。
吉森奨
1位《雷電支配/Electrodominance》
インスタントで刷られてしまったことを疑問に思う一枚。除去やフィニッシャーになりつつ盤面を作れる可能性もあり、隙が少ないと思います。
X点火力は大味だけど好きな類のカードなので、色々なデッキで試してみたいですね。
2位《グルールの呪文砕き/Gruul Spellbreaker》
赤推しの印象が強いこのセットの中でもとりわけコントロールキラーの印象が強い1枚。自ターンならプレイヤーにも呪禁がつくので自身への除去に加え《残骸の漂着》まで避けられる安心仕様。
アグロ環境でも十分なサイズ感があり多くのデッキに採用されると思います。
3位《回生/会稽/Revival/Revenge》
《会稽》は大味な効果ですが《ソリンの復讐》を思い起させる急角度からのワンショットキルも狙え、デッキは選びますが非常に強いと思います。《回生》も「死後」と相性が良いので、コントロールよりはアグロデッキで地味に使えそうな気がします。
最後にBIGsじゃないけど...プロツアー『ラヴニカの献身』に参戦することでゴールドレベルに到達するこの男で〆!
村栄龍司
1位《リックス・マーディの歓楽者/Rix Maadi Reveler》
今回のイチ押し。いつ引いても無駄になりませんが、手札を使い切るアグロデッキで是非使いたいクリーチャーです。
墓地に落としてもいいカードと組み合わせて使うとより良さそうですが、パッと思いつくのが《どぶ骨》と《弧光のフェニックス》くらい。うーん・・・
2位《恐怖の劇場/Theater of Horrors》
3マナなうえにカードを貯めておけるのはお化け。強すぎ。
これを使ったラクドスアグロを組んではまちさんと野稲くんにRPTQを抜けてもらおうと思っているのですが、《実験の狂乱》とどっちが強いかな。
1位に挙げた《リックス・マーディの歓楽者》もそうですが、「絢爛」の達成にストレスがないデッキであれば活躍してくれると思います。
3位《プテラマンダー/Pteramander》
シミックに見せかけたイゼットのカード。ジェネリック《墓忍び》。
既存のデッキで言えばイゼットドレイクや青単アグロにすっと入りそうなカードですね。
とにかく軽いので、スペルを多く使うデッキであればフォーマット問わず多くのデッキで活躍できそうなクリーチャーです。僕はスタンダードのイゼットデッキが大好きなのでとりあえず入れて遊びます。
1位にこそ指名されていないものの、《グルールの呪文砕き》が大人気。このカードもそうだが、改めて見ると現実的なコストを持ったカードが多いセットだということがよくわかる。堅実に仕事を果たしそうなカード達の参入が、環境をどう変えるのか?後日公開予定の所属プロ達によるレビューも併せてチェックして、発売前の予習を済ませておこう!
BIGs 河浜貴和 今夜勝ちたい『ラヴニカの献身』プレリリース
日下部恭平 これ買え特別編『ラヴニカの献身』発売日にはこれを買え!
BIGs 簗瀬要 カナメの新スタンダード Check it out! ~『ラヴニカの献身』編~
BIG MAGIC所属プロが選ぶ『ラヴニカの献身』注目カードTOP5!
いよいよ発売となる『ラヴニカの献身』。プレリやオンライン上で既に一足早くカードに触れているプレイヤーがほとんどだと思うが、どのカードをどう使うか?どんなデッキを組むか?スタンダードの新シーズンの方針は定まっただろうか。今回はBIG MAGIC所属のプロプレイヤー達が、それぞれに注目するカードについて解説する。プロ達の考察があなたのヒントになれば幸いだ。それじゃ早速、いってみよう!!
画像をクリックすると、各プレイヤーのTOP5カードについてのコメントをご覧いただけます。
井上徹
対コントロール、対コンボで有効なエンチャント。
こういった対策系エンチャントで2枚目以降が無駄にならないのがとても偉い。
4位《大判事、ドビン/Dovin, Grand Arbiter》
クリーチャーデッキで使えば忠誠度があっという間に奥義まで溜まりますが、そうでなくても単にマイナス能力を起動し、トークンを生成し続けるだけでも充分強力です。
地味にライフゲインが付いてるのも嬉しい。>
ライフゲイン能力と合わせれば、このカード1枚でほぼ2ターン分の時間が稼げます。粘りに粘るコントロールデッキの終盤を支える重要なカードになりそうです。
こちらは逆に僕のようなコントロール好きにとっては脅威となる1枚。
次期スタンダードで打ち消しを使うコントロールを組む時は、常にこれを意識しておく必要があります。
《ラノワールのエルフ》から2ターン目に置くのだけは勘弁して欲しい...
