ハナの保護管理/Hanna's Custody

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ハナの保護管理/Hanna's Custody

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体調管理。競技を戦うものにとって、ジャンルを問わず最も大事で、基礎的なことである。どれだけ鍛えても、腕をあげても、そのパフォーマンスを発揮できなくては意味がない。プロは、勝負のその日に最高の状態に仕上げてくる。...まあ、スポーツなんかでも怪我していたり高熱が出ている状態で試合する選手は相当多いけどね。そういう時にこそ伝説的なシーンが生まれたりするものだからわからんもんだなぁとは思うが、基本は最高の体調であるに越したことはない。マジックでも、プロツアー決勝に残ったプレイヤーにはホテルでグッスリ寝てもらって、そのプレイヤーの友人らが決勝トーナメントで勝てる戦略・サイドボーディングをみっちり練り上げるということをやるそうだ。やはり、管理は何にも勝る。GP名古屋へ来るプレイヤーも、それだけはきっちり行って当日のゲームを楽しんでもらえればと思う。

マジックにも管理に関するカードはいっぱいある、管理人という職業についているクリーチャーがメインだが...今回紹介するのは《ハナの保護管理》というエンチャント。なんとも優しく守ってくれそうな有り難いカード名であり、事実しっかりと護ってくれるカードである。すべてのアーティファクトに被覆を与える、というアーティファクト保護カードである。これを張っている限り、《粉砕》も《クローサの掌握》も《突然の衰微》もアーティファクトを撃ち抜くことは出来ない。まずはこのエンチャントに触れてから、改めてアーティファクトを破壊しなさいという二段階のアクションを強いる、事実上避雷針的なカードだ。エンチャントに触ることが基本的にできない赤や黒からすれば、厄介なことこの上ないカードになることもあるだろう。ただ、除去体制を与えられるといってもあくまで被覆なだけであり、《粉砕の嵐》など吹き荒れた場合にはこのエンチャントのみが悲しく戦場に残ることになる。統率者戦などアーティファクト破壊がメインから蔓延る環境で、それらを護りコンボを決めて勝つ場合などはお守りにどうぞ。忘れてはならないのは、この時代のカードにありがちなすべてのカードに能力を与える点。相手のアーティファクトに触れることも出来なくなってしまった、なんてことも頻発しそうではある。《マイコシンスの格子》が出てしまうと、なかなかに訳の分からない状況になる。

ハナはウェザーライト号の航海士であり、アーティファイサーであった人物。アーティファイサーというのは直訳すれば機関士だが、アーティファクト使いと考えておけば間違いないだろう。彼女の使命は、ウルザの遺したレガシーと呼ばれるアーティファクトを集め護ること。フレイバーテキストにも、レガシーにかける彼女の熱意を見ることが出来るぞ。

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