アンチコントロールに強いカードがあれば、こちらはコントロール好きにとって待望のカードが再録!
歴代カウンター呪文の中でも間違いなく上位の強さ。3点のライフの重さを実感させられるカードです。
佐藤レイ
どちらの能力もグルールカラーのデッキを構築する際にとても合った強力なカードに見える。
飛行にダメージを与えられる《争闘》では、特に《黎明をもたらす者ライラ》を除去できるのが素晴らしい。
トランプルを与えられる《壮大》も、例えば《引き裂くシャーマン》やサイズの大きいクリーチャーなどと相性が良いので強力だ。
4位《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》
序盤から終盤まで活躍の期待できる緑のクリーチャー。今後緑のアグロ、ミッドレンジのデッキで広く採用されていく強力なカードだろう。
土地すらプレイでき、かつ次のターン終了時まで良いというのは破格だ。
絢爛で撃ったときの強力さは目を見張るものがあり、土地の枚数自体もこのカードのおかげで減らすことができたり、強力なだけでなくデッキ構造までも変える可能性を持ったカード。
2位《名演撃、ラクドス/Rakdos, the Showstopper》
今回のセットのカードの一部はかなりMTGアリーナのことを意識してデザインされているように感じる。
このカードもその1枚で、まさにe-sports!といった能力だが、カード自体のポテンシャルはかなり高い。
例えば《殺戮の暴君》の返しにこのカードをプレイしたときのことを想像してみてほしい。
他にも《豊潤の声、シャライ》と《黎明をもたらす者ライラ》のいる場、《潜水》を構えているだろう《パルン、ニヴ=ミゼット》のいる場、ウィニーがクリーチャーを4,5体並べている場、いろいろな理由で不利なもう2,3割しか勝てないであろう状況を、ときに5割にまで戻してくれるフィニッシャー。
スタッツも悪くなく、タッチもしやすいので赤黒を使ったコントロールなら十分使用される可能性のあるカードだと思う。
主にモダンで新しいデッキの出現を予感させるカード。
《祖先の幻視》や《死せる生》などのマナコストのない待機呪文を手札から直接プレイするのにうってつけだろう。
既にある《予言により》と違い、単体でもカードとしての性能を持っていること、そしてインスタントなのは本当に大きい。
スタンダードでもコントロールデッキが中盤に5、6マナでプレイしたり、終盤に全力でプレイすることもあり得るかもしれない。
玉田遼一
5位《聖堂の鐘憑き/Basilica Bell-Haunt》
マナコストと手札を捨てさせる効果から《破滅の龍、ニコル・ボーラス》と似ているが、ニコル・ボーラスの重すぎて意味の無い反転能力なんかより3点ライフ回復の分だけこっちの方が強い。
マナ効率が良いし、クリーチャーやソーサリーを相手ターンにも唱えれる!
相手ターンにクリーチャーやソーサリーを唱えられるのは、大体ヤバいことになるよ。
下の環境でも《祖先の幻視》や《均衡の復元》なんかと一緒に。
3位《荒野の再生/Wilderness Reclamation》
相手に何もさせないのでターボフォグは嫌がられる傾向にあるけど
嫌われるの覚悟で使っちゃうくらいデッキ強そう。
《前哨地の包囲》や《ヴァンスの爆破砲》のように、この効果だと4マナのはずが何故かこのカードは3マナ。
赤黒バーンのようなデッキならデメリットは無いも同然。
どう考えても強い、次のプロツアーはこのカードを使ったデッキで貰った!と思ったが
もっと強いカードがありました。
1位
《門の巨像/Gate Colossus》
《調和の公有地/Plaza of Harmony》
《ギルド会談/Guild Summit》(ギルド会談は『ラヴニカのギルド』のカードです)
強すぎて震えた。次のプロツアーのデッキはこれ。
いつもプロツアーのデッキはなかなか決まらないことが多いけど
今回は発売前にデッキが決まったので良かった。
松本友樹
唐突ですがここで統率者戦枠です。
《意外な授かりもの》・《Wheel of Fortune》・《Time Twister》等々、統率者戦に多く存在する全員でたくさんカードを引くカードと組み合わるととんでもないことになるカード。
マナファクトから適当に3ターン目に出しても、次のターンには7マナに(ほぼ)到達するのも凄いですね。
ここまで尋常でないマナ加速カードは過去にも類を見ないレベルです。
あえて言えば平成の《チャネル》。
いやいや、チャネルこそが《昭和の息詰まる徴税》と呼ぶべきかもしれません。
白が入っていれば(例え青も赤も入っていなくても)とりあえずデッキに入れておこうってレベルの化物カードです。
シミック連合が誇るマナがたくさん出れば強いカオスな生物シリーズ。
このカードも適当に使っても強そうですね。
ショックで死んでしまうのはあまりにも悲しいですが、ソーサリー除去なら3/3を残してくれます。
1ターン生き残れば4/4、4/4、3/3・・・こう考えると凄いスペックですね。
あと《首席議長ヴァニファール》から持ってきたいですね。
CIPでウーズを生むのが噛み合っているだけでなく、《首席議長ヴァニファール》もウーズなので密かに強化されます。
スゥルタイヴァニファールなのかティムールスゥルタイヴァニファールなのか4色ヴァニファールなのかはわかりませんが、そういった感じのデッキで活躍させたいカードですね!
3位《成長室の守護者/Growth-Chamber Guardian》
増えるカニ!
とりあえず《培養ドルイド》と合わせてエルフボウルでの採用はほぼ内定しています。
あんまり適当に使って強い!という感覚では無いのですが、《ラノワールのエルフ》が入ってたらやっぱり適当に強いかもしれませんね。
シミックには《ハイドロイド混成体》のようにマナさえあれば最強!みたいなカードが多いので、マナがたくさん出るデッキでカオスな生物達が活躍してくれそうです。
THE・雑に強い神話レア枠。
白で5マナ立っていたら何を警戒しますか?
《残骸の漂着》?それとも《恩寵の天使》?
《残骸の漂着》をケアして1~2体でアタックしたら恩寵の天使でブロック。
《恩寵の天使》をケアして全部アタックしたら《残骸の漂着》で壊滅。
そんな不自由な二択を叩きつけることのできる、カードプールに存在しているだけで強いカード。
それに本体のスペックが高すぎるので、2~3体持っていればそれだけでゲームに勝っちゃいますね。
1位《災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva》
ラクドスのカードなのでラクドスミッドレンジにいれよう!
・・・というのも悪くはありませんが、ジュディスで特筆すべきは《陰惨な生類》との相性の良さ!
墓地を肥やすカード以上の役割が無かった《縫い師への供給者》はタフネス4以上のクリーチャーでなければ受け止められないアタッカーに大変身!
《忘れられた神々の僧侶》ならカードを1枚引いて2点ダメージを与えてエディクトで黒黒で・・・
コンボで強いだけでなく、そもそもがただつよな1枚。
1番の注目カードです。
以上、所属プロから井上・佐藤・玉田・松本の4選手のレビューをお届けした。
注目しているカードがそれぞれに大きく異なり、選手たちの個性が強く出ていると思う。
BIG MAGIC所属プロがプロツアーを含むこの『ラヴニカの献身』環境でどのようなデッキを使い活躍するのか、応援しながら注目してほしい。
この発売週末が皆にとって楽しい時間にならんことを!
BIGs 朴高志のスタイリッシュ!スタンダード『新環境のMO5-0デッキ』編
マジック:ザ・ギャザリング『ラヴニカの献身』情報
【発売日】2019年1月25日
【マジック初心者体験会】2019年01月12~13日
【プレリリース】2019年01月19~20日
【ドラフト・ウィークエンド】2019年01月26~27日
【カード種類数】259種類
【公式3文字略号】RNA
【Twitterハッシュタグ】#MTGRNA
【言語】日本語、英語、簡体字中国語、繁体字中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